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幡ヶ谷氷川神社(渋谷区)の御朱印と見どころ

幡ヶ谷氷川神社の紹介

渋谷区にある幡ヶ谷氷川神社の参拝レポートです。

読み方は「はたがやひかわじんじゃ」です。正式名称は氷川神社のみになります。旧幡ヶ谷村の鎮守社で、現在も幡ヶ谷地域の氏神さまとして崇敬されています。丸の内線の中野新橋駅と中野富士見町、京王線の幡ヶ谷駅と初台駅の中間辺りに位置しています。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

幡ヶ谷の「氷川神社」へ

この日は嫁と二人で中野区の神社巡りをしていました。中野区でも南の方です。路線で言うと丸ノ内線の南側ですね。

中野の神社巡りではありますが、こちらの記事で紹介します幡ヶ谷氷川神社は、住所は渋谷区です。

僕は今までちゃんと認識していなかったのですが、中野区と渋谷区って隣接してるんですね。地図上ですと中野区の南側が渋谷区なんです。知らなかったです…。ちなみに中野区は、東が新宿区、西が杉並区に挟まれ、北は練馬区、南が渋谷区に挟まれています。

僕は東京在住でありつつ、そういった地理を意外と知らなかったことにも気付かされました。地図を見るのは好きなくせにです。

元々この日は、御朱印を頂くために中野区にある神明氷川神社に行こうと思い立ったのがきっかけです。以前参拝した稲城市の大麻止乃豆乃天神社(おおまとのつのあまつかみのやしろ)の御朱印が、神明氷川神社で頂けるとのことでしたので。

で、せっかくなのでその周辺の神社巡りもしてみるという流れでした。

事前に地図で調べたところ、周辺にはけっこうたくさんの神社があることがわかります。しかもその辺りは氷川神社という社名の神社が多いことにも気が付きます。

ある程度回る神社をピックアップし、順番も決め、いざ出発。

丸ノ内線に乗り、方南町駅で下車。

まず最初に多田神社に参拝しました。続いては、そこから十数分歩いたところにある神明氷川神社に参拝。

そしてこの日三ヶ所目の神社が、こちらの幡ヶ谷氷川神社になります。

幡ヶ谷氷川神社は、地図で見ますとちょうど丸ノ内線と京王線の間くらいに位置しています。丸の内線の中野新橋駅と中野富士見町、京王線の幡ヶ谷駅と初台駅、ちょうどその4駅の中間くらいにありまして、さらには一様に駅からは距離があるので、電車と徒歩ですと少々行きづらい場所ではりますね。

僕も嫁も歩くのは苦ではないので、問題無しですが。

地図を頼りに、神明氷川神社から幡ヶ谷氷川神社へと向かい歩きます。

電柱の住所が中野区から渋谷区へと変わり、幡ヶ谷氷川神社に無事到着しました。

 

ご由緒

ご祭神は、素盞鳴尊(すさのおのみこと)奇稲田姫尊(くしいなだひめのみこと)です。

素盞鳴尊は天照大御神の弟で、ヤマタノオロチを退治した荒ぶる神です。素戔男尊、須佐之男命などとも表記されます。奇稲田姫尊は、ヤマタノオロチの生贄にされそうだったところを素盞嗚命に助けられ、後に素盞嗚命の妻となった女神です。

創建の年代は不明です。詳しいご由緒などもわかっていません。

室町時代後期の永禄年間に残された文書には、その名が記載されているとのことで、それ以前の創建にはなります。

幡ヶ谷の住民により、大宮の氷川神社から分祀された創建されたと推測されてはいます。

昭和20年には戦災により、社殿は焼失していますが、昭和31年に再建され現在に至ります。

旧幡ヶ谷村の鎮守社で、現在も幡ヶ谷地域の氏神様として、信仰されている神社です。

 

境内案内

幡ヶ谷氷川神社は、住宅街の中、細い路地の途中にあります。こちらが入口。

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一礼して石鳥居をくぐり、石段を上ります。その先には拝殿も見えます。

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石段を上って左手に手水舎。お清めをします。

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境内は広々としています。社殿の周りには大きな木。

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拝殿へと向かいます。

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拝殿前には狛犬さんです。こちらは左の狛犬さん。かなり古いものに見えます。

幡ヶ谷氷川神社の左の狛犬

 

こちらは右の狛犬さん。どちらの狛犬さんにも子供がいます。

幡ヶ谷氷川神社の右の狛犬

 

