日枝神社日本橋摂社
茅場町にある「日本橋日枝神社」へ
中央区の茅場町にあるパワースポット、日本橋日枝神社に行って参りました。読み方は「にほんばしひえじんじゃ」です。最寄駅は茅場町駅になります。
赤坂にある日枝神社(山王日枝神社)の摂社になります。摂社と言うのは、「本社に縁故の深い神を祀った神社」です。
赤坂の日枝神社は、僕も以前一度だけ参拝しています。雨上がりの参拝で、とても気持ちが良く、素敵な神社だったことをよく覚えています。
赤坂日枝神社の写真やご由緒などは、こちらの記事で紹介しています。
赤坂日枝神社は、東京十社の一つにも数えられる大きな神社で、見どころも色々ありました。個人的には拝殿前にいた一対のお猿さんが一番印象に残っています。日枝神社では、お猿さんが神の使いと考えられているそうです。
赤坂でのお猿さんのイメージが強かったせいか、日本橋の摂社にもお猿さんがいるのでは?と勝手にそんな期待を持ってしまいます。僕の中では「日枝神社=お猿さん」のイメージになってしまっていて。笑
「日枝神社」と言う社名の神社に訪れるのも、赤坂以来これが二つ目でしたし、自然と期待が膨らみます。
その一方で、摂社と言うものへの参拝も初めてだったので、もしかしてとても小さな神社なのでは?と思ったりも。事前にしっかり下調べをしなかったため、行ってみないことにはわからないことだらけです。
この日は嫁と二人で日本橋の神社巡りをしていて、この日枝神社日本橋摂社が、九ヶ所目に訪れる神社です。
お昼前から日本橋の神社巡りを始めたのですが、気が付けばこれまでに八ヶ所も神社を回っていることに…。地図を頼りにしての神社巡りだったのですが、地図を見てびっくりです。日本橋はとても神社が多い地域なんですよ。困ってしまうくらいに。笑
この時点で既に時間は14時を過ぎていましたが、完全にお昼ご飯のタイミングを逃しておりまして、僕も嫁もかなりのハングリー状態です。歩き回っていたため、足も痛くなってきました。
ともかく、まずは日枝神社日本橋摂社に参拝し、それを終えたらどこかでお昼ご飯を食べようと。体力回復のホイミが必要です。
参拝後のランチを固く決意して、この日八ヶ所目に参拝した「銀杏八幡宮」から、九ヶ所目の「日枝神社日本橋摂社」を目指します。
地図を頼りに歩き始めて5分ほどでしょうか。
無事、日本橋日枝神社に到着しました。
ご由緒
ご祭神は、山の地主神であり、農耕や治水を司る神様である大山咋神(おおやまくいのかみ)。日本書紀においては初めての神とされる国常立神(くにのとこたちのかみ)。黄泉の神である伊弉冉神(いざなみのかみ)。応神天皇の父である仲哀天皇と同一の足仲彦尊(たらしなかつひこのみこと)です。
総称で日枝大神(ひえのおおかみ)と称されています。
相殿には、菅原大神、稲荷大神、浅間大神が祀られています。
赤坂にある日枝神社の摂社で、山王信仰の神社になります。総本社は比叡山の麓にある日吉大社です。
創建は、江戸時代の初期、寛永の時代です。山王日枝神社の祭礼において、御神輿が休憩する場所である「御旅所」に定められ、遥拝所が設けられたのが始まりです。
当時は薬師堂や閻魔堂も建立され、多くの参拝者で賑わっていたそうです。
明治の神仏分離令により、薬師堂などは境内から分離されました。
現在の社殿は関東大震災後の昭和3年に造営され、その際に菅原大神、稲荷大神、浅間大神が合祀されました。
第二次大戦時の東京大空襲で罹災しましたが、その後何度か修復を重ね、現在に至ります。
山王日枝神社の摂社として、古くから多くの参拝者が訪れる神社です。
また、境内には兼務社である明徳稲荷神社も鎮座しています。江戸時代中期、元禄の時代の創建と考えられ、元々は茅場町交差点の角に祀られていたものが、関東大震災後の区画整理により、現在の地に遷座しています。
境内案内
こちらが日本橋日枝神社の入口です。参道の先、大通りから奥に入った場所に鳥居が見えます。
参道を進むと左手にご由緒。
さらに奥へと進みます。こちらが日枝神社日本橋摂社の鳥居です。鳥居の先には変わった容姿をした狛犬さんも見えます。
鳥居の手前、左手に手水舎です。
手水舎でお清めをします。
一礼して鳥居をくぐると狛犬さんがお出迎え。こちらが左の狛犬さん。なんと、上を向いているんですよ。天を見上げる狛犬さんに出会ったのはこれが初めてです。
こちらが右の狛犬さん。同じく天を向いています。これはとても印象に残りますね。
鳥居の先、正面が社務所です。「摂社日枝神社」と書かれた大きな石碑も。
こちらは境内の左手です。稲荷の赤い幟旗も見えますので、後ほど行ってみます。
右前方に日枝神社の社殿です。社殿前には大きな銀杏の木が聳えています。
拝殿の正面に進みます。思ったよりも大きな拝殿でした。
拝殿前の銀杏が見事でした。僕たちが訪れたのは4月だったので、葉はまだ付いていませんでしたが、緑や黄色の葉が茂る銀杏も見てみたいです。
拝殿に進み、参拝します。辺りはとても静かです。
