航空神社
新橋にある航空神社へ
港区の新橋にあるパワースポット、航空神社に行って参りました。読み方は「こうくうじんじゃ」です。航空会館というビルの屋上にある小さな神社で、内幸町駅や新橋駅からすぐです。
こちらのブログでもご報告させて頂きましたが、僕は2月の半ばより少しの間入院しておりまして、人生初の手術をして参りました。
こちらの記事で紹介する航空神社は、その入院前に訪れた神社です。入院と手術を挟み、ずいぶん時間が経ってしまいましたが、ようやく写真の整理など終わりましたので、記事にさせて頂くことに。
航空神社を訪れたのは、2月6日です。今年の冬は調子が狂うくらい暖かい日が続いていたのですが、この日は例外でして、この冬一番の寒さという一日です。わざわざそんな日に出掛けなくてもいいのですが、神社巡りに出掛けたわけではなく、新橋に別の用事がありまして、その足で近くに見つけた神社に立ち寄ってみた、という形です。
別の用事といいますのは、仕事などではなく、完全にプライベートなお食事です。昨年、弟夫婦の子供たちに七五三のお祝いをあげまして、そのお返しにお食事券をもらいました。よくギフトである、ちょっといいお店でのお食事券です。
そちらのお食事券の期限が間近に迫っていましたので、慌てて予約を入れました。前々から行こう行こうとは思っていたのですが、なかなか行けずにいたら、期限ギリギリになっちゃいました。
お食事券はいくつもあるお店の中から選べるものでして、嫁と協議の末に僕たちが決めたのが、新橋にある鉄板焼きのお店です。そちらでのランチを選びました。
僕たち夫婦はお金持ちとは縁遠い人間でして、目の前で焼いてくれるような鉄板焼き屋さんでは、これまで一度も食事をしたことがありません(お好み焼きは除く)。
ですので即決で、鉄板焼きのお店に決めました。目の前で焼いてもらう肉や魚に胸を躍らせます。
そしてせっかく新橋まで行くのなら、近くの神社にも足を延ばしてみようという、いつもの流れです。
当初は、以前から行きたかった赤坂にある豊川稲荷だったり、銀座の小さな神社巡りだったり、けっこうがっつりと回ろうとも思っていたんです。しかしながら、ランチで2時間と見ますと、意外とその前後は慌しい。さらにこの日は今年一番の寒さという、あまり散歩には向かない気候です。
そんな感じでしたので、ランチ前後の神社巡りは無しにして、そこから一番近くに見つけた、ビルの屋上にある「航空神社」のみ立ち寄ることにしました。
電車を乗り継ぎ、お昼に新橋に降り立ち、予定通り鉄板焼きを堪能です。
目の前で焼いてもらう鉄板焼きは、とっても美味しかったです。
ついつい昼間からお酒も二杯飲んでしまいました。
ほろ酔いで店を出た僕たちは、そのままの勢いで銀座の神社を少し巡ってみようかとも思ったのですが、外に出た瞬間、思った以上の寒さでして、いっきに酔いも醒めました。
ですのでやっぱり、航空神社のみに絞ることに。寒さに負けました。
美味しい鉄板焼きの余韻に浸りつつ、地図を確認し歩いて行きますと、目的の航空会館ビルに到着です。
航空神社はその屋上です。
ご由緒
ご祭神は、航空殉職者と航空功労者を合わせた、6,367柱の御神霊です。
創建は昭和6年です。帝国飛行協会理事会にて航空神社の創設が決議され、明治神宮の残木を拝受し、社殿が造営されました。航空殉職者の324柱がお祀りされ、靖国神社の賀茂宮司が斎主となり、鎮座祭が行われました。
昭和38年には航空功労者が合祀されることとなり、昭和49年に霊爾簿総数が6,367柱となりました。
昭和57年に、祭祀を祭神慰霊から航空平安祈願の神社へと転換します。
現在の社殿は昭和58年に造営されたものになります。
航空会館の9階に鎮座していて、航空安全や旅行の安全にご利益があるといわれている神社です。
境内案内
こちらが航空会館ビルの入口です。同じ建物の1階にはミニストップやカレー屋さんも入ってます。
ビル内に入りますと、各階の案内がありまして、9階にはばっちり航空神社の記載も。
エレベーターで9階におりますと、右手に大きな絵があります。こちら、リンドバーグが描かれた絵でした。リンドバーグさんってこういう感じの人だったんですね。下には航空関係の本も置かれていました。
お隣には航空神社の御守りです。セルフサービスで販売されています。
御守りの脇には航空神社の御由緒書きも。屋上までの案内図もありました。この階の廊下を突き当たりまで進みますと、屋上に出られるようです。
御守りの奥には、鷲(鷹かもしれないです)の像です。
左手は、航空クラブサロンと書かれたお部屋です。高級そうな感じがして、近づき難い。
サロンに向かって右手に廊下が続いていますので、神社を目指して進みます。
突き当たりに扉があり、この先が屋上のようです。
扉を開けますと、こんな景色でした。どうやら神社はこの右奥のようです。
