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高尾山薬王院(八王子市)の御朱印と見どころ

高尾山薬王院の紹介

八王子市高尾山にある高尾山薬王院の参拝レポートです。

読み方は「たかおさんやくおういん」です。真言宗智山派の大本山として、成田山新勝寺、川崎大師平間寺と並び、関東三大本山の一つとして知られています。薬王院と参道の杉並木は、八王子八十八景にも選ばれています。観光スポットとしても人気のある高尾山の中腹に位置しています。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

「高尾山薬王院」へ

季節は11月の上旬。都内では紅葉が始まり掛けた頃です。

以前から高尾山登山を計画していた僕たちは、ついに決行の日を迎えます。

メンバーは、僕と嫁と、嫁の妹。この三名です。

高尾山は東京の八王子にある山で、観光地としても有名です。都心からのアクセスも良く、年間の登山者数はなんと約260万人で、世界で一番登山者数が多い山だそうです。

中腹には高尾山薬王院があり、古くから修験道の霊山とされていた山でもあります。

東京で登山と言えば、まず皆さんこの高尾山を思い浮かべるかと思います。

僕もです。

それくらい有名にも関わらず、僕はまだ一度も高尾山に登ったことがありませんでした。東京に住んでるのに。

僕は生まれも育ちも長野の山奥でして、小さい頃から登山には慣れ親しんでいました。しかし大人になって上京してからは、登山とは全く縁のない生活。

ですので今回はかなり久しぶりの登山です。

きっと登山に慣れている方からすれば、「高尾山なんて登山のうちに入らない」と言われてしまうかもしれませんが。

一方、嫁と嫁の妹は、東京生まれの東京育ちで、高尾山には子供の頃に遠足で登ったらしいです。しかし、大人になってからは僕と同じく登山とは縁のない生活。

いわば、登山は初心者同然の三人です。

とは言え、僕も嫁も普段から神社巡りなどでかなりの距離を歩いていますし、山の上にある神社への険しい道を登り下りしたりもしています。ですので、まぁ、大丈夫だろうと。

念のため、持ち物チェックなどはしっかりしつつ。非常食なんかもリュックに入れつつ。

当日は早起きをして、電車にて高尾山を目指します。

高尾山に登るには、京王線の「高尾山口駅」で降ります。そこから途中まではケーブルカーやリフトでも行くことができるのですが、僕たちは徒歩にて登ることを事前に決めていました。

どうせなら自分の足で、という思考回路によるものです。

高尾山口駅に降り立ちますと、平日にも関わらずたくさんの人。かなり賑わっています。

そこからまずは、高尾山登山の安全を願い、駅の近くにあった「氷川神社」に参拝。

参拝を終え、いざ高尾山登山に臨みます。

 

ご由緒

ご本尊は、薬師如来(やくしにょいらい)飯縄権現(いづなごんげん)です。薬師如来は仏教の如来の一尊で、飯縄権現は山岳信仰が発祥と考えられる、神仏習合の神です。

創建は奈良時代の天平16年。聖武天皇の勅命により、東国鎮護の祈願寺として、行基菩薩により開山されたと伝えられています。その際にご本尊として薬師如来が安置されたことから、薬王院と称されました。

南北朝時代に京都の醍醐寺から俊源大徳が山に入り、飯縄権現を守護神として奉りました。このときより、飯縄信仰の霊山となり、修験道としても繁栄することになります。

戦国時代には、飯縄大権現が武将の守護神として崇敬され、上杉謙信や武田信玄、北条家などにも信仰され保護を受けます。江戸時代には徳川家からも保護され、隆盛を迎えます。

古くから天狗伝説の残る山ではありますが、天狗は、修行をする山伏の姿と同一に考えられることもあります。

現在、滝修業は一般の方も行うことができます。

真言宗智山派の大本山として、成田山新勝寺、川崎大師平間寺と並び、三大本山の一つとして知られています。

都心からのアクセスが良いこともあり、多くの参拝者で賑わう寺院です。

 

境内案内

京王線の高尾山口駅に降り立ちます。

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改札を出るとたくさんの人。駅舎は2015年に改築されていて、新しいです。

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高尾山の地図がありましたので、確認します。高尾山にはいくつかのルートで登ることが可能で、事前に僕たちが選んでいたルートは「1号路」です。

