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銀杏岡八幡神社(台東区/浅草橋)の御朱印と見どころ

銀杏岡八幡神社の紹介

台東区浅草橋にある銀杏岡八幡神社の参拝レポートです。

読み方は「いちょうがおかはちまんじんじゃ」です。源義家が差した銀杏の枝がやがて大木になったと伝えられ、それが社名の由来にもなっています。残念ながらその銀杏は江戸時代に焼失してしまい、現存はしていません。浅草橋駅から徒歩すぐです。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

浅草橋の「銀杏岡八幡神社」へ

僕は今年の5月1日に一度、嫁と二人で台東区の神社巡りをしました。

その時は上野にある下谷神社にて、毎月一日限定の狐の印が入った御朱印を頂ける、という情報を嫁がどこからか仕入れまして、それを頂くためにまず下谷神社を訪れたんです。また、下谷神社の御朱印帳が龍の絵柄のものでしで、そちらもかっこよかったので、購入目的でも訪れました。

その際に、御朱印と一緒に「台東区神社マップ」なるものを、授与所で頂いたんです。

こちらがその台東区神社マップ。

こんなものを頂いてしまった僕と嫁は、本当は下谷神社だけ参拝して帰る予定だったのですが、ついつい近隣の神社も回ってしまったんです。

結果的にその日は相当の距離を徒歩で移動し、くたくたになった覚えがあります。

そして、ちょうどそれから半年経った11月1日。

台東区神社マップを参考に、前回は回り切れなかった神社を回ってみようと、台東区に出掛けることに。

また、現在僕たちが使用している神田明神の御朱印帳がもう少しで終わりそうでしたので、再び下谷神社で新しい御朱印帳を購入しようかと。

本当は台東区神社マップに載っている神社を全て回りたいのですが、一日ではとても無理です。

ですので事前に嫁と話し合い、今回は下谷神社から右下のエリアを攻めてみることにしました。全部で9ヶ所の神社巡りです。

僕は三鷹に住んでいますので、乗り換え無しの総武線一本で行ける浅草橋駅からスタートするルートです。

前回の台東区神社巡りではハンパない距離を歩きましたので、今回もその覚悟を決めて出掛けます。

家を出る時は小雨が降っていたのですが、予報では雨が上がるとのことでしたので、それを信じて出掛けます。

浅草橋駅に降り立ち、まずは駅からすぐの場所にある銀杏岡八幡神社へと向かいました。

 

ご由緒

ご祭神は、誉田別皇命(ほんだわけのみこと)武内宿祢命(たけのうちすくねのみこと)です。

誉田別皇命は第15第応神天皇の別名で、武神である八幡神と同一とされています。武内宿祢命は、5代の天皇(第12代から第16代)に仕えたという伝説の忠臣です。

創建は平安時代中期の康平5年です。

源義家が奥州征伐に向かう途中、この地で休憩をしていた際に、川上より流れてきた銀杏の枝を丘の上に差して戦勝を祈願しました。その後義家が奥州を平定し、帰途に再びこの場所に立ち寄った際には、その銀杏が大きく成長し茂っていましたので、戦勝を感謝し、康平5年に八幡神を勧請したといわれています。社名もその銀杏に由来しています。

江戸時代には一時期、福井藩越前松平家の屋敷神となっています。

残念ながら大銀杏は、江戸時代に焼失してしまい、現存はしていません。現在境内にある銀杏は、戦後に明治神宮より移植されたものになります。

境内では、年中無休でラジオ体操が行われていることでも知られています。

 

境内案内

浅草橋駅の東口から徒歩で1~2分。こちらが銀杏岡八幡神社の入口です。

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石鳥居の脇には銀杏の木。一礼して鳥居をくぐります。

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雨に濡れた参道の先に拝殿が見えます。正面ではなく横側ですね。

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参道の左右には狛犬さんです。こちらは左の狛犬さん。顔は迫力があるのですが、二頭身ぽい体型で可愛い狛犬さんです。子供もいます。

銀杏岡八幡神社の左の狛犬

 

こちらは右の狛犬さん。同じく頭が大きくて可愛いです。

銀杏岡八幡神社の右の狛犬

 

参道を進みます。

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参道を進んだ右手に、境内社がありました。こちらには後ほど参拝させて頂きます。

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境内社の脇には大きな木。境内には銀杏がたくさんあったのですが、この木だけ銀杏ではなく逆に目立っていました。何の木でしょうか、葉っぱがとても大きかったです。

