横浜市中区の石川町にある諏訪神社の参拝レポートです。
読み方は「すわじんじゃ」です。石川町諏訪神社とも称されています。「はまのお諏訪さま」「はまのお諏訪さん」として親しまれてきた、石川町の鎮守です。石川町駅から徒歩5~6分です。
序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。
石川町の「諏訪神社」へ
諏訪神社を訪れたのは、早々に梅雨が明けた6月末の暑い一日です。空は一面青空で気持ちのいい晴れなのですが、とにかく暑い。
流れ出る汗を拭きつつの参拝です。
朝に嫁と共に都内を出発し、電車を乗り継ぎ横浜に到着。夜には横浜スタジアムにて広島カープvs横浜ベイスターズの野球観戦(僕はカープファンなのです)を予定しておりまして、それまでの時間を横浜の神社巡りに費やすという計画です。
僕はこれまで何度か横浜には遊びに来ているのですが、まだ神社巡りというのはしたことがありません。
唯一数年前に、関内にある厳島神社と元町の厳島神社、この二ヶ所だけは訪れています。まだ御朱印を頂いたりする前のことでした。
ですので、こうして神社ブログなども始め、神社に興味を持ったり、御朱印を頂くようになってからは、初めての横浜神社巡りになるわけです。
とは言えこの日も、がっつり一日神社巡りに費やすわけではありませんので、そんなたいそうな神社巡りではありませんが。
夜には横浜スタジアムに行きますし、泊まるホテルも関内です。また、ランチは中華街でと考えていたので、巡る神社もその周辺が中心になります。
で、事前にその辺りにある神社を確認し、回る神社を4ヶ所に決めました。
伊勢山皇大神宮、羽衣町厳島神社、諏訪神社、元町厳島神社の4ヶ所です。このうち2つの厳島神社には数年前にも訪れていますので、今回が二度目の参拝になります。
嫁とルートを協議して決め、まず最初は桜木町にある伊勢山皇大神宮へ。こちらは横浜の総鎮守で、大きな神社でした。
続いては関内に移動し、羽衣町にある厳島神社に参拝。なんとなくですが、以前訪れた際の記憶も残っていて、懐かしい気持ちにもなりました。
そして次に目指したのが、こちらの記事で紹介する諏訪神社です。
関内駅から電車にて一駅お隣の石川町駅へ。関内から歩こうかとも思ったのですが、何しろ暑かったので、少しでも体力温存のため電車を使って移動しました。
駅からは地図を頼りに進みます。諏訪神社は、中華街や海の方とは駅から反対側です。
灼熱の太陽の下、石川町駅から歩くこと5分ちょっとでしょうか。
左手に入る小路の先に、鳥居と社殿を発見しました。
無事、到着です。
ご由緒
ご祭神は、武神であり大国主神の第二の息子、建御名方命(たけみなかたのみこと)です。
創建は、室町時代から戦国時代にかけての時代、文明13年です。具体的な創建の経緯は不明ですが、創建当時は現在よりも高所に祠があり、石川河岸を出入りする漁船の目印にもなっていたそうです。
火災による焼失を何度か経て、現在の社殿は昭和38年に再建されたものになります。
石川町の鎮守として、「はまのお諏訪さま」、「はまのお諏訪さん」として地域の人々に親しまれ、厚く信仰されてきた神社です。
境内案内
石川町駅から5分ほど歩きますと、路地の突き当たりに鳥居と社殿が見えます。後ろの緑も綺麗です。
石段の下に立ちます。こちらが諏訪神社の入口になります。
石段を上がります。
一礼して鳥居をくぐり境内へ。
鳥居の両脇には狛犬さん。こちらは左の狛犬さんです。子供もいます。
こちらが右の狛犬さん。こちらにも子供がいます。どちらも古いもののように見えます。
鳥居のすぐ先、正面に拝殿です。社殿は白を基調とした建物です。
左の狛犬さんの後ろに手水舎。
お清めをします。手水鉢には神紋である梶が刻まれています。
手水舎の向こう側、境内の左手はこんな感じになっています。先に見えるのは、おそらく宮司さんのご自宅ではないかと。
反対側、右手に社務所です。
拝殿へと進みます。
僕と嫁しかいない静かな境内にて、参拝します。
拝殿の右手に授与所がありました。呼び鈴がありましたので、後ほど御朱印を頂くため、押してみます。