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近くの氷川神社で登山の安全をお祈りした後、いざ高尾山に向けて出発です。それにしても、人が多いです。平日なのに。

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お蕎麦屋さんや土産物屋さんのあるエリアを抜けると、開けた場所に出ます。奥にはロープウェイ乗り場があり、長蛇の列。

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道が二又になっていて、左がロープウェイやリフト、右が徒歩ルートです。僕たちは徒歩で登るため、右ルートへ。

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景色はすぐに森の中に。木々に囲まれた道を進みます。坂は比較的緩やかで、道の幅も広いです。

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徒歩で登山をする人もたくさんいます。前にも後ろにも大勢の人が歩いていました。

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途中、分かれ道があり、急坂の方に進むと「金比羅台」を経由するぽいので、そちらを選びます。この坂が一番きつかったかもです。

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きつい急坂を登り切りますと、そこが金比羅台です。そこには「金毘羅社」がありましたので、お参りもします。

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金比羅台からの景色が綺麗でした。急坂のルートを選ぶと、この景色が見れます。

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金比羅台からは緩やかな登り坂を進みます。

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しばらく歩きますとリフトの発着所があり、その先はいっきに人の数が増えます。

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美味しそうなお団子があり、一瞬食べようかと思いましたが、まだ我慢して歩きます。

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さらに進むと、左手にはサル園です。猿を見たい気持ちもありましたが、高尾山登山が第一の目的ですので、今回は猿は諦めます。

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さらに進むと、高尾山のスポットである「たこ杉」に到着です。この杉の根がタコの足に似ていることから、そう呼ばれるようになったそうです。こちらがそのタコの足の部分ですね。

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タコ杉を見上げてみます。樹齢450年で、高さは37メートルもあるとのこと。でかいです。

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たこ杉のお隣には「ひっぱり蛸」。撫でると運を引き寄せるそうですので、撫でます。

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その先に浄心門です。ここが薬王院参道の入り口です。

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こちらが、浄心門をくぐってすぎ左にある神変堂。お参りをして行きます。

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参道を進みます。

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参道は途中で二手に分かれます。左が石段でいっきに上る男坂、右がなだらかな女坂です。

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石段を上る男坂を選択します。石段の数は煩悩の数である百八段でした。数えました。

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男坂を上がった先、右手に「苦抜け門」と書かれたものがありましたので、くぐってみます。

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苦抜け門をくぐってそこから上に登っていくと、そこには大きな仏舎利塔がありました。仏舎利塔の前には天狗さんも。ここまで登って来る人の姿はほとんどなく、とても静かでした。

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仏舎利塔を下りると、女坂と合流します。そこから少し歩くと、左手に「天狗の腰掛杉」です。

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天狗の腰掛杉は樹齢700年の大きな杉です。天狗がこの杉に腰掛けて、参拝者を見守ってくれているそうです。

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その先にも大きな杉並木が続きます。巨大な木が次々と現れます。

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ようやく高尾山薬王院の入口、山門に到着です。

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山門には四天王の像と、大きな天狗の面がありました。

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山門をくぐった先、左手に手水舎です。お清めをします。

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手水舎の向かいには一対の天狗さんです。このエリアは他にも様々なものがあり、見どころがたくさんでした。

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その先には土産物屋さんや御護摩の受付所が並び、多くの人で賑わっています。御朱印も受付所で頂けるようですので、帰りに寄ることに。

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土産物屋さんの先、右手には石段が延びています。

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こちらは石段の入口にいた狛犬さんです。

高尾山薬王院の狛犬

 

石段の上が仁王門です。外側には左右に迫力のある仁王様がいました。

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仁王門を抜けると、そこが高尾山薬王院の御本堂(大本堂)です。いっきに荘厳な空気が広がります。

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振り返ると、仁王門の内側、左右には小天狗と大天狗がいました。

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御本堂の彫刻が凄いです。目が釘付けになります。

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少し左の方に、大きな青い天狗の面。青い顔にカラスのような嘴を持つ小天狗です。

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反対、右側には大きな赤い天狗の面。赤い顔と高い鼻の大天狗です。

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御本堂の周囲を歩いてみます。御本堂の右手には赤い社の大師堂があります。大師堂を囲むように八十八大師もいました。

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その先には、高尾山の山頂へと続く石段です。山頂は薬王院を一通り散策した後、目指すことに。

