中野区の弥生町にある藤神稲荷神社の参拝レポートです。
読み方は「ふじがみいなりじんじゃ」です。この地域の鬼門を守る神様として創建された神社で、近隣にある神明氷川神社の境外末社になります。境内には、社名の由来になっている藤の木もあります。最寄駅は丸ノ内線の中野新橋駅です。
序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。
中野新橋の「藤神稲荷神社」へ
この日は嫁と二人で中野区の神社を巡り、こちらの藤神稲荷が四ヶ所目の神社です。
丸ノ内線でまずは方南町駅で降り、そこから徒歩で一番近かった多田神社へ。そしてそこからさらに歩いて神明氷川神社に参拝させて頂きました。
この藤神稲荷神社は神明氷川神社の境外末社とのことでしたので、そのまま藤神稲荷神社へ向かおうかと思ったのですが…神明氷川神社の近くには、もう一つ氷川神社がありました。区は中野区ではなく渋谷区になるのですが、幡ヶ谷氷川神社がありあmして、先にそちらへも参拝。
で、続いて藤神稲荷神社へと向かうことに。
既にこの時点でそこそこの距離を歩き回っていますので、少々疲労を感じ始めた頃ではあります。僕たち夫婦は基本的に歩くのは好きなので、全然苦ではないのですが、やはり歩き過ぎると疲れてくるものですね。って、当たり前のことを書いてしまいましたけれど。
中野のこの辺りはけっこう神社があるのですが、どこも駅から遠いんですよね。ですので結果的にかなりの距離を歩くことに。うまくバスとか使えば良いのですが、都内のバスって難しいんですよね。バスに慣れてればいいんですけど、路線とか乗り方とか、僕はあまり乗り慣れていないというのもあり、ついつい徒歩という選択をしてしまうんです。
この日足を運ぶ神社はどこも初めての神社ですので、スマホで地図を頼りに歩きます。スマホがない時代だったらどうしていたんだろう?などと考えながら。おそらく地図を広げて歩いていたんでしょうね。スマホですとGPSで現在地もわかりますし、便利な時代になったものです。場所を探しながら歩く際、自分が今どこにいるのかがわかるって、一番大事なことですからね。
三か所目に訪れた幡ヶ谷氷川神社から藤神稲荷神社は、少々距離がありました。
とはいえ10分ほどだったかと。
地図を頼りに住宅街の中を歩いて行きますと、玉垣と赤い幟が見えてきました。
無事、藤神稲荷神社に到着です。
ご由緒
ご祭神は、穀物や食物の神様である倉稲魂命(うかみのたまのみこと)です。宇迦之御魂命とも表記され、稲荷神と同一です。
創建の年代は不明ですが、この地域の鬼門を守る神様として祀られたといわれています。
第二次大戦時には空襲により社殿が焼失してしまいましたが、昭和41年に再建され、現在に至ります。
同じ中野区の弥生町にある、神明氷川神社の境外末社になります。
境内案内
地図を頼りに住宅街の路地を歩き、藤神稲荷神社に到着しました。こちらが入口です。
左に社合碑です。境内はそんなに広くなさそうです。
石鳥居が二つあり、その奥に社殿が見えます。境内の建物の改修工事が行われているようで、おじさんが数人作業をしています。
最初の石鳥居をくぐった先、左側に手水舎があります。こちらでお清めを。
社号碑の裏にはご由緒と思われるものが書かれていたのですが…読めませんでした。
参道に戻り二の鳥居をくぐります。作業をしているいじさんが、めちゃめちゃ火花を散らして作業してます。火花飛び散ってます。
二の鳥居の先に神狐さんです。こちらは左の神狐さん。とてもスマートでかっこいい神狐さんですね。
こちらは右の神狐さん。どちらもかっこいいです。特徴的な容姿です。
社殿へと向かいます。
工事の音が響き渡る中ではありますが、心静かに参拝させて頂きます。
こちらは社殿から見た参道です。左に見えるのは、おそらく社名の由来になっていると思われる藤棚です。
社殿の屋根には宝珠でしょうか、不思議な形のものが載っかってました。
こちらは社殿に向かい左手です。手水舎の裏から社殿まで、大きな同じ木が並んでいます。一通り境内を散策し、藤神稲荷神社を後にしました。
参拝を終えて
改修工事かと思われる作業が行われていて、かなり騒々しい中での参拝ではありましたが…。工事のおっさんがめちゃめちゃ火花を飛ばしながら作業していました。
神社巡りをしていますと、工事中の場面に出くわすことがたまにあります。そんなとき、一瞬僕は残念な気持ちになってしまうのですが、それは明らかに僕自身が間違っております。工事をしてくださる方がいらっしゃるからこそ、神社が維持さえていくわけですからね。むしろ感謝をしなければいけません。そんなことは百も承知。
と、頭ではわかっているのですが、やはりまだまだ僕は未熟者でして、一瞬「あ…工事か…」と思ってしまうんです。そう思うたびに、自分を叱責したくなります。この愚か者め。
もちろん事前に工事情報など調べられる神社は、自分次第で回避はできるんですけどね。小さな神社などですと、なかなか事前にはわからなかったりしますので。
改めて、回収工事をしてくださっていたおじさんたち、ありがとうございます。
藤神稲荷神社にて一番印象に残ったのは、社殿前のとてもスマートな神狐さんです。しゅっとしててかっこいいんですよ。僕はこれまで他では見たことがないタイプの神狐さんで、ついつい見惚れてしまいました。かっこいいだけではなく威厳もありました。なんだか向こうからもしっかりと見られているような感じすらしてしまいました。
境内には藤棚もありました。藤の木が社名の由来になっているとのことですが、その藤棚になっている木かどうかはわからなかったのですが…きっと昔から藤の花が咲く季節には、全然違った景色になり、綺麗なんだろうな~と。
境内も広くはなく、とてもシンプルな稲荷神社でしたが、参拝できてよかったです。藤の花が咲く頃にまた来てみたくなります。
こちらは同じ中野区弥生町にある神明氷川神社の境外末社とのことですので、そちらで藤神稲荷の御朱印も頂けるのかな~と思い調べてみたのですが、どうやら藤神稲荷の御朱印はないようです。
藤神稲荷神社を後にした僕たちは、続いて中野新橋駅方面にある、本郷氷川神社へと向かいます。
御朱印
藤神稲荷神社では御朱印は扱っていません。
(※ご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)
アクセス
住所は東京都中野区弥生町2-19-4です。
藤神稲荷神社の公式サイトはありません。
電車
①丸ノ内線 「中野新橋駅」から徒歩4分。
②大江戸線 「西新宿五丁目駅」から徒歩15分。
中野新橋駅から歩いてすぐです。西新宿五丁目駅からですとそれなりに距離があります。また、京王線の幡ヶ谷駅からでも歩けない距離ではありませんが、20分以上掛かるかと思います。
駐車場
参拝者用の駐車場はありません。ごく短時間でしたら、神社前の道路に通行の妨げにならぬよう、路駐もできなくはないかと思います。近くにはコインパーキングもあります。
周辺のパワースポット
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