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浅草橋須賀神社(台東区)の御朱印と見どころ

浅草橋須賀神社の紹介

台東区にある浅草橋須賀神社の参拝レポートです。

読み方は「あさくさばしすがじんじゃ」です。正式名称は須賀神社のみになります。団子を奉納する祭礼があったことから、団子天王社(だんごてんのうしゃ)とも称されています。病気平癒のご利益でも知られていいる神社で、浅草橋駅から徒歩すぐです。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

浅草橋の「須賀神社」へ

僕が須賀神社という社名の神社を訪れるのは、映画『君の名は』でも有名になった四谷にある須賀神社に続き、こちらが二社目になります。四谷の方はけっこうミーハーな気持ちで訪れました。もちろん神社参拝が目的ではありますが、『君の名は』のいわゆるロケ地巡りも兼ねてな感じでしたので。

一方こちらの浅草橋須賀神社は、「台東区神社マップ」なるものがきっかけです。

こちらがそのマップ。

このマップを頼りに神社巡りをしますのは、このたびが二度目になります。

以前はマップ上の真ん中から上辺りを中心に巡りましたので、今回は右下のエリアを制覇してみようかと。

このマップで見ると、それぞれの神社が近くにあって、すぐに回れそうな気がしてしまうのですが…そんなに甘くはないんです。徒歩ですとかなり距離があって、一日ではとても回り切れません。前回も相当な距離を歩きまして、僕も嫁もくたくたになった

覚えがあります。

今回は右下のエリアを、明るい日中のうちに九ヶ所回る予定。9社もピックアップしてしまったので、おそらく今回も歩き疲れてくたくたになるとは思いますが、それも覚悟の上です。

まずは浅草橋駅からすぐ近くに鎮座する銀杏岡八幡神社に参拝し、次に向いましたのが、こちらの記事で紹介します須賀神社です。

地図上ではこの二つの神社は近くにあるように見えましたが、「意外に遠いのでは?」という疑いの気持ちを抱きながら歩き始めます。前回で「台東区神社マップ」の距離感については、既に信じられなくなっていますので。

しかしそんな疑念に反して、あっと言う間に到着してしまいました…。拍子抜けするくらい近かったです。もう一度マップの距離感を信じてみようかと思います。

銀杏岡八幡神社からは3分ほどでした。

大通り沿いにあったため、迷うことなく到着です。

 

ご由緒

ご祭神は、素盞鳴尊(すさのおのみこと)です。天照大御神の弟で、ヤマタノオロチを退治した荒ぶる神です。 須佐之男命などとも表記されます。

創建は飛鳥時代以前の推古天皇9年(西暦600年)と伝えられています。

その頃この辺りでは疫病が流行していました。それに困った人々が牛頭天王(ごずてんのう)に病気平癒を祈ったところ、疫病が快気したため、当地に祠を創建したのが始まりといわれています。

江戸時代には祇園社、牛頭天王社、蔵前天王社、団子天王社、笹団子天王など様々な社名で称されましたが、明治元年に現在の須賀神社へと改称されています。

社名に団子が付く称され方をしたのは、団子を奉納する祭礼があったことに由来していて、現在も団子天王社(だんごてんのうしゃ)と称されることもあるようです。

大正の関東大震災と昭和の戦災で社殿は焼失してしまいましたが、その後再建され、昭和36年に造営された鉄筋コンクリートの社殿が現在のものとなります。

病気平癒や目的完遂のご利益でも知られ、古くから崇敬されてきた神社です。

 

境内案内

浅草橋駅から南北に延びる江戸通りを北に歩くとすぐ、左手が須賀神社の入口です。

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一礼して鳥居をくぐり境内へ。左手に瓦屋根の手水舎。

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手水舎には龍がいました。お清めをします。

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手水舎の右奥に狛犬さんがいらっしゃるのを発見。対になっている狛犬さんを探したのですが見当たらず。一匹だけこの場所にいる形です。

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参道は右に折れ、そのすぐ先が社殿です。

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拝殿の正面へ。手前にはけっこうサイズの大きめな狛犬さん。

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こちらは左の狛犬さん。写真ではあまり伝わらないかもしれないのですが…けっこう大きな狛犬さんです。

浅草橋須賀神社の左の狛犬

 

こちらは右の狛犬さんです。どちらも大きくて迫力がありました。

浅草橋須賀神社の右の狛犬

 

拝殿の扉には、五瓜に唐花の神紋。

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参拝させて頂きます。

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参拝を終え、境内を散策してみます。こちらは拝殿側から見た参道。境内は広くはありません。

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拝殿の左手にご由緒書きがありました。

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さらに左には神楽殿。こちらもコンクリート造りですね。

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拝殿の右に社務所があります。こちらで御朱印を頂き、須賀神社を後にしました。

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参拝を終えて

浅草橋須賀神社は、白を基調とした社殿が美しい神社でした。

社殿はコンクリート造りなのですが、特にそれに関しては違和感のようなものは全くありません。むしろ白なのに重厚感があり、コンクリートならではの美しさがあるのではないかと。

脇にあった神楽殿も同じくコンクリート造りで白を基調とした建物で、そちらも美しかったです。

雨上がりというシチュエーションもまたよかったのではないかと。

もう一つ印象に残ったのは、拝殿前の狛犬さんです。サイズがけっこう大きめなんです。白一色で大きな狛犬さんですので、迫力がありました。後ろの社殿の白との調和もいい感じで、狛犬さんを含めての素敵な景色になってました。

鳥居から社殿までの距離も短く、境内も広くはないのですが、その分サイズの大きな狛犬さんも目立つ感じではあります。

また、手水舎の奥には匹だけの狛犬さんがいらっしゃいまして、対になっている狛犬さんが見当たらず、そちらは少々気になってしまいました。もしかしたら震災や戦災などで一匹だけになってしまったのかもしれないですね。想像でしかありませんが…。どうせなら御朱印を頂くときに聞けばよかった。と、帰宅後に思っております。無念。

ちなみに御朱印を頂いた際ですが、社務所のインターホンを押したところ…玄関のドアではなく、奥の窓が開いてびっくりしました。ドアが開くものと思っていたところ、予想外のところが開いたので。

御朱印を頂き初穂料を納めようとしたところ「お気持ちでかまいませんので、お賽銭箱に入れてください」といわれました。このパターンは初めてです。お気持ちでというのはいくらにしたらよいのか少々迷いはするものですね。だいたい他の神社さまと同じくらいの金額にし、しっかりとお賽銭箱に納めさせて頂きました。

この日二か所目に訪れた浅草橋須賀神社。

参拝できてよかったです。

続いては、近くにある第六天榊神社へと向かいます。

 

御朱印

こちらが浅草橋須賀神社の御朱印です。

浅草橋須賀神社の御朱印

 

御朱印の受付時間

御朱印とお御守りを頂ける時間は、日中の時間帯とのことです。ご不在のことも多々あるそうですので、確実に頂きたい方は事前にお電話で確認をした方が良いかと思います。須賀神社の電話番号は「03-3851-7044」です。

(※ご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は東京都台東区浅草橋2-29-16です。

須賀神社の公式サイトはありません。

 

電車

総武線 / 浅草線 「浅草橋駅」から徒歩3~4分。

総武線でしたら東口から、地下鉄の浅草線でしたらA4出口から歩いてすぐです。大きな通り沿いです。

 

駐車場

参拝者用の専用駐車場はありません。近くにコインパーキングがいくつかあります。

 

周辺のパワースポット

 

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