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鼓稲荷神社(新宿区/西落合)の御朱印と見どころ

鼓稲荷神社の紹介

新宿区西落合にある鼓稲荷神社の参拝レポートです。

読み方は「つづみいなりじんじゃ」です。哲学堂公園の南にある小さな神社で、最寄駅は西武新宿線の新井薬師前駅になります。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

西落合にある「鼓稲荷神社」へ

僕はこのブログを始める少し前から、嫁と二人で毎月のように神社巡りに出掛けています。散歩の延長のような感じで、都内を中心に、気になった神社にあちこちと。

しかし今年(2019年)は6月から7月にかけて毎日のように雨が降り、長~い梅雨が続いていました。故に僕もなかなか神社巡りに出掛けられずにいたんです。雨の中出掛けてもいいんですけど、どうせなら晴れてた方がいいですからね。

そして7月の下旬、ようやく梅雨が明けて青空が戻ってきたかと思ったら、今度は連日35度超えの猛暑。

雨に続き、今度は猛暑が行く手を阻みます。

このまま暑さがおさまるのを待つのが一番だとは思うのですが、そうなると10月くらいまで神社巡りに出掛けられないかもしれません。

しかしながら僕たち夫婦は既に、神社に行かなければ死んでしまう体になっています。

ですので猛暑の中ではありましたが、「無理をしない範囲で」という条件を自分たちに付けて、出掛けることにしました。中野の北側、西武新宿線沿いの神社巡りです。

8月1日、最高気温は35度、アスファルトの上は39~40度の予報です。

この日はまず沼袋駅で下車し、神社様よりお声を掛けて頂いた沼袋氷川神社に参拝。続いてそこから徒歩10~15分の松が丘北野神社へ。続いて向かったのが、こちらの記事で紹介する鼓稲荷神社です。

猛暑の中を実際に歩き始めますと、予想以上にヤバそうです。熱中症の危険がすぐそこにあることを実感します。水分や塩分を頻繁に摂取し、それでなんとかキープしてる感じです。

これまでも真夏の神社巡りは何度か経験していますが、やはり35度を超えると、その危険度が一段階上になる気がしますね。

これはもう、無理をせずに適当なところで切り上げようと。

当初は6ヶ所の神社に立ち寄る計画だったのですが、2つ削って4ヶ所に絞ります。帰りの電車は新井薬師駅からの予定でしたので、その途上にある神社だけ、参拝することに。

二ヶ所目の松が丘北野神社は、哲学堂公園という大きな公園の西にあります。次に目指す鼓稲荷神社は公園の南。

地図を頼りに前進して行きますと、路地の中に小さなお稲荷さんを見つけました。

鼓稲荷神社に到着です。

 

ご由緒

ご祭神は、穀物や食物の神様である、倉稲魂命(うかのみたまのみこと)です。宇迦之御魂命とも表記され、稲荷神と同一です。

創建の年代や経緯などは不明です。

何かわかり次第、追記させて頂きます。

 

境内案内

鼓稲荷神社は、住宅街の路地の中にありました。赤い鳥居と幟が見えてきます。

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鳥居の正面へ。とっても小さな神社です。向かって右手は公園になっていて、遊具がいくつかありました。

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一礼して鳥居をくぐり境内へ。

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鳥居をくぐるとすぐ、両脇には金網に囲われ、岩の上に載っている狐さんです。こちらは左のお狐さん。

鼓稲荷神社の左の狐

 

こちらが右のお狐さん。子供が寝ころがっていて可愛いです。

鼓稲荷神社の右の狐

 

すぐ正面が社殿です。木の茶色と白を基調とした建物です。

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拝殿の前へと進みます。社殿はいつ造営されたものかはわからなかったのですが、そんなに新しいものでもなさそうです。

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滴る汗もそのままに、参拝させて頂きます。

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社殿を振り返りますと、こんな景色になっています。

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社殿の左手前にはイチョウの木。

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境内にある木はこのイチョウの一本だけになります。

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こちらは社殿を右斜め前から。参拝を終え、鼓稲荷神社を後にします。

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参拝を終えて

灼熱の中辿り着いた鼓稲荷神社。

可愛らしいお狐さんが守る、小さな神社でした。

赤い鳥居の先には、幟が両脇に数本立つ参道に、岩の上に載った一対のお狐さん。そしてその先に社殿です。左奥には立派なイチョウの木が一本だけ伸びていて、地面は白い砂利に覆われています。

境内にあるものは、以上になります。手水舎や御由緒書きなどもありませんでした。そういう意味では、とってもシンプルな境内です。

シンプルではありますが、手入れが行き届いていて、綺麗な境内でした。きっとこの地域の人々に、大切にされているお稲荷さんなんだと思います。

そんな中、一番目を惹いたのは、左右どちらも金網に囲われてたお狐さんです。

左のお狐さんは玉乗り、右のお狐さんには子供がいます。大人はどちらも一見すると少し怖い顔をしています。じーっと見ていると、可愛らしくもなってくるのですが、基本的には険しいお顔です。

そんな怖いお顔の大人に対し、右にいる子供のお狐さんの体勢が、とっても可愛らしくて和むものでした。そんな子供に、お母さん(あるいはお父さん)狐が、そっと左手を置いているんです。

素敵なお狐さんを見ることができました。

社殿も大きくはなくシンプルな建物ではありましたが、時間の経過も見られるものでして、いつ建てられたものなのかも気になります。

鼓稲荷神社は、創建の年代や経緯が全くわからなくて…。境内に御由緒書きもありませんでしたし、帰宅後にネットで調べても、全然わからずでした。

社名の「鼓」の由来も気になるところです。

鼓(つづみ)といえば、お祭りを連想してしまいますので、奉納された能などに何かしら関係がある社名なのかもしれないですね。或いは、鼓の音が聞こえてくるとか。その辺り、もし何かわかりましたら、その際に改めて追記させて頂こうと思います。

鼓稲荷神社、参拝できて良かったです。

暑さゆえ、行こうかどうか少し迷った神社ではありますが、足を延ばした甲斐がありました。

続いては、哲学堂公園の東にある、葛谷御霊神社へと向かいます。

 

御朱印

鼓稲荷神社の御朱印はありません。

(※ご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は東京都新宿区西落合2-21-11です。

鼓稲荷神社の公式サイトはありません。

 

電車

西武新宿線 「新井薬師前駅」から徒歩7~8分。

北口を出て哲学堂通りを右に進みます。そのまま直線すると「菊の会」という建物が見えますので、その路地を左斜めに入って行き、左手二本目の路地を左折です。

大江戸線 「落合南長崎駅」から徒歩13~15分。

A1出口を出て、新青梅街道を西に進み、哲学堂通りにぶつかったら左折です。橋を渡って「四村橋南」の信号を右折、その先左の路地に入り、さらに右の路地に入るとすぐです。

中野駅、新井薬師駅、江古田駅からバスで行くことも可能です。その場合最寄のバス停は「哲学堂公園入口」になります。

 

駐車場

参拝者用の駐車場はありません。ごく短時間でしたら、神社前の道路に路駐することも可能かと思われます。近くにはコインパーキングもあります。

 

周辺のパワースポット

 

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