狛犬さんの先にはもう一つ小さな石鳥居。そちらも一礼してくぐります。

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参拝させて頂きます。

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少し境内を散策してみます。こちらは拝殿を振り返った境内の景色です。

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社殿の左側に回ってみます。黒に近い落ち着いた色合いの社殿と、木の緑がいい感じです。

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その先には、小さな石祠があり、神狐さんもいらっしゃいました。お稲荷さんかと思われます。

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左奥をさらに進むと、境内社が四つ。手前から稲荷神社、厳島神社、榛名神社、大鳥神社です。四つとも参拝させて頂きました。鈴の音がとても心地良かったです。

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四つの境内社前に、狸さんがいらっしゃいました。狸さんの前には小さな一対の狛犬さんも。どのような狸さんなのかわからなかったのですが…お参りしました。

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こちらは社殿を左から撮影。本殿も見えます。

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再び拝殿前に戻ります。

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拝殿に向かって右手には、神楽殿があります。

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拝殿に向かい左手に、もう一つ参道がありました。

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せっかくなので、もう一つの参道からも外に出てみます。こちらから境内には出入りができます。

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一通り境内を散策し、最後に拝殿に向かい右手にある社務所へ。こちらで御朱印を頂き、幡ヶ谷氷川神社を後にしました。

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参拝を終えて

幡ヶ谷氷川神社は、住宅街の中にあり、とても静かな神社でした。

思っていたよりも境内が広々としていて、空も広かったです。さらには緑も多いので、気持ちいい空間でした。

初めて訪れる神社で、地図を頼りに向かったわけですが、細い路地の中にあり若干わかりづらい場所ではあります。しかし遠くからでも緑が茂っている場所を目指すと、だいたいそこには神社があるものです。今回もそんな感じで無事に辿り着くことができました。まだまだ神社巡りの初心者ではありますが、だんだんそういうことを学習しています。とか言いつつ、辿り着いた緑の多い場所が、人んちだったりもするんですけどね…。幡ヶ谷氷川神社には、無事辿り着けました。

境内はけっこう広かったのですが、このとき参拝していたのは僕と嫁の二人だけです。始終他の参拝者の姿はなく、より静かな印象を頂いたんだと思います。

のんびりと時間を掛けて参拝と散策をさせて頂きました。

社殿の造りなどは、直前に訪れた神明氷川神社に少し似ていた感じがします。大きな木に社殿が埋もれているといいますか、守られている感じがしました。黒に近い茶色を基調をした社殿も、落ち着いた雰囲気で素敵でした。

そして、社殿の奥には境内社が四つあったのですが、そちらの鈴緒を鳴らした再に、その音がとっても心地よかったですね。参拝時にいい音が鳴ると、それだけで嬉しくなるものです。

また、境内社の前には狸さんがいらっしゃいまして、小さな狛犬さんも一対いらっしゃいました。位置関係的に、タヌキさんが祀られているようでもあり…。他ではあまり見たことがないもので、印象に残りました。

社務所に誰もいませんでしたので、御朱印は頂けないのかな~と思いながら呼び鈴を押したところ、御朱印の対応もして頂けました。

こちらの神社では初穂料が小銭のみの受付でして、僕たちはうっかり小銭を切らしていましたので、近くにあった自販機まで走ることになりましたが。

幡ヶ谷氷川神社、参拝できてよかったです。

続いては、ここから10分ほどの距離にある、藤神稲荷神社へと向かいます。

 

御朱印

こちらが幡ヶ谷氷川神社の御朱印です。

幡ヶ谷氷川神社の御朱印

 

御朱印の受付時間

御朱印と御守りを頂ける時間は、9時半から17時までです。

(※お時間やご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は東京都渋谷区本町5-16-2です。

幡ヶ谷氷川神社の公式HPはありません。

 

電車

丸ノ内線 「中野新橋駅」から徒歩15分。

丸ノ内線 「中野富士見町」から徒歩17~20分。

京王線 「幡ヶ谷駅」から徒歩17~20分。

京王線 「初台駅」から徒歩20~23分。

丸ノ内線と京王線のちょうど中間くらいにありますので、どの駅からでも多少歩きます。歩くのがきつい場合には、JR新宿駅西口より京王バスで「中野車庫行」または「永福町行」に乗り、「弥生町三丁目」のバス停で降りますと、そこから徒歩3分ほどで行けるようです。

 

駐車場

数台分ですが、境内に駐車できるスペースがあります。特別な日でなければ問題なく停められると思います。近くにはコインパーキングもあります。

 

周辺のパワースポット

 

渋谷区の神社一覧