拝殿から振り返り鳥居を見ると、こんな景色です。
こちらは拝殿を右前から。後ろの緑が鮮やかです。
今度は左斜め前からも。
社殿の左奥はこんな感じです。この後社務所にて御朱印を頂き、諏訪神社を後にしました。
参拝を終えて
「はまのお諏訪さん」と呼ばれている石川町の諏訪神社。
大きな神社ではありませんが、とても素敵な神社でした。初夏の陽射しの中、気持ちのいい参拝ができました。
石段を上がると鳥居のすぐ先に、白を貴重とした社殿があります。その後ろは森になっていて、鮮やかな緑が目に飛び込んできます。
境内も広くはないのですが、とても落ち着く感じの境内でした。
始終僕と嫁しかいない状態でして、のんびりゆっくりと、その静かで落ち着いた空気を満喫させて頂きました。
僕は生まれも育ちも長野県の諏訪地方でして、諏訪神社の総本社である諏訪大社のお膝元なんです。ですので僕にとって諏訪大社は、小さい頃からとても馴染みのある神社なんです。
そういったことから、各地にある諏訪神社を訪れますと、それだけでなんだか嬉しい気持ちになってしまうんですよね。
嬉しいと言いますか、懐かしいと言いますか。やたらと勝手に親近感を覚えてしまうわけです。
はまのお諏訪さんにも参拝できて良かったです。
諏訪神社を訪れたのは、12時台というちょうどお昼どきだったため、御朱印を頂くのはご迷惑かな…と思いつつも授与所の呼び鈴を押してみたところ、快くご対応くださいました。社務所の玄関にて扇風機も付けてくださいました。ありがとうございます。
そして、御朱印が出来上がるのを待っている間、僕たちは壁に「横濱開港神社巡り」という貼り紙を発見してしまいます。
ここには全部で9ヶ所の横浜の神社が載っていて、この諏訪神社や、この後に向かう予定の元町厳島神社の名前もあります。
専用の御朱印帳もあるみたいです。
よく御朱印に関しては「スタンプラリー感覚」というご批判の意見なども目にしたりしますけれど、こんなふうに巡る神社が指定されていて、ひとくくりにされていますと、どうしてもコンプリートしたくなるものです。
スタンプラリーに近い感覚を持ってしまうのも、致し方ないかと。
もちろん御朱印あっての参拝ではなく、参拝あっての御朱印だと僕は思ってるんですけどね。
とにかく、この9ヶ所の神社はいつか全部巡ってみたいです。
地図で9つの神社の場所を確認してみますと、「金刀比羅大鷲神社」と「中村八幡宮」という二つの神社が、諏訪神社からもそんなに遠くい距離にありそうです。おもいきって行っちゃおうか?と言う考えが頭をかすめますが…。気温は30度超えですし、もう時間はお昼でおなかもペコペコ。この後は元町厳島神社に立ち寄り、中華街でランチというコースが待っています。
結局空腹に耐えられず、ランチを優先させることに。
中華街の誘惑に負けました。
横濱開港神社巡りは、次回の横浜観光の楽しみにとっておくことにします。
諏訪神社を後にした僕たちは、続いては石川町駅の反対側、元町厳島神社へと向かいます。
御朱印
こちらが、石川町諏訪神社の御朱印です。
御朱印の受付時間
御朱印と御守りを頂ける時間は、9時半から18時までです。
(※お時間やご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)
アクセス
住所は神奈川県横浜市中区石川町4-164です。
石川町諏訪神社の公式サイトはありません。公式のTwitterはこちらです。
https://twitter.com/suwa_yokohama_y
電車
JR 「石川町駅」から徒歩5~6分。
南口を出て、川沿いを西に進みます。「亀の橋」交差点を左折、続いて「石川町2丁目」を右折してしばらく真っ直ぐ歩くと、左側です。
駐車場
参拝者用の駐車場はありません。ごく短時間でしたら神社前の道路に迷惑にならないよう駐車することも可能だとは思いますが、基本的にその辺りは道が細いので、あまりお勧めはできません。近くにコインパーキングがいくつかあります。
周辺のパワースポット
横浜市の神社一覧
僕が参拝した横浜市の神社一覧です。