こちらは拝殿前から見た、入口の鳥居と狛犬さんです。やはり天を見上げる狛犬さんが気になります。
日枝神社とは反対側、境内の左手にあったお稲荷さんにも行ってみます。幟旗には「明徳稲荷大神」と書かれていますね。
日枝神社の鳥居と明徳稲荷の間にも、立派な銀杏がありました。
こちら、明徳稲荷神社の正面になります。赤と緑のコントラストが綺麗です。
明徳稲荷にも参拝。
明徳稲荷の奥にも道が一本続いていて、そちらからも境内に入れます。
こちらは、明徳稲荷の前から見た日枝神社の境内です。
一通り境内を散策し、社務所で御朱印を頂きました。
日枝神社拝殿を、左斜め前からのアングルでも激写。やっぱり銀杏が目立ちますね。
天を見上げる狛犬さんを心ゆくまで眺め、日枝神社日本橋摂社を後にしました。
参拝を終えて
赤坂日枝神社の摂社である、日本橋日枝神社。
摂社と言う名前から、もしかして小さな神社なのでは?と勝手にそんなイメージを抱きつつ訪れた僕ですが、日枝神社日本橋摂社は、それに反してけっこう大きな神社でした。笑
もしかしたら、僕たちがこの日訪れた神社の中では、一番大きな神社だったかもしれません。笑
何よりも印象に残ったのは鳥居の後ろにいた狛犬さんです。
期待していたお猿さんはいなかったのですが、その代わり今までに一度も見たことがないタイプの狛犬さんがいました。なんと、上を見上げている狛犬さんなんですよ。天を見上げていて、とても印象に残る形なんです。
これは、関東大震災の復興と運気上昇を願って奉献された狛犬さんとのことです。
神社の入口で、けっこう離れた距離からも、まずこの狛犬さんの容姿が目に留まるんです。「あれ?」と、ちょっとした違和感とともに。笑
近づくにつれ、上を向いていることがわかり、それだけでテンションが上がってしまいました。これまで上を向いている狛犬さんなんて見たことがなかったので。
大変珍しい狛犬さんとのことで、全国でも2~3ヶ所にしかないそうです。御朱印を頂く際にそう教えて頂きました。
貴重なものが見れました。
もちろん狛犬さんだけではなく、静かな空気が流れる境内も、全体的に落ち着いた雰囲気で素敵でした。
大きな道路から少し入った奥まった場所にあったのですが、境内も広かったですし、社殿も大きかったです。社殿の前と鳥居の脇には大きな銀杏の木があって、そのどちらも存在感があり目を惹きました。
お隣には明徳稲荷神社があり、てっきり境内社だと思って参拝してしまったのですが、どうやら別物のようです。日枝神社日本橋摂社が管理はしているようですが、神社としては別の神社とのこと。
明徳稲荷神社も、春の緑と赤い幟旗が綺麗で、気持ち良かったです。
日枝神社日本橋摂社、明徳稲荷神社と、どちらも時間を掛けてのんびり散策させて頂きました。
参拝者も僕たちしかおりませんでしたので、天を向いた狛犬さんなど、飽きるほどじっくり見させて頂きました。笑
さらには、狛犬さん越しの銀杏、狛犬さん越しの鳥居、狛犬さん越しの社殿など、色んなアングルで写真を撮ってみたり。カメラの腕が全くないので、全部いまいちな写真になってしまいましたが。笑
のんびりとした時間を過ごすことができました。
狛犬さんに興奮したりしていましたので、一時的に腹ペコであることも忘れていた気がします。笑
一通り興奮が収まると、再び空腹で倒れそうになってきましたので、狛犬さんに別れを告げ、日枝神社日本橋摂社を後にすることに。
茅場町駅の近辺でどこかランチできる場所を探そうと、駅方面に向かいます。
ところが…
なんとその途中、地図には載っていない神社を発見してしまい、そちらにも参拝することに。「大原稲荷神社」です。
昼飯がどんどん遠のいていきます。笑
御朱印
こちらが、日本橋日枝神社の御朱印です。
御朱印の受付時間
御朱印と御守りを頂ける時間は、9時から16時半までです。
お隣にある明徳稲荷神社の御朱印は、二月最初の午の日である「初午」の時のみ頂くことができるそうです。
(※お時間やご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)
アクセス
住所は東京都中央区日本橋茅場町1-6-16です。
電車
①東西線・日比谷線 「茅場町駅」9番出口から徒歩2分。
②東西線・浅草線 「日本橋駅」D2出口から徒歩5分。
③半蔵門線 「水天宮前駅」 6番出口から徒歩12分。
④日比谷線・浅草線 「人形町駅」A6出口から徒歩15~17分。
⑤日比谷線・JR京葉線 「八丁堀駅」A5出口から徒歩17~20分。
最寄は茅場町駅です。徒歩ですぐです。日本橋駅からでも近いです。
駐車場
参拝者用の駐車場はありません。近くにパーキングがいくつかあります。
日本橋日枝神社の公式HPはこちらです。
http://www.hiejinjanihombashisessha.tokyo/
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