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雨宝稲荷大明神(新宿区/四谷)の御朱印と見どころ

雨宝稲荷大明神の紹介

新宿区の若葉にある雨宝稲荷大明神の参拝レポートです。

読み方は「うほういなりだいみょうじん」です。雨宝稲荷社と称されることもあるようです。真成院(しんじょういん)という寺院の境内にある神社で、四谷駅と四谷三丁目駅の中間あたりに位置しています。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

真成院の「雨宝稲荷」へ

この日は新宿に用事があったその足で、ちょこっとだけ神社巡りを楽しもうと、嫁とともに丸ノ内線に乗り、四谷三丁目で下車しました。新宿の神社はこれまでにもけっこう参拝したのですが、四谷エリアには一度も訪れたことがない神社がいくつかありましたので、その辺りに行ってみようと。

まだコロナ禍の真っ只中ですので、外でランチなども控え、午前中には切り上げる予定です。

まず訪れたのは、四谷怪談のお岩さんに縁のある陽運寺とうお寺です。実はこちら、本当はそのすぐ近くにある、於岩稲荷田宮神社を目指していたのですが、陽運寺をその神社だと勘違いしてしまい、参拝した次第です。結局帰宅するまで、その間違いに気づかないままでした。

自分のアホさを呪いたい。

とはいえ陽運寺はとても素敵なお寺でして、参拝できてよかったです。

続いて、『君の名は』でも有名になった須賀神社へ。陽運寺からはすぐ近くなんです。須賀神社には以前も訪れていたのですが、ちょうどお祭りの最中だったり、『君の名は』が盛り上がっている時期だったりして、人が多くていい写真撮れていなかったんです。なのでいつか改めて写真を撮りに、と思っておりまして、その機会がまさに今でした。

陽運寺からは歩くこと5分ほどで須賀神社に到着。以前とは打って変わって、人が全くいません。

『君の名は』のラストで出てきた階段も、当時はたくさんの人で溢れていたのですが、今は誰一人おらず。

ですので僕と嫁のおじさんとおばさんで、瀧くんと三葉を思う存分演じさせて頂きました。

誰かに見られていたら相当恥ずかしいですけれど。

そんなことをしつつ、まずは参拝をさせて頂き、写真の方もばっちり撮影させて頂きました。

そして次に向かったのが、こちらの雨宝稲荷大明神です。

雨宝稲荷は地図にて発見し、小さな神社のようでしたが、須賀神社のすぐ近くでしたので、立ち寄ってみようと。

須賀神社からは闇坂という坂を下り、地図を頼りに雨宝稲荷を目指します。

そして歩くこと5分ほどだったでしょうか。

寺院と思われる境内に緑が茂っている一角を見つけました。

雨宝稲荷に到着です。

 

ご由緒

ご祭神は、社名からの推定になりますが、食物や穀物の神様で、五穀豊穣の神様である宇迦之御魂命(うかのみたまのみこと)です。倉稲魂命とも表記され、稲荷神と同一です。

創建の年代や経緯は不明です。

真成院という寺院の境内に鎮座していて、真成院の鎮守社となっています。

社殿は平成18年に改修されたものになります。

真成院のご本尊である十一面観音と関係の深い、雨宝童子に因んで祀られているそうです。

 

境内案内

闇坂を下り平坦な道を歩いて行きますと、少し高い位置に、神社と思われる緑を発見します。

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入口は路地を右折し、坂の途中にあるようですので、上ります。この辺りは坂が多いです。

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門を入ると、すぐ右手には狛犬さん。

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狛犬さんの反対側、左手の奥に赤い幟が見えますので、そちらに進んでみます。

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奥には左に延命地蔵菩、右に雨宝稲荷大明神。

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雨宝稲荷に向かって後方、建物の入口に手水鉢がありましたので、お清めをします。

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手水鉢の龍は、尾が水の中まで伸びていました。

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お清めをして、まずは雨宝稲荷へ。

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祠の右手には、仏様が描かれている石がありました。

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雨宝稲荷大明神に、参拝させて頂きます。脇に聳えている木も立派です。

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続いて、お隣の延命地蔵菩にも参拝。

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小さな神社ではありますが、濃い緑に囲まれた、心地よい神社でした。

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参拝を終えて

雨宝稲荷が真成院という寺院の中にある神社だと、僕は知らずに訪れてしまいました。

この日の神社巡りは、於岩稲荷田宮神社と陽運寺を間違えたり、雨宝稲荷をちゃんと調べずに訪れたりと、色々とリサーチ不足のまま出掛けてしまったようです。

てっきり雨宝稲荷も神社かと思いながら探していたので、到着した際にも、一瞬わからなかったです。

とはいえこちらも、寺院の中にある小さな神社ではありましたが、素敵な空間が作られていて、参拝できてご満悦です。

祠の周囲には緑が多く、まるで祠を守っているかのような感じでした。

右手にあった石は、よく見ると仏様が描かれていて、危うく見落とすところでした。

お隣の延命地蔵菩も同じような感じで鎮座していて、そちらにもしっかり参拝させて頂きました。

こちらの社名は雨の宝と書いて、雨宝稲荷という素敵なお名前です。同名の神社には僕はこれまで参拝したことがありませんので、珍しいお名前だと思います。これは真成院に祀られている十一面観音が、雨宝童子という童子と関係が深いことに由来しているそうです。雨宝童子は神仏習合で、天照大御神の化現であるとも考えられているそうです。

6月からずっと雨ばかり続いていて、すっきりしない天気が続いて嫌だな~と思っていたのですが、雨宝という文字を見ると、なんとなく雨が愛おしくなると言いますか、ありがたいものに思えてくるので不思議です。

雨の季節は雨を楽しむ。

つい最近『日日是好日』という本を読みまして、その中にも似たようなことが書いてありました。

心から雨を楽しめる、そんな大人になりたいです。

素敵な社名の神社にて、素敵な時間を過ごすことができました。

雨宝稲荷大明神、参拝できてよかったです。

続いては、地図にて見つけた、新宿御苑方面にある「大京神社」へと向かいます。

 

御朱印

雨宝稲荷大明神の御朱印はありません。(真成院の御朱印はあります。)

(※ご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は東京都新宿区若葉2-7-8です。

雨宝稲荷大明神の公式サイトはありません。真成院の公式サイトはこちらです。
http://www.shinjoin.jp/

 

電車

各線 「四谷駅」より徒歩7~8分。

四谷見附の交差点から、大通りを四谷三丁目方面(北西)に進み、左手にファミレスのジョナサンが見てたらその先を左折。直進し突き当りを右折、その先最初の路地を左折です。地図を見ながらをお勧めします。

丸ノ内線 「四谷三丁目駅」から徒歩8~9分。

3番出口より地上に出て、大通りを四谷方面(東)に進み、左手にミニストップの見える交差点を右折。そのまま進んだ右手です。

 

駐車場

参拝者用の駐車場はありません。周辺にいくつかコインパーキングがあります。

 

周辺のパワースポット

 

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