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阿須賀神社(新宮市)の御朱印と見どころ

阿須賀神社の紹介

和歌山県の新宮市にある阿須賀神社の参拝レポートです。

読み方は「あすかじんじゃ」です。熊野川の河口近くにある、古くから信仰の対象となっていたと考えられる蓬莱山という小丘陵の麓に鎮座しています、紀元前の創建といわれ、古くから熊野信仰との深い繋がりが伺える神社です。平成28年には、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に追加登録されました。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

熊野の「阿須賀神社」へ

熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社の「熊野三山」を巡るため、5泊6日という日程で、嫁と二人、熊野の地にやって来ました。

熊野は以前からいつかは訪れたいと願っていた場所です。日本の聖地の一つですからね。

そしてせっかくなら、その熊野三山だけにとどまらず、周辺の神社なども巡ってみたくなってしまうもの。魅力的なところがたくさんあるんですよ。

例えば本宮大社では、少し北の十津川村まで足を延ばし、玉置神社という山奥の神社も予定に組み込みました。「呼ばれないと行けない神社」としても知られている神社ですね。

那智大社には熊野古道を大門坂から歩いて向かうという、プラスアルファも。もちろん近くにあった那智の滝にも足を運びます。

で、周辺で一番回りたい場所が多かったのが、速玉大社でした。大きなゴトビキ岩のある神倉神社や、少し北の三重県の方まで足を延ばし、イザナミの御陵といわれる花の窟神社などにも参拝することに。

ちなみにですが、熊野三山はそれぞれ距離がけっこう離れています。本宮大社→速玉大社→那智大社という順番で巡りつつ、それぞれその周辺にも立ち寄りながら移動していく形にしたので、三山の近くでそれぞれ宿も取っていきました。

こちらの記事で紹介する阿須賀神社は、速玉大社の近くです。ゆえに、速玉大社の参拝後に立ち寄ろうと思っていたのですが…意外と時間が確保できずに、参拝を逃してしまったんです。

速玉大社には旅の二日目の午後に到着し、その日は近くのビジネスホテルに宿泊でしたので、チェックイン前に行こうと思っていたのですが、時間が取れず。さらには翌日も朝から予定がけっこう詰まっていて、もし時間があればと思っていたのですが、またしても難しく。

しかしそんなときのために、予備日に近いものを一日用意しておきました。

5泊6日のうちの5日目です。この日は熊野那智大社のある那智勝浦町から、空港近くの白浜町までの大移動日にしておりまして、移動以外の時間は、これと言った予定は組まない感じにしていたんです。ですので、もし行けなかった場所があれば、この日に埋め合わせをしようと。

それが功を奏しました。予備日的なものって大事ですね。

那智勝浦町を出発し、阿須賀神社のある新宮市を経由して、白浜町へと向かうことにします。

那智勝浦のホテルを出発し、車で30分ほどでした。

迷うことなく阿須賀神社に到着です。

 

ご由緒

ご祭神は、主祭神が事解男命(ことさかのおのみこと)になります。事解男命は、伊弉冊命と伊弉諾命の黄泉での縁切りの際に生まれた神様で、死後の世界や黄泉の境界に関わり、死後の世界と現世を繋ぐ神様ともいわれています。

家津美御子大神、熊野夫須美大神、熊野速玉大神の熊野産所権現もお祀りされています。

創建は、紀元前423年の孝昭天皇(第5代天皇)の時代と伝えられていて、古くから蓬莱山を御神体とする信仰の場であったと考えられています。境内からは弥生時代から古墳時代にかけての竪穴住居跡や祭祀用具も見つかっています。

元々は陸から離れた島であったともされ、秦の始皇帝の命を受け渡来した徐福(じょふく)にも縁が深く、徐福の一行が上陸したのが、阿須賀神社の建立地ともいわれています。

古くは飛鳥社とも称されました。

平安時代には阿須賀王子として信仰を集め、熊野参詣の常だったと考えられています。社殿裏からは、当時の熊野詣の人々が奉納したと思われる御正体が約200面出土しています。

江戸時代には、拝殿の他に並宮や鐘楼堂もあったそうです。

明治には、熊野速玉大社の末社であった八咫烏社と宮戸社が合祀されています。

昭和には大戦時の空襲により社殿が焼失してしまい、現在の社殿は昭和51年に再建されたものになります。

熊野曼荼羅三十三ヶ所霊場の第23番です。

境内には、蓬莱山から出土した御正体の資料などを展示した歴史民俗資料館もあります。

熊野速玉大社の近くに鎮座し、平成28年には世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に追加登録されました。

 

境内案内

こちが阿須賀神社の入口です。左には社号碑。

 

参道の左手が参拝者用の駐車場になっていて、そちらには紀功碑がありました。

 

石鳥居の前へ。鳥居の向こうには群青色の幟が連なる参道が延びていて、その先に赤い社殿が見えます。

 

鳥居の手前、左右には狛犬さん。こちらが左の狛犬さんです。注連縄が掛けられていますね。目が合ってしまいました。

阿須賀神社の狛犬

 

こちらが右の狛犬さん。狛犬に注連縄というのは、僕はこれまでそんなに目にしていない気がします。

 

一礼して石鳥居をくぐります。社殿の後方の山が蓬莱山ですね。右前方には大木も。

 

右に、神武天皇聖蹟熊野神邑顕彰碑です。

 

進みます。この景色は、阿須賀神社が蓬莱山の前に建てられていることが、よくわかります。

 

右手には「祖元禅師徐福の祠に香を献ずる碑」です。祖元禅師(そげんぜんじ)は、鎌倉時代に来日した中国の禅僧です。

 

その先には二対目の狛犬さんです。こちらが左の狛犬さん。

 