そのまま進みますと、航空神社が姿を現しました。屋上は広くはありませんが、開放感があります。
右手には手水鉢。水が出ませんでしたので、手をはたいてお清めをします。
手水鉢の後方はこんな感じでして、屋上っぽいです。
航空神社の正面に立ちます。右手前には社号碑。社殿の手前には石灯籠。小さな神社ですが、手入れが行き届いている感じがして、綺麗です。
こちらは神社の左奥。周囲には高層ビルがいくつも並んでいます。
社殿へと進みます。周囲の高層ビルとの対比が、不思議な感じもします。
こちらは社殿の後ろのビル。
2月の青空の下、参拝させて頂きます。
こちらが社殿の右後方。ほんとにビルだらけですね。
左手奥に進んでみます。ここからですと、下の道路も少し見えました。
社殿を振り返りますと、こんな景色です。一通り歩いてみましたが、屋上には神社の他には特に何もありませんでしたので、このまま建物内へと戻り、航空神社を後にしました。
参拝を終えて
めちゃめちゃ寒い中ではありましたが、晴天の空が見渡せる屋上での神社参拝は、とても気持ちが良かったです。
航空会館ビルに入り、エレベーターで9階におりますと、目の前には静かで清潔感溢れるフロアです。一瞬、我々のような薄汚い人間が来ていいところなのか?と、場違いなところに来ちゃった感はあったのですが、すぐ右手に御守りなどの販売スペースがあり、間違えてはいないことを確認します。
左手には「航空クラブサロン」の高級感のある入口があり、少々びびりつつも、案内に従い奥へと進みます。で、突き当たりの扉を開けて屋上へ。航空神社は、出てすぐのところにありました。
小さな神社ではありましたが、しっかりと神明造りの社が建てられていて、周囲も綺麗に整備されていました。
航空神社は、その名のとおり、航空の安全にご利益のある神社です。しかしながら、僕も嫁もあまり飛行機に乗る機会がありません(僕が飛行機が苦手で…)。それに対し、僕には二つ年下の弟がおりまして、奴は海外を飛び回る仕事をしていますので、飛行機には乗りまくってます。ですので、せっかくなので参拝の際には、弟の航空安全を祈らせて頂きました。もちろん弟だけではなく、飛行機に乗る全ての人が安全に旅できることを願いつつ。
しっかりと参拝させて頂きました。
屋上には、神社の他にはこれと言って何かがあるわけではありません。デパートの屋上にある神社の場合は、周囲が庭園になっていたり、ビアガーデンがあったりもするんですけどね。こちらの屋上は、航空神社があるのみです。
そして周囲は高層ビルだらけ。
新橋といえばサラリーマンの街という印象ですが、それはつまり、オフィスビルが多いってことです。屋上からの景色は、どの方角にも高層ビルが聳えています。そんな景色を眺めていますと、東京だな~とつくどく思ってしまいます。僕は長野の山奥で生まれ育ちましたので、今自分が高層ビルに囲まれて立っていることが、なんだか不思議にも思えてきちゃいます。
そんな高層ビルを見渡していますと、他のビルの屋上にも神社があるのが見えたりします。映画『天気の子』のモデルとなった朝日稲荷神社も、ここからは見えませんが、場所は銀座ですので遠くはないはずです。晴天でしたので、銀座の神社巡りしちゃおうか、と一瞬思いはしたのですが、やはり寒さの方が勝り、再度諦めることに。
この日は、「行ってみようかな?やっぱり寒いからやめよう」というのを何度か繰り返してしまいました。
銀座の神社巡りには、またゆっくり出掛けて来ようと思います。
そんなわけで、この日は航空神社のみにして、帰路に就くことに。
小さな神社でしたが、気持ちのいい時間を過ごすことができました。
新橋の屋上に鎮座する、航空神社。
参拝できて良かったです。
御朱印
航空神社では御朱印は扱っていません。
(※ご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)
アクセス
住所は東京都港区新橋1-18-1です。 航空会館の9階屋上になります。
参拝時間は平日の9時~17時までです。土日祝日は、建物自体が原則開いていません。
電車
①都営三田線 「内幸町駅」から徒歩1分。
A2出口を出たら、後方にある大きな交差点を右折です。そうしますとすぐ先の右手が航空会館になります。
②各線 「新橋駅」から徒歩3分。
SL広場のある日比谷口に出て、SLの後ろの道を右に進み、交差点を左折。次の大きな交差点を右折しますと、すぐ右手に航空会館です。
駐車場
参拝者用の駐車場はありません。周辺にパーキングがいくつかあります。
航空神社の公式HPはこちらです。航空協会のサイト内になります。
http://www.aero.or.jp/jinjya/jinjya.html
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