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上連雀神明社(三鷹市)の御朱印と見どころ

三鷹神明社の紹介

三鷹市にある上連雀神明社の参拝レポートです。

読み方は「かみれんじゃくしんめいしゃ」です。正式名称は「神明社」のみですが、三鷹市内にはもう一つ神明社があり、区別するため上連雀神明社とも称されています。連雀通り沿いに鎮座し、お隣には井口院という寺院があります。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

上連雀の「神明社」へ

8月の終わり、台風が関東に接近している日でした。

元々はこの日、嫁と一緒に高田馬場辺りの神社を巡ってみようか、と話していたのですが、台風のため天気は朝から雨。

神社巡りは諦めて、家で映画でも見ながらのんびりしようかな~と思っていたのですが、午後になって雨が止み、天気予報を見ると夕方までは大丈夫そうです。

かと言って遠出はしたくなかったので…

自宅の近くにあり、まだ行ったことがない神社へ散歩がてら行ってみることにしました。

嫁と二人で神社巡りをするようになり、このようなブログも書き始めはしましましたが、僕はまだまだ神社巡りの初心者です。たいした数も回っておりません。

僕は三鷹に住んでいますが、三鷹の神社もほんの二社ほどしか足を運んでいないんですよね。本来、自宅の近くの神社からまずご挨拶していくべきなのかも、と思ったりしたこともあったので、三鷹の神社はいつかちゃんと参拝せねばと気にはなっていたんです。

ですので、この度はいい機会でしたので、数社回ってみようかと。

さっそく地図を確認し、どこまで行くのかを嫁と協議して決めます。三鷹市内にも神社はたくさんありますが、とりあえずは自宅から行きやすそうな範囲内で絞ります。

その結果ピックアップしたのが、神連雀神明社と井口八幡神社の二社です。僕の自宅は下連雀という地区でして、どちらの神社も歩くとそこそこ遠そうではありましたが、おもいきって行ってみることにしました。

まずは自宅からも近い方から、連雀通り沿いにある神明社へ。

自宅を出発し、雨上がりの中、徒歩で向かいます。

そして歩くこと15分ほど。神明社に到着です。

 

ご由緒

ご祭神は、天照大神(あまてらすおおみかみ)です。日本国民の総氏神で、皇室の祖神です。太陽を神格化した神様ともいわれています。 

創建は江戸時代前期の寛文12年です。練馬区関町の井口家より分家した井口権三郎という人物が、連雀新田を開発し、村の鎮守として創建したのが始まりです。隣接している上連雀井口院も、同年に開山されています。

「太神宮」「大神宮」とも称され、上連雀地区の鎮守として崇敬されます。

現在の社殿は昭和55年に修復されたものになります。

この地域の新田開発とともに、長く信仰されてきた神社です。

 

境内案内

連雀通り沿い、こちらが上連雀神明社の入口です。

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鳥居の脇にはご由緒書き。

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一礼して石鳥居をくぐり境内へ。天気が悪かったせいもあり、木々がより鬱蒼とした感じがします。人の気配もありません。

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参道には狛犬さん。こちらが左の狛犬さん。子供もいます。

三鷹神明社の左の狛犬

 

こちらは右の狛犬さん。同じくこちらも子供がいます。

三鷹神明社の右の狛犬

 

拝殿へと進みます。社殿の周囲には木々。

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拝殿の手前、左に手水舎がありました。

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お清めをして、参拝させて頂きます。

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少し境内を散策してみます。拝殿を振り返りますとこんな景色。

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大きな木が何本もあって、ちょっとした森のようになっています。

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拝殿と本殿の裏側にも回ってみたのですが、こちらにも木々が茂っていました。一通り境内を散策し、神明社を後にします。

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参拝を終えて

自分が住んでいる三鷹市内にありながら、初めて訪れた上連雀神明社。

今まで知らなかっただけで、神社って本当に色々な場所にあるものですね。

台風の後、曇り空という天気の中での参拝だったこともあるか思いますが、上連雀神明社は、ひっそりと佇んでいるような、そんな神社でした。

境内には色んな種類の木々が何本も茂っていまして、鬱蒼とした感じもしました。

参拝者は僕たち夫婦のみでして、とても静かです。目の前には交通量も多い連雀通りがあるのですが、不思議と参拝中は車の音なども聞こえなくなるものです。

人の気配が一切なかったので、まるで隔離された空間にいるかのような、そんな感じすらしてしまいました。

社殿は昭和55年に修復されたものとのことですが、それ以上に古い建物にも見えました。

参道の狛犬さんも、けっこう古いものなのではないかと。

もしかしたら御朱印を頂けたらと思い、御朱印帳は持参していたのですが、社務所のような建物も見当たらず、頂くことはできませんでした。どうやら御朱印などは扱っていないようです。

参拝後には、お隣に井口院という寺院がありましたので、入口の立派な不動明王に誘われ、そちらにも立ち寄らせて頂きました。

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井口院は多摩四国八十八カ所霊場の札所でもあるようです。見どころがたくさんありまして、けっこう長居してしまいました。閻魔様がいたり、風神雷神がいたり、七福神がいたり。そして何よりも、巨大な不動明王の像が圧巻でした。大きかったです。

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神明社と同様、井口院の境内でも参拝者は僕たち夫婦のみ。これまた贅沢な時間を過ごさせて頂きました。

三鷹にはこの近くに井口という地名があるのですが、神明社や井口院を創建した井口家に由来しているというのも、こちらのご由緒にて初めて知りました。

神社と地名って密接に繋がっていることが多々ありますので、そういうのを知ることができるのもまた嬉しいです。

神明社という社号の神社は、天照大御神をお祀りしているというのも、僕はこちらにて知りました。まだまだ神社巡りの初心者ではありますが、そういうことを一つずつ覚えて知識が蓄積されていくのは楽しいですね。

上連雀神明社、参拝できてよかったです。

続いては同じ三鷹市内の井口八幡神社へと向かいます。

 

御朱印

上連雀神明社では御朱印は扱っていません。

(※ご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は東京都三鷹市上連雀7-26-24です。

上連雀神明社の公式サイトはありません。

 

電車

JR中央線・総武線 「三鷹駅」からバスで7~8分。

三鷹駅南口より調布方面のバスに乗り「塚」または「曙住宅」バス停で降り徒歩2~3分です。駅から徒歩ですと20分程掛かります。三鷹通りを真っ直ぐ南下し、連雀通りを右折。しばらく歩いた左側です。わかりやすい場所ではありますが、距離はそこそこあります。

 

駐車場

参拝者用の駐車場はありませんが、お隣の井口院にも駐車場があります。近くにコインパーキングもあります。

 

周辺のパワースポット

 

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