こちらが右の狛犬さん。入口の狛犬さんと同じく、みんな注連縄が掛けられています。

 

二の鳥居へと進みます。

 

左には神社の解説。

 

反対、右に世界遺産の碑です。

 

その先が手水舎です。奥には社殿造営紀念の碑。

 

手水舎には龍がいました。お清めをします。

 

二の鳥居をくぐります。赤と白の社殿が、蓬莱山の緑に映えて綺麗です。

 

左に社務所です。後ほど御朱印を頂きに伺います。

 

右手はこんな感じで、少し広くなっています。

 

拝殿へと進みます。

 

社殿の右に境内社があるのが見えますので、そちらも後ほど。

 

参拝させて頂きます。

 

拝殿を振り返りますと、こんな景色です。

 

こちらは社殿を右斜め前から。

 

お隣の境内社へ。阿須賀稲荷神社です。

 

阿須賀稲荷に参拝。

 

ここからですと本殿もしっかり見えます。

 

そして阿須賀稲荷のさらに右にも境内社が一つあり、その入口には「徐福渡来の記」。

 

奥の境内社は、徐福をお祀りしている「徐福の宮」でした。

 

徐福之宮にも参拝。徐福は、農耕、捕鯨、造船 、製紙などの技術を伝えたといわれます。

 

今度は社殿の左手側へ。こちらに阿須賀神社のご由緒書きと、子安神社と書かれた案内。

 

社殿の左奥に祠が見えました。おそらくそちらが子安神社です。

 

奥へと進み、子安神社にも参拝。

 

祠の左手には母子の像。

 

こちら側からも本殿が見えました。

 

戻ります。先ほどのご由緒書きの奥が歴史民俗資料館です。

 

資料館の手前に、「弥生式竪穴住居跡」の案内。

 

そしてその後方に、住居跡がレンガ囲われて表示されていました。弥生時代から古墳時代に掛けてのものが、ここで見つかったんですね。

 

社務所で御朱印を頂き、阿須賀神社を後にしました。

 

参拝を終えて

熊野速玉大社近くに鎮座する阿須賀神社。

蓬莱山の緑の麓に建つ、赤と白の社殿が美しい神社でした。群青色の幟が連なる参道も素敵でした。

参道から見る景色は、この神社が蓬莱山をお祀りしているんだなと、とってもよくわかるものになっています。

境内からは、弥生時代から古墳時代にかけての住居跡や祭祀用具が見つかっているので、はるか昔からここが信仰の場であり、蓬莱山が崇められてきたのかと思うと、同じ場所に自分が立てていることが嬉しくもあり、不思議でもあります。阿須賀神社に限ったことではありませんけれど。

竪穴住居跡は、あった場所がレンガで囲われ表示されていたのですが、どうやら以前は復元されたものが展示されていたようです。台風の影響などで現在は撤去されてしまったとのことで、残念ですが仕方ありません。

また、歴史民俗資料館が開館していまして、いつもでしたら間違いなく立ち寄るのですが…その後の予定を気にしてしまって、入ることなく神社を後にしてしまいました。せっかくなのだから入っておけばよかったと、後になって思わずにはいられず。ちょっとした後悔です。

そんな後悔ポイントはありますが、参拝できたことは何よりですし、いい時間を過ごすことはできました。

僕は徐福さんについて全く知らなかったので、この度学ぶこともできました。

狛犬さんが二対いらっしゃいまして、皆さんに注連縄が掛けられていたのですが、狛犬に注連縄というのは、何気に僕はこれまであまり見たことがない気がします。いや、あるような気もするのですが、新鮮に映ったということは、そう多くは出会っていないのではないかと。ちょっと自信はないですけど。

近くの速玉大社だったり、神倉神社だったりは、多くの参拝者が訪れ、外国人の姿も多かったのですが、阿須賀神社はとても静かでした。僕たちの参拝時には、他の参拝者の方が一組いらっしゃっただけで、あとは独占させて頂くことに。

今回の熊野旅行で訪れた社寺の中では、小さな神社にはなりますが、誰もいない世界遺産の神社で過ごすという、贅沢な時間を頂きました。

今回、予備日的なものを作っていなければ行けなかった神社ですので、改めて予備日の大切さは実感しました。特に簡単には行けない遠くに行く場合は、そういうのはあった方がいいですね。

阿須賀神社、参拝できてよかったです。

僕たちはこの後、熊野速玉大社にももう一度立ち寄り、新宮市を後に。そしてこの日宿泊予定の白良浜を目指し爆走。道中では、初日に立ち寄った熊野本宮大社にももう一度足を運び、隣接していた大きなお土産物屋さんで、あれこれ買い求めます。

そしてもう一社。

白良浜に着く前に、鬪雞神社という比較的大きな神社がありましたので、そちらにもご挨拶させて頂くことにします。

 

御朱印

こちらが阿須賀神社の御朱印です。

阿須賀神社の御朱印

 

御朱印の受付時間

御朱印を頂ける時間は、日中の時間帯(9時から17時までくらいが目安)になります。宮司さんがご不在のこともあるようですので、確実に頂きたい方は、事前に電話でのご確認(0735-22-3986)をお勧めします。

(※お時間やご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は和歌山県新宮市阿須賀1-2-25です。

阿須賀神社の公式サイトはありません。

歴史民俗資料館内の開館時間は9時から17時で、月曜日(祝日の場合は翌日)、祝日の翌日、年末年始が定休日となっています。

 

駐車場

社殿に向かって参道の左手に、参拝者用の駐車場があります。7~8台は駐車可能です。

 

電車

JR「新宮駅」が最寄り駅で、徒歩で10分ほどです。

 

トイレ

社務所の奥と、歴史民俗資料館内にあります。

 

周辺のパワースポット

 

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