大宮八幡宮
西永福のパワースポット「大宮八幡宮」
杉並区の大宮にあるパワースポット、大宮八幡宮に行って参りました。読み方は「おおみやはちまんぐう」です。
埼玉の大宮にあるわけではなく、杉並区の大宮と言う場所にある神社です。最寄駅は井の頭線の「西永福駅」です。西永福駅からですと、徒歩7~8分で行くことができます。
東京のほぼ中央に位置するとされ、「東京のへそ」とも呼ばれている神社です。
僕はこの大宮八幡宮には以前にも一度訪れたことがあり、今回が二度目の参拝になります。
杉並区には、和田堀公園と言う大きな公園がありまして、僕は一年程前に友人たちとその公園に遊びに来ていました。その際に、公園に隣接して大きな神社があるのを発見したんです。友人の一人が近所に住んでいて、「大宮八幡宮」と言う神社だと教えてくれました。彼は毎年初詣にも訪れているとのこと。
その日は参拝には向かわなかったものの、後日改めて嫁を伴い、2月の寒空の中、参拝しました。
それが大宮八幡宮への初めての参拝です。
参拝後に色々と調べますと、大宮八幡宮には「小さいおじさん」が現れると言う都市伝説もあるとか。笑
そんなことも一切知らずに参拝してしまったので、都市伝説が大好きな僕としては、いつかまた行きたいとずっと思っておりました。笑
もちろん小さいおじさんだけが目的ではなく、神社自体も大きくて素敵な神社でしたので。笑
そして、僕がこの神社と御朱印ブログを始めたのが今年の夏でして、大宮八幡宮の御朱印は頂いてはいたものの、当時は写真撮影などしていなかったんです。このようなブログをやるとは思ってもいなかったので。
ですのでそれも含め、再び訪れたいな~と思っていたんです。
そして今年の10月、ようやく諸々のタイミングが合いましたので、念願の大宮八幡宮に再度行ってみることに。
せっかくなので周辺の神社巡りもしてみようと思い、事前に下調べをしていくつかの神社をピックアップ。まずは「永福町駅」で下車し、「永福稲荷神社」と「和泉熊野神社」に参拝し、その後に大宮八幡宮に向かうと言うルートを設定しました。
順調に神社巡りをスタートさせ、二ヶ所目の和泉熊野神社の境内を撮影しながら散策していると…
なんと突然、デジカメの充電が切れてしまったんです…。
よくよく考えてみますと、前日にも一切充電していませんでしたし、切れても当然ではあったのですが…全くそんなことは考えずに出掛けて来てしまいました。
これでは、大宮八幡宮の写真を撮りに行く、と言う当初の目的を達成できません。
泣く泣くその日は大宮八幡宮への参拝は諦めることに。
嫁からは冷ややかな視線。
そんな悔しい思い出から約2か月後の12月。
またしても諸々のタイミングが噛み合い、大宮八幡宮へと出掛けられるチャンスが到来!
今回はデジカメの充電もばっちり満タン。
天気も快晴。
前回は先に他の神社を回り、結果的に失敗してしまいましたので、今回は真っ直ぐに大宮八幡宮に向かうことに。
井の頭線に乗り、西永福駅で下車。
そこから歩くこと5分ちょっと。
見覚えのある大きな鳥居の前に到着しました。
ご由緒
社号が「八幡宮」ですので、武運の神である八幡神をご祭神とする八幡系の神社になります。総本社は大分県の宇佐市にある宇佐神宮です。
ご祭神は応神天皇(おうじんてんのう)、仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)、神功皇后(じんぐうこうごう)です。応神天皇は八幡神と同一とされています。仲哀天皇は応神天皇の父、神功皇后は応神天皇の母です。この三神は合わせて八幡三神と言われています。
創建は平安時代です。奥州の乱を鎮めるため、勅命を受けた源頼義の軍がこの地にさしかかった時、空には八条の白雲がたなびき、それはまるで源氏の旗がひるがえるようでした。それを見た頼義は「これは八幡大神の御守護のしるしである」と喜び、乱を鎮めた暁には、必ずこの地に神社を構えることを誓い、出陣したと伝えられています。その後奥州を平定し凱旋した頼義は、京都の石清水八幡宮より御分霊を賜り、誓い通りこの地に神社を創建したとされています。
親子三神が祀られていることから、縁結び、安産、子育てのご利益があるとして、古来より信仰が厚い神社です。
武蔵国三大宮の一つに数えられ、「多摩の大宮」とも呼ばれています。
現在の「大宮八幡宮」と言う社名は、昭和56年に「大宮八幡神社」より改められたものです。
また、この辺り一帯は、神社の創建以前にも、東京都内で初めて方形周溝墓が発掘された地でもあり、古来より聖なる地とされていたと考えられています。現在でも東京の重心の地と言う意味だったり、東京の中心に位置することから「東京のへそ」と呼ばれ、神秘的な場所として崇められています。
また、都市伝説にはなりますが、「小さいおじさん」と呼ばれる妖精が現れる地として、メディアなどでも取り上げられています。
境内案内
西永福駅から歩くこと5分ちょっと。方南通りと言う比較的大きな通り沿いに、大宮八幡宮の鳥居が姿を現します。
