桜神宮
桜新町のパワースポット「桜神宮」
世田谷区の新町にあるパワースポット、桜神宮に行って参りました。読み方は「さくらじんぐう」です。世田谷のお伊勢さんとも呼ばれている神社で、最寄駅は田園都市線の桜新町駅になります。
11月の上旬、嫁を伴い久しぶりに街なかの神社巡りに出掛けました。
最近出掛けた神社は、箱根とか青梅とか少し遠出で山の中が多かったので、都内で街なかの神社巡りをがっつりとするのは、けっこう久しぶりなんです。
今回の行き先は、桜新町。
僕はこれまで桜新町という場所には一度も行ったことがありません。その名前だけはなんとなく聞いたことはありますが、どの辺にあるのかすらちゃんとわかっていませんでした。
そもそも何故に桜新町に行くことになったかと言いますと、こちらの記事で紹介する「桜神宮」が理由でございます。
うちの嫁がどこからか、「桜神宮の御朱印が素敵だ」という情報を仕入れてきまして、画像検索などで探してみますと、桜の花びらが散りばめられた、確かに綺麗な御朱印が出てくるんです。
さらには、桜新町って「サザエさんの街」としても知られているようです。
僕は初めて知ったのですが、どうやらサザエさんの作者である長谷川町子さんが、桜新町に住んでいたそうなんです。で、長谷川町子美術館なるものもあり、サザエさん通りというのもあると。さらには駅前にサザエさん一家の銅像もあって、サザエさんの街として親しまれているそうです。
僕は特にサザエさんの大ファンとか、特別な思い入れがあるわけではありません。
しかしながら、毎週日曜には欠かさずサザエさんを見ていた時機もありますし、今でもたまに見ることもあります。ジャンケンもしちゃいますし。笑
ですので、サザエさんの街にもじゃっかん興味が湧いてきます。笑
僕は以前、調布に神社巡りに行った際に、ゲゲゲの鬼太郎のモニュメントなどがある商店街を歩きました。
調布は水木しげるさんが住んでいたこともあり、鬼太郎の街としても知られているみたいなんです。鬼太郎の色々がある商店街を歩くのは楽しかった覚えがあります。
おそらく桜新町は、そのサザエさんバージョンではないかと思われ、ちょっと行ってみようかと。
そんなわけで、桜神宮に参拝しつつ「サザエさんの街」を見に行っててみようと、出掛けてみる運びとなりました。
また、桜神宮以外にもいくつか周辺に神社があるのを確認しましたので、それらも回ってみようと。
この日は天気予報が曇りでしたので、前日までは出掛けるかどうか迷っていたんです。どうせなら晴れた日の散策を楽しみたかったので。
しかし、朝目覚めますと綺麗な青空が広がっていましたので、お出掛けを決行します。
電車を乗り継ぎ、田園都市線にて桜新町に到着します。
最初の目的地は桜神宮です。
ご由緒
ご祭神は、19柱の神様になります。全ご祭神を以下に挙げさせて頂きます。
天御中主神(あめのみなかぬしのかみ)、高皇産霊神(たかみむすびのかみ)、神皇産霊神(かみむすびのかみ)、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、伊弉冉尊(いざなみのみこと)、天照大御神(あまてらすおおみかみ)、豊受大神(とようけのおおかみ)、倭姫大神(やまとひめのおおかみ)、国常立尊(くにとこたちのみこと)、大国主命(おおくにぬしのみこと)、少彦名命(すくなひこなのみこと)、鐃速日命(にぎはやひのみこと)、底筒男命(そこづつおのみこと)、中筒男命(なかづつおのみこと)、表筒男命(うわづつおのみこと)、伊久魂大神(いくたまのおおかみ)、水天宮大神(すいてんぐうのおおかみ)、正一位稲荷大神(せいいちいいなりのおおかみ)、菅原大神(すがわらのおおかみ)、以上19柱の神様になります。
創建は明治時代です。伊勢神宮の禰宜であった芳村正秉という人物が、当時の明治政府が出した「神社の神官は人を教え導いてはならない」という方針に危機感を抱き、人々に対して古式神道を布教するため、「神習いの教」という一派を立てたものが元になっています。
社殿は明治16年に神田の地に創建されました。病気治しや火伏せにご利益があるとされ、多くの参拝者が訪れたそうです。
大正8年には、社殿を西の方角に移転せよとのご神託により、現在の世田谷の地に遷座しています。
炭火のうえを素足で渡る「火渡り」や、釜の中に米を入れて炊く「釜鳴り」の神事でも知られています。
世田谷のお伊勢さんとしても親しまれ、古式神道の神社として信仰されています。
境内案内
桜神宮は、桜新町駅の北口からが近いのですが、トイレに寄りたかったので反対側の西口から地上に出ます。そちらにしかトイレがなかったので…笑。そして西口を出ますと、いきなり磯野家とご対面です。
そのすぐお隣にはサザエさん一家。
そして北口の出口にもカツオとワカメがいました。
サザエさんたちのいる通りをそのまま東に歩いて行きますと、すぐに左手に鳥居が現れます。こちらが桜神宮の入口です。
鳥居の右手にはご由緒。
一礼して鳥居をくぐります。
鳥居のすぐ先に境内案内がありましたので、目を通します。境内はそんなに広くないようです。
参道を進みます。右手、燈籠の後ろには絵になる一本の松が見えます。
参道の左には幼稚園です。子供たちが組体操の練習をしていて賑やかでした。
右手に手水舎です。
お清めをします。脇には綺麗に咲いた菊の鉢がいくつも置かれていました。
