中野区にある上高田氷川神社の参拝レポートです。
読み方は「かみたかだひかわじんじゃ」です。上高田の鎮守社で、正式名称は「氷川神社」のみになります。西武新宿線の新井薬師前駅から東に位置し、「上高田おひかわさま」として親しまれている神社です。
序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。
上高田の「氷川神社」へ
この日は中野区の神社巡りに出掛けてきました。中野で用事がありましたので、その足でという流れです。
僕も嫁も花粉症でして、この時期出歩くのは少々辛かったりもするのですが、薬さえ飲めばどうにか耐えられはします。少しボ~っとはするんですけどね。
春先で散歩するにはいい季節なのに、花粉症のために出掛けるのを躊躇してしまうのは悔しいです。なので薬を飲んででも出掛けたい。
僕たちはこれまでも中野周辺の神社にはけっこう参拝しています。中野区内の神社も既にそこそこ参拝しておりまして、比較的大きめな神社でまだ未参拝な神社は、あと三か所ほど。
ですのでこのたび、その三か所ほどに行ってみようかと。
その三社は以下になります。
- 江古田氷川神社
- 上高田氷川神社
- 鷺宮八幡神社
いずれも西武新宿線沿いでして、江古田氷川神社に関しては、西武新宿線と大江戸線の中間あたりになります。
僕は普段、中央線はめっちゃ使うんですけど、西武新宿線の方にはあまり行く機会がなく、それ故に中野区の神社でも、上記の三社が残ってしまった感じです。
西武線沿いでも、沼袋の氷川神社さまには、ありがたいことに以前声を掛けて頂きまして、参拝済みなんですけどね。他にはなかなか足を運べず。
そんなわけで、このたびの神社巡りは、中野区の上記三社に決定です。
どこから回るべきかあれこれ悩んだのですが、江古田氷川神社の最寄りのバス停まで、中野駅からバスが出ていることを発見しましたので、まずは江古田氷川神社に参拝。
で、そこから再びバスで新井薬師前駅まで戻り、徒歩にて次の上高田氷川神社に向かうことにしました。
新井薬師前駅からは7~8分だったかと思います。
住宅街の中に、森のような一角を見つけました。
上高田氷川神社に到着です。
ご由緒
ご祭神は、須佐之男尊(すさのおのみこと)です。天照大御神の弟で、ヤマタノオロチを退治した荒ぶる神です。
創建は室町時代後期の享徳です。村人たちが武蔵国一宮の氷川神社よりご分霊を勧請し、上高田一円の鎮守として創建されました。
戦国武将である太田道灌が、江戸城築城にあたり当社に参詣し、松を一株植栽したと伝えられています。その松は御神木として祀られていましたが、昭和12年に枯死しています。
社殿は大正15年に造営されもので、戦禍を免れ現存しています。
例祭では、古くより伝わる「上高田囃子」という囃子が奉納されることでも知られています。
上高田の鎮守として、地域の人々に厚く信仰されている神社です。
境内案内
こちらが上高田氷川神社の入口です。鳥居は二つ連なっていて、手前のものはかなり古いもののようでして、補強もされています。
一礼して二つの鳥居をくぐり、境内へ。
前方には二の鳥居と、右にイチョウ、左はクスノキでしょうか。
鳥居の右手には、一本の囲われた木。横に木札があったのですが、全く読めず…。
反対側、左手の後方に手水舎です。
手水舎の後ろにも大木です。
参道に戻ります。境内の左前方はこんな景色。緑が多いです。
右手後方に神楽殿。
二の鳥居へと進みます。二の鳥居の先、参道は少し右に延びて社殿が建っています。鳥居の左手前にはご由緒書きです。
二の鳥居をくぐります。拝殿前にも左右にも大きな木が聳えています。左は松で、右はクスノキでしょうか、もしくはカシノキでしょうか。
左には石碑が三つ。右にも一つありました。
社殿が木々に守られているようにも見えます。
左右には狛犬さんです。こちらが左の狛犬さん。子供もいます。
こちらが右の狛犬さん。心なしか、口の開き具合が大きく見えます。
拝殿へと進みます。
足元には蛙さん。
そして上には龍です。
参拝させて頂きます。
拝殿を振り返りますと、こんな景色です。
右手に境内社です。
境内社は、天神社、天王社、稲荷社、八幡社がお祀りされています。
こちらは社殿を右斜め前から。
社殿の右手が社務所です。こちらで御朱印を頂きました。
境内を散策。二の鳥居横のクスノキも大きい。
こちらは社殿を左斜め前から。
少し奥まで行きますと、本殿も見ることができます。拝殿の屋根にある、蜘蛛の巣のようなものは何でしょうかね。初めて見ました。
拝殿左手前のクロマツも、高く高く聳えています。
左手奥には表忠碑。表忠碑の書は、陸軍大将で後に第33代総理大臣となった、林銑十郎氏によるものです。
しばし境内にてのんびり過ごし、上高田氷川神社を後にします。
参拝を終えて
上高田氷川神社は、緑が多く心地よい神社でした。
一つ前に訪れた江古田氷川神社も、大きな木が聳え緑の茂る神社でしたが、こちらも同じくです。
イチョウやクスノキ、ケヤキにクロマツなどなど、色んな種類の大木が聳えていました。自信はないのですが、カシノキらしき大木も素晴らしかったです。
かつて御神木だったという太田道灌が植栽した松は、残念ながら昭和12年に枯死していますので、その松が聳える景色もぜひ見てみたかったですね。拝殿前のクロマツもとっても立派でしたけれど。
境内では、木々を眺めたり、社殿や狛犬さんを凝視したり、心ゆくままに散策させて頂きました。
境内には僕たち夫婦しか始終おりませんでしたので、その素敵な空間を、独占させて頂きました。
境内が住宅街の中というのもあるかとは思いますが、ものすごく静かでした。聞こえるのは風で木々が揺れる音と、鳥の声だけです。
この日は天気もよく、あまりにも心地よかったので、昼寝でもしたい気分になってしまいました。
そんな境内にて、気になるものが一つ。
境内案内でも触れましたが、拝殿の屋根に蜘蛛の巣のような、舵のような、不思議なものがあったんですよ。
社務所にて御朱印を頂いた後に気付きまして、また声を掛けるのも気が引け、聞きそびれてしまいまして…。
帰宅後にあれこれググってみたのですがわからず。
やっぱりもう一度社務所で聞けばよかった。わからないことは神職さまにお聞きするのが一番ですからね。
もし次回訪れる機会を得たならば、必ずやお聞きしようと思います。
もしくは、どなたかわかる方がいましたら、ぜひ教えてください。
そんなちょっとした心残りはありつつも、素敵な神社に参拝できましたので、大満足です。
上高田氷川神社、参拝できてよかったです。
続いては、新井薬師前駅から電車に乗り、鷺宮八幡神社へと向かいます。
御朱印
こちらが上高田氷川神社の御朱印です。
御朱印の受付時間
御朱印と御守りを頂ける時間は、日中の時間帯になります。
(※ご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)
アクセス
住所は東京都中野区上高田4-42-1です。
上高田氷川神社の公式サイトはありません。
電車
西武新宿線「新井薬師前駅」から徒歩7~8分。
南口を出て左手に進みますと、五中つつじ通りに出ますので、そちらを左折。右手にヤマザキショップのある交差点を右折して、少し歩いた先、右手です。
その他、西武新宿線の「中井駅」、東西線の「落合駅」からも、徒歩15~20分ほどかと思われます。
駐車場
参拝者用の駐車場はありません。周辺にいくつかコインパーキングがあります。
周辺のパワースポット