一礼して鳥居をくぐります。鳥居の赤が青空に映えています。
参道を進みます。この日は日曜日だったこともあり、参拝の車がたくさん停まっていました。
左手には大宮八幡宮の結婚式場である「清涼殿」です。
清涼殿の手前には「幸福撫でがえる」と言う、蛙の形をした大きな石がありました。この石を撫でると幸せになるとのこと。思う存分撫でました。笑
撫でがえるの周囲にも小さい蛙さんがたくさんいました。この小さい蛙さん達も全て撫でて回りました。笑
参道に戻ります。快晴で気持ち良いです。
少し進んだ先に、保護されたクスノキがありました。その下には「樹勢回復中」と書かれていました。
参道を進んだ正面に手水舎です。右手にも大きな参道が続いていまして、どうやら拝殿に向かう正面の入口は、右手からの参道だったようです。拝殿に向かい左側、「南参道」から僕たちは入ってきたことに。
手水舎でお清めをします。柄杓が竹の柄杓で素敵でした。
手水舎を左に向きますと、門がありその先が拝殿です。
一礼して門をくぐります。
門の扉には立派な菊の紋章がありました。
門の先はとても開けています。広いですね。この日は日曜日で、七五三の時期とも重なっていたため、境内には多くの家族連れの姿が。
門をくぐってすぐ左手に「女銀杏」です。
反対側、右手には「男銀杏」です。この「夫婦(めおと)銀杏」は夫婦和合のシンボルとのこと。
男銀杏の方が大きいです。見上げるとなかなか凄いです。既に葉はほとんど落ちてしまっていますが、葉が生い茂っている季節にもまた来て見てみたいですね。
拝殿に向かいます。とても大きくて立派な拝殿です。
境内はとても広いですね。参道の右手は森のようになっていました。
拝殿の中ではちょうどご祈願が行われていて、近付くと声が聞こえてきます。
こちら、拝殿前の左にいた狛犬さんです。
こちらは右の狛犬さん。どちらも凛々しい狛犬さんです。
無になって参拝。
参拝を終え境内を散策してみます。拝殿を背にして参道を見るとこんな景色です。
拝殿に向かい左手の方から散策してみることに。まず「菩提樹」と書かれた大きく広がる木が目に入ります。
菩提樹の前を通り、奥へと続く道へ。
その先には神輿庫があり、手前には二本の松です。大宮八幡宮は源頼義により創建されましたが、その子である義家が、境内に一千本の若松の苗を植えたと言われています。残念ながらその松は現存しないようですが、写真の松は二代目の松とのこと。
松を見上げますと、吸い込まれそうな景色に癒されます。
その先に「若宮八幡神社」と「大宮稲荷神社」が合祀されてます。こちらが左にある「若宮八幡神社」です。
まずは若宮八幡神社にお参り。左右の狛犬さんが可愛かったので、載せてみます。
参拝します。こちらには「若宮八幡神社」、「白幡宮」、「御嶽榛名神社」が合祀されているのとのこと。若宮八幡神社は、八幡大神の荒御魂をお祀りしているとも言われています。白幡宮は、大宮八幡宮を創建した源頼義公と、その子の義家公をお祀りしている神社です。
そして右お隣にある「大宮稲荷神社」へ。この辺りが「小さいおじさん」の目撃証言が多いところみたいです。笑
小さいおじさんがいないか、ドキドキしながら鳥居をくぐりました。笑
大宮稲荷にも参拝。こちらには「三宝荒神社」も合祀されています。
小さいおじさんを探しましたが見当たらず…笑。大宮稲荷の前には大きな木があります。
この木は「共生の木」と呼ばれ、かやの木に犬桜が寄生していると言う御神木です。
二つの末社へのお参りを終え、さらに奥へと道が続いていましたので行ってみると…行き止まりでした。笑
行き止まりでしたので引き返すことに。こちらは引き返す際のアングルです。拝殿の左奥から拝殿側を見た景色になります。
存在感のある木が多く、ついつい写真に収めてしまいます…。
拝殿前に戻ります。こちらは拝殿を左前からのアングルで。
拝殿の右手の方に回ってみます。そこから振り返ると、男銀杏と女銀杏が青空に映えていました。
拝殿の右には「祓所」と書かれたスペース。木が囲われていますね。
拝殿の右奥も大きな木が何本も茂っていました。奥には末社が見えます。
こちらは合祀されている「大宮天満宮」です。
大宮天満宮にも参拝。
天満宮のお隣には宝物殿がありました。こちら、残念ながら一般には非公開みたいです。
拝殿前の辺りに戻ります。こちらは拝殿を右前からのアングルで。
右手の広くなっているスペースには神楽殿です。
水が張られた大きな坪のようなものが三つあり、「大賀蓮(おおがはす)」と書かれていました。蓮の季節には綺麗な花が咲くんでしょうね。
拝殿に向かい右手にも参道がありましたので、そちらにも行ってみます。
右手の門の手前には「力石」が並べられています。昔はこれで力比べをしたんですね。
門を出ますと、そこは公園でした。杉並区の大きな公園「和田堀公園」です。大宮八幡宮は公園からも直接入れるんですね。
