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京王開運稲荷大明神(新宿区)の御朱印と見どころ

京王開運稲荷大明神の紹介

新宿区にある京王開運稲荷大明神の参拝レポートです。

読み方は「けいおうかいうんいなりだいみょうじん」です。京王百貨店の屋上にある神社で、お稲荷さんと不動明王がお祀りされています。立ち入り禁止エリアにありますので、通常は少し遠めからの参拝になります。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

京王屋上の「京王開運稲荷大明神」へ

この日は四谷三丁目から曙橋にかけてのエリアにて、嫁と二人で数か所の神社を巡る散策をしていました。8月の中旬でして、猛暑の中アスファルトの上を歩き回るという、なかなかに過酷なお散歩です。もちろん好きでやってることなので、楽しいんですけどね。

熱中症対策はしっかりしながらも、滝のような汗を流しつつ、4か所の神社を回りました。

4か所目に訪れたのは、都営新宿線の曙橋駅が最寄の桝箕稲荷神社です。そちらへの参拝を終え、帰路に就くため曙橋駅から地下鉄に乗り、新宿駅へ。

暑い中歩き回ったので、だいぶ体力は奪われていましたが、涼しい地下鉄で少し復活しましたので、あと一か所だけ、最後にもうひと踏ん張りして帰ることにしました。

新宿駅の周辺には大きなデパートがいくつかありまして、その屋上にはけっこう神社があるんです。

小田急、伊勢丹、高島屋と、これまで僕も三ヶ所の屋上に足を運んでいます。

で、あと一か所、京王百貨店の屋上にもあるのを知っていたのですが、そちらは立ち入り禁止区域にあり、近くまでは行けない神社のようでしたので、ついついこれまで訪れずにいました。

しかし、小田急、伊勢丹、高島屋と参拝してるなら、やはり京王にも行ってみたくなるものです。で、他の方のブログなど拝見しますと、立ち入り禁止区域とはいえ、少し遠目には参拝できるようですので、機会があればとずっと思っていたんです。

そうすれば「新宿屋上神社巡り」として、まとめ記事も作れますし。

この日は午前中に神社巡りを終え、帰宅するには新宿にて電車の乗り換えを行いますので、まさに立ち寄るには絶好のチャンスだったんです。

そんなわけで、京王の屋上に立ち寄ってから、帰宅することにしました。

京王屋上にあるのは「京王開運稲荷大明神」。

地下鉄を新宿駅で下車し、京王百貨店に入り、最上階へ。

屋上へと出ますと、そこは大きなビアガーデンになっていまして、開運稲荷大明神はその奥にありました。

そして立ち入り禁止の柵の前に到着し、そこから参拝を行おうとしたところ、ちょうど従業員さんと遭遇しましたので、厚かましくも柵の中に入っての参拝&撮影を相談させて頂きましたところ…。

なんと、許可を頂きました。

思ってもいない展開にびっくりです。

ありがとうございます。

京王開運稲荷大明神、参拝させて頂きます。

 

ご由緒

ご祭神は、社名からの推定になりますが、食物や穀物の神様で、五穀豊穣の神様である宇迦之御魂命(うかのみたまのみこと)です。倉稲魂命とも表記され、稲荷神と同一です。

また、祠と並び不動明王も祀られています。

創建の年代や経緯などは不明です。新宿の地に京王百貨店が開店したのが昭和39年ですので、それ以降の創建と考えられますが、詳しいご由緒はわかりません。

詳細がわかり次第、追記させて頂きます。

 

境内案内

※以下、京王開運稲荷大明神の写真に関しましては、許可を頂き近くから撮影を行っていますが、通常は立ち入り禁止エリアのため、近くまで行くことはできません。

 

こちらが京王屋上のビアガーデン。開運稲荷大明神はこの右手奥です。

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突き当り、柵がありまして、その手前からはこんな感じで神社が見えています。不動明王像も見え、左右には「開運稲荷大明神」の幟が立っています。