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参道を挟んだ境内社の反対側に、狛犬さんが一匹。対になる狛犬さんを探してみたのですが、見辺りませんでした。一匹で少し淋しそうにも見えてしまいました。

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その先、左手に手水舎です。

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手水舎には龍がいました。お清めをします。

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拝殿に向かいます。こちらは右斜め前からの社殿です。白を基調とした建物です。

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拝殿には銀杏岡八幡神社のご由緒書き。

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拝殿の正面に回るとこんな感じです。

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雨上がりの静かな空気の中、参拝させて頂きます。

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参拝を終え、境内を散策してみることに。こちらは拝殿に向かって左手にある社務所です。扉の前にまるで門番のように猫ちゃんがいました。こちらの社務所で御朱印を頂いたのですが、それを待つ間、嫁はずっとこの猫と遊んでました。

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拝殿側から参道を見るとこんな景色です。

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先ほど通り過ぎた境内社に向かってみます。此葉稲荷神社(このはいなりじんじゃ)です。古くからこちらの境内に祀られていたお稲荷様とのこと。

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此葉稲荷神社の後ろに、とても立派な銀杏の木があります。こちらが明治神宮から移植されたものではないかと。

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此葉稲荷神社にも参拝。商売繁盛のご利益があるそうです。

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もう少し境内をうろうろしてみます。社殿の右脇に、奥へと続く参道がもう一本ありました。

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せっかくですので、右奥の参道を進んでみます。境内にはこちらからでも出入りできます。外から見たこちら側の入口はこんな感じです。

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一通り境内を散策し、銀杏岡八幡神社を後にしました。雨上がりの銀杏がとても素敵でした。

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参拝を終えて

僕と嫁は以前からこの日に台東区の神社巡りをする!と決めてはいたのですが、こ朝起きると外は雨。気温も低いようで、あまり外に出たくはないような天気です。

しかし天気予報はお昼前には雨も上がり晴れ間も出てくるとのことで、それを信じて出掛けてきたところ…見事に予報的中でした。浅草橋駅を降りると雨は既に上がっていて、晴れ間こそまだ見えはしませんでしたが、気持ちいい空気。

雨上がりの神社巡りって、気持ちいいんですよね。ですのである意味、絶好の神社巡り日和でもあります。

そして、最初に訪れたこちらの銀杏岡八幡神社は、びっくりするくらい駅から近くにありました。もう着いた?と思ってしまうくらい。

境内では雨上がりに映える美しいものがいくつも見られました。まず、雨に濡れた参道からして素敵でしたし、白を基調とした社殿も美しかったです。

此葉稲荷神社の後ろの銀杏、脇の大きな葉っぱの木なども目を惹きました。銀杏はおそらく明治神宮から移植されたものと思われますが、源義家が差したという大銀杏も、その姿を見てみたかったですね。現存していたら、境内はまた違った景色になっていたのかもしれません。

鳥居の先にいた狛犬さんも、二頭身の体型でかわいくて、印象に残りました。

社務所前でのんびりしていた猫ちゃんも可愛かったですね。主に嫁がですが、たくさん遊ばせて頂きました。神社と猫って、なんだか合うといいますか、相性がいい気がします。そこにいても自然な感じがするんですよね。

こちらの銀杏岡八幡神社は、年中無休でラジオ体操が行われているとのことですので、その様子も見てみたくはなりました。

雨上がりの空気を存分に楽しみながら、まずはこの日最初の神社参拝を無事に終え、御朱印も頂くことができました。

銀杏岡八幡神社、参拝できてよかったです。

続いては、近くにある須賀神社を目指します。

 

御朱印

こちらが銀杏岡八幡神社の御朱印です。

銀杏岡八幡神社の御朱印

この他、季節限定の御朱印もあるようですので、詳しくは公式Facebookをご確認ください。

 

御朱印の受付時間

御朱印とお御守りを頂ける時間は、9時から16時半までです。

(※お時間やご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は東京都台東区浅草橋1-29-11です。

銀杏岡八幡神社の公式サイトはありませんが、公式のFacebookはこちらです。
https://www.facebook.com/ichogaoka.hachimanjinja

 

電車

総武線 / 浅草線 「浅草橋駅」から徒歩2分。

総武線でしたら東口、地下鉄の浅草線でしたらA3出口から歩いてすぐです。

 

駐車場

参拝者用の専用駐車場はありませんが、近くにコインパーキングがいくつかあります。

 

周辺のパワースポット

 

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