再び境内に戻り、拝殿に向かい左手にある社務所で御朱印を頂きました。こちらでは、大宮八幡宮と大宮天満宮の二つの御朱印を頂くことができます。
御朱印も頂き、境内も一通り散策しましたので、来た道を戻ります。門を出た場所の景色はこんな感じです。正面に延びるのが「正参道」です。僕たちは右手に延びる「南参道」から来ました。
境内を背にして、正参道の左手には古い門が。入れるのかと思い近付いてみると、「茶道教室」と書かれていて、関係者以外立ち入り禁止でした。
その隣には「御神水」と書かれた石碑と、小さな鳥居。
こちらには「多摩清水社」が祀られています。御神水の湧水があり、飲むこともできます。参拝後に僕たちも飲ませて頂きました。
多摩清水社の鳥居から戻り、せっかくなので正参道を少し歩いてみます。
こちらは正参道の途中にある鳥居です。外側からのアングルです。
正参道を抜け、入口の鳥居をくぐり外へ。こちらは外から見た正参道の鳥居です。この後再び南参道の方に回り、大宮八幡宮を後にしました。
参拝を終えて
僕にとってこれが二度目の参拝だった大宮八幡宮。
最初に来た時には見逃してしまっていた見どころなどもありましたが、今回はゆっくりと時間を掛けて境内を散策することができました。
朝から快晴で、とても気持ち良い天気の中での参拝でした。
雨は雨で風情があって良いんですけど、やっぱり晴れているとそれだけで気持ちも上がりますからね。
快晴に加えて、この日は日曜日でもあり、ちょうど七五三の時期と重なっていたため、小さな子供を連れた家族もたくさん訪れていました。
境内は広く、見どころもたくさんあります。大きな木も多くて、木が好きな僕も嫁も、ついつい木の写真を撮ってしまいます。木の写真って、だいたい同じような写真になってしまうのはわかっているんですけどね、つい…笑。
拝殿の左奥には「若宮八幡神社」と「大宮稲荷神社」の二つの末社があります。この大宮稲荷神社の前辺りが、都市伝説ですが「小さなおじさん」の目撃情報がある場所です。笑
以前訪れた際にはそんなこと全く知らなかったのですが、今回はかなり意識してしまいました。笑
どこかに小さなおじさんがいるのではないかと、ドキドキしながら視線を配っておりました。笑
しかし、小さなおじさんは現れず。
残念です。
また次の機会に期待したいと思います。笑
以前訪れた際にも御朱印を頂いたのですが、その時には末社の「大宮天満宮」の御朱印も併せて頂けると言うことを知らず。ですので今回それを初めて知り、二つの御朱印を頂きました。
大宮八幡宮の御朱印が、前回頂いたものと今回頂いたもので少し違っていて、その理由を帰宅後にネットで調べてみたのですが、わからず…。
今度訪れた際に聞いてみようと思います。
社務所では御朱印の他に、「多摩の大宮水」のペットボトルも買いました。以前にも買って美味しかったので。
この水は門の脇に祀られている「多摩清水社」の御神水です。延命祈祷水と書かれていますので、これで寿命が延びました。笑
今回が二度目の参拝だったのですが、二度とも冬に訪れていますので、今度は緑が茂る夏辺りに来てみたいです。大きな木が多い境内でしたので、また違った景色が見れそうですので。
やっと訪れることができた大宮八幡宮。とても良かったです。
この後帰路に就こうかと思ったのですが…
井の頭線を挟んだ反対側に、もう一つ神社があるのを地図で見つけてしまいまして、せっかくなのでそちらに寄ってから帰ることに。
と言うことで、続いては「下高井戸浜田山八幡神社」へと向かいます。
御朱印
こちらが大宮八幡宮の御朱印です。
こちらが境内合祀されている、大宮天満宮の御朱印です。
また、こちらは以前頂きました大宮八幡宮の御朱印です。今回頂いたものと少し違います。どうやら現在は神社名の筆書きがなくなった、上の方の御朱印に変更されたものと思われます。
御朱印の受付時間
御朱印と御守りを頂ける時間は、9時半から16時半までです。
(※お時間やご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)
アクセス
住所は東京都杉並区大宮2-3-1です。
電車
①京王井の頭線 「西永福駅」から徒歩7分。
②京王井の頭線 「永福町駅」から徒歩10分。
最寄駅は西永福駅です。駅から案内の看板も立っていますので、行きやすいかと思います。丸の内線の「方南町駅」か「新高円寺駅」、JRの「高円寺駅」からバスで行くこともできます。最寄のバス停は「大宮八幡前」または「大宮町」になります。高円寺などから歩くとかなり距離があるかと思いますので、その際にはバスをお勧めします。
駐車場
参拝者用の駐車場があります。特別な日でない限り問題なく停められるかと思います。
大宮八幡宮の公式HPはこちらです。
http://www.ohmiya-hachimangu.or.jp/
周辺のパワースポット
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