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従業員の方に許可を頂き、柵の中へ。こちらが京王開運稲荷大明神の正面になります。左が不動明王像、右の石祠がお稲荷様かと思われます。

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石のお賽銭箱には、京王のマークが刻まれています。

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参拝させて頂きます。

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不動明王様の左後ろは、立派な木も。周囲には緑が植えられ、手入れも行き届いています。

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木の手前には、すべての霊を供養する三界萬霊塔です。こちらにも手を合わせます。

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左手の後ろには新宿のビル群です。東京モード学園のビルが近いです。

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こちらは左斜め前から。従業員さんにお礼をし、京王開運稲荷大明神を後にしました。

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参拝を終えて

新宿のデパート屋上にある神社の中で、唯一立ち入り禁止になっている、京王の京王開運稲荷大明神。

しかし幸運なことに、許可を得て柵の中に入れて頂きまして、参拝と撮影までさせて頂きました。

柵の位置からですと、不動明王像は斜めから見えるのですが、お稲荷様の石祠が木の陰になってしまってちゃんと見えなかったので、そちらにもしっかり正面から参拝できたことが、何よりもありがたいです。

お賽銭箱の京王のマークや、脇にあった三界萬霊塔も、近くまで行かないとちゃんと見れないものでした。

また、奥まで行きますと、東京モード学園のビルなどもばっちり見えますので、屋上ならではの景色も楽しませて頂きました。

まさか中に入れると思っていなかったので、入れてくださった従業員さんのご厚意に感謝です。

今回京王開運稲荷大明神に参拝できたことで、おそらく新宿駅周辺で、大きなビルの屋上にある神社というのは、全て制覇できたのではないかと思われます。

最初に訪れたのは小田急の屋上で、ブログで確認してみましたところ、2018年の5月に訪れています。そこから伊勢丹、高島屋と経て、ようやく今年京王まで足を延ばすことができまして、全部回るのに2年以上かかってしまいました。全て駅から近いので、その気になれば一日で、というか数時間で回れる範囲なんですけどね…。

なぜ2年以上もかかってしまったのか、我ながら謎に思う部分もありますが、とりあえずこの後どこかで、「新宿屋上神社巡り」を記事にしてまとめようと思います。

屋上にある神社というのは、もちろん新宿に限らず色んなところにありまして、まだまだ気になるところはたくさんあります。

今一番僕が行ってみたいのは、映画『天気の子』のロケ地ともいわれている、銀座の朝日稲荷神社です。なんとか年内にはどこかで時間を作り、行ってみたいな~と。

そんなことを思いつつ、京王開運稲荷大明神の参拝を最後に、この日の神社巡りは終了です。

京王百貨店にて色々と物色し、少々買い物を楽しんでから帰路に就きました。

暑い中での神社巡りでしたが、楽しい一日でした。

また近々、暑さに負けず、コロナに負けず、お出掛けしようと思います。

 

御朱印

京王開運稲荷大明神では御朱印は扱っていません。社務所もありません。

また、断ち切り禁止エリアにありますので、通常は柵の手前からの参拝しかできません。

(※ご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は東京都新宿区西新宿1-1-4です。

京王開運稲荷大明神の公式サイトはありません。

※10時~20時の間でしたら、どの季節でも屋上に出られるかとは思いますが、京王百貨店新宿店の公式サイトにて、必ずお時間はご確認ください。

※京王開運稲荷大明神は立ち入り禁止エリアにあるため、少し遠目にしか参拝できませんので、ご注意ください。

 

電車

各線 「新宿駅」からすぐ。

京王百貨店の屋上になります。

 

駐車場

参拝者用の駐車場はありませんが、京王の駐車場をはじめ、新宿西口駐車場など、近隣にもいくつか大きな駐車場があります。詳しくは京王百貨店公式の駐車場案内(https://www.keionet.com/info/shinjuku/access/)をご覧ください。

 

周辺のパワースポット

 

新宿区の神社一覧

 

新宿屋上神社巡り

新宿の屋上にある神社を、こちらの記事でまとめてあります。