参道に戻ります。燈籠が木の燈籠で立派でしたので、撮影。こちらが左の燈籠です。
こちらが右の燈籠です。後ろの松も綺麗です。
その先、松の後ろには授与所です。御朱印や御守りなどは、社殿左の社務所にて行っているとの案内が書かれていました。
正面に見える拝殿へと進みます。
左手に社務所がありました。手前には菊が並んでいます。
反対側、右手にも菊です。
拝殿の前には左右に対になった桜の木。11月でしたので桜はもちろん咲いていません。満開の時期に来てみたくなりますね。
左の桜には、何やらピンクのリボンのようなものがたくさん結ばれています。
よく見ると「えんむすびの木」と書かれていました。良縁を祈願して、こちらの桜にリボンを結ぶみたいです。
こちらは右の桜です。
社殿は木の茶色を基調とした建物で、静かで落ち着いた雰囲気です。
拝殿へ歩を進めますと、素晴らしい彫刻が目に飛び込んできます。手前には鳳凰、その奥と左右には龍、下には馬の姿も見えます。
こちらが中央の龍と馬です。拝殿に馬の彫刻というのは珍しい気がします。馬のお隣は神様でしょうか。
左右の龍も迫力がありました。
桜神宮は、参拝の作法が「二拝四拍手一拝」のようです。うっかりいつも通り二拍手でお参りしてから、この案内に気付きました。笑
改めて、二拝四拍手一拝にて参拝します。
拝殿を振り返るとこんな景色です。
境内を散策してみます。こちらは社殿を右斜め前から。
拝殿の右手が広くなっていまして、よく見ると奥に小さな祠が見えたので、行ってみます。
こちらにはどんな神様が祀られているのかわからなかったのですが、参拝します。
祠の前からは、桜神宮の本殿も少し見えました。
拝殿前まで戻り、社務所にて御朱印を頂き、桜神宮を後にしました。
参拝を終えて
青空の中、気持ち良い参拝をさせて頂きました。
お目当てだった桜の御朱印も頂くことができましたし、駅から出てすぐに、サザエさん一家の銅像と出会うこともできました。
サザエさんの銅像は、サザエさん通りという商店街に方にあるものだと勝手に思っていたのですが、駅から地上に出るといきなりあります。
嫁と交代で、磯野家やフグ田家とばっちり記念撮影もさせて頂きました。笑
サザエさんたちの銅像から桜神宮までは徒歩ですぐです。2~3分だったかと思います。
境内のお隣には幼稚園がありまして、ちょうど外で組体操をやっていまして、その様子がよく見えました。ちっちゃい子供たちが頑張って組体操をしている姿は可愛いですね。笑
そんな園児たちを横目に見つつ、境内をのんびりと散策させて頂きました。
桜神宮という名前なだけに、拝殿の前には立派な桜の木が対になって立っています。僕たちが訪れたのは11月ですので、桜の季節にはまだまだ遠いですけれど。笑
拝殿前の桜は河津桜とのことでして、2月の中旬から3月にかけて満開になるみたいです。
画像検索で満開の様子をググってみますと、桜の奥に拝殿が見える景色がとっても綺麗です。桜の時期にも訪れてみたくなります。
また、左手の桜は「えんむすびの木」と呼ばれていて、願いが込められたピンクのリボンがたくさん結ばれていました。桜の花は見れませんでしたが、リボンの花が見れました。笑
桜以外にも、大きなイチョウや松もありましたし、鉢植えの菊がいくつも並んでいた景色も記憶に残っています。
あとは、参道にあった燈籠が木の燈籠でして、なんだかあったかい感じがしました。
拝殿は木の茶色を基調とした建物で、落ち着いた雰囲気があります。そして、拝殿の彫刻がひときわ目を惹きます。
中央と左右には見事な鳳凰や龍が彫られているのですが、そんな中でも一番目に留まったのが、馬の彫刻です。馬の横には人、もしくは神様も彫られてます。この位置に馬の彫刻というのは、かなり珍しいのではないかと思われます。
素敵な彫刻に見惚れつつ参拝をさせて頂いたのですが、僕も嫁もうっかり者でして、参拝を終えてから気付きました。こちらでの参拝の作法は「二拝四拍手一拝」だということに…。
おもいっきりそう書かれていたのですが、僕も嫁もそれが目に入らずに、普通に二拝二拍手一拝で参拝してしまいました。で、終えてから気付くという失態を…笑。
作法を誤ってしまった非礼をお詫びして、改めて二拝四拍手一拝にて参拝させて頂きました。
二拝四拍手一拝というのは、出雲大社や宇佐神宮と同じだそうです。
いつもと違う作法ですと、やっぱりちょっとぎこちなくなってしまう気がします。笑
作法が違っても動じない心を育もうと思います。
桜神宮への参拝を終え、続いては近くにある「久富稲荷神社」へと向かいます。
御朱印
こちらが桜神宮の御朱印です。
こちらは通常時の御朱印で、境内の河津桜の咲く季節には、中央に桜の花びらの印が捺された限定御朱印を頂くことができます。
御朱印の受付時間
御朱印と御守りを頂ける時間は、9時から17時までです。
(※お時間やご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)
アクセス
住所は東京都世田谷区新町3-21-3です。
電車
東急田園都市線 「桜新町駅」から徒歩2~3分。
北口から出て大通りをそのまま真っ直ぐ進むと、左側にあります。
駐車場
境内の脇にコインパーキングがあります。その他、駅の周辺にはいくつかコインパーキングがあります。
桜神宮の公式HPはこちらです。
http://www.sakura.jingu.net/
周辺のパワースポット
世田谷区の神社一覧