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今度は御本堂の左側に回ってみます。御本堂を左斜め前からも撮影。

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その先には石段があり、上には赤い鳥居も見えます。石段を上ってみます。

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石段の途中から御本堂の方を見ると、こんな感じです。

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石段の途中には狛犬さんもいました。

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石段を上がり、一礼して鳥居をくぐります。

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こちらが高尾山薬王院の本社(権現堂)で、飯縄権現が祀られています。鳥居もありましたし、こちらの社は神社建築です。社殿の左右には大天狗と小天狗もいました。

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社殿の彫刻も鮮やかで綺麗です。この社殿は独特の雰囲気がありました。

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本社の左奥には小さな社がいくつかありましたので、行ってみます。

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こちらは大天狗と小天狗を祀った天狗社です。下には天狗の大きな下駄がいくつもありました。

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奥には福徳稲荷社です。

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本社を左前からも撮影。色合いが鮮やかで綺麗な社殿です。よく見ると壁や屋根の彫刻も凄かったです。

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本社からさらに上へと続く石段(高尾山山頂へと続く石段)があり、その先には不動明王をご本尊とする奥の院です。

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奥の院と、その裏手にあった浅間神社にも参拝し、高尾山山頂を目指します。

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緩やかな登り坂を歩きます。

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そしてついに、高尾山山頂に到着です!

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山頂はたくさんの人で賑わっていました。

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こちらは山頂の先にある展望台です。少し雲はありますが、気持ちいい景色です。

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しばし山頂でゆっくり過ごした後、下山します。来る時には気付きませんでしたが、御本堂の石段を下りたところの奥に、精進料理が食べられる場所があるのを見つけました。

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奥へと行ってみますと、黒門という立派な門がありました。この先には一般の人は行けないようです。

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賑やかな場所まで戻り、御護摩受付所にて、御朱印を頂きました。

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御朱印帳も種類がたくさんあり、天狗の御朱印帳もありました。かっこいいです。

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こんな標識も。

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こちらは入口の山門を内側から。

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帰りは女坂を下ります。

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行きは頑張って歩きましたが、帰りは楽をしてリフトで。リフトは乗っている時間もけっこう長くて、楽しかったです。

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リフトの発着所には、金色の北島三郎像がありました。八王子の観光大使なんですね。この後は美味しい蕎麦を食べ、日本酒を少々引っ掛け、帰路に就きました。

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参拝を終えて

初めての高尾山登山、無事に登頂し、下山してきました。

まず、体力的な感想ですが「意外と楽」だったんですよね。僕はかなり汗をかく方なのですが、登山中はほとんど汗をかくこともなく。

かつて神社巡りで膝が痛くなって歩けなくなった経験を踏まえ、膝サポーターを装着して行ったのも良かったかと思います。あとは、かなりゆっくりペースで登りましたので、それで疲れなかったのかもしれません。

高尾山に登るにはいくつかルートがあり、僕たちは一号路を選択しました。

一番キツかったのは、一号路から少し寄り道をした金毘羅社のある金比羅台という展望台の手前です。かなりの急坂で、嫁も嫁の妹も、ここが一番バテ気味でした。

薬王院の手前にある、108段の石段である男坂がキツいと言われているようですが、男坂よりも、その金比羅台に向かう坂の方が遥かにキツかったです。むしろそこがあったからこそ、男坂が楽に感じたのかもしれませんけれど。

男坂は段数を数えながら上ってみたのですが、きっかり108段ありました。

薬王院に辿り着くまでも、見どころがたくさんあって、もう大変でした。あちこちでついつい立ち止まってばかりになってしまいます。

金比羅台からの景色も素敵でしたし、「たこ杉」や「天狗の腰掛杉」も大きくて迫力がありましたし、人の気配がなかった仏舎利塔も行ってみてよかったです。天狗の腰掛杉の先には、大きな杉が並ぶ杉並木になっていて、深い森の中にいるような感覚にもなりました。

何よりも、山の中を歩くというのは、気持ちいいですね。

登山者は多かったですし、遠足の子供たちなどもいて、多少ガヤガヤはしていましたけれど。

それでもやっぱり、山の澄んだ空気と大きな木々に癒されます。

紅葉にはまだ少し早かったですけれど、景色も素敵でした。

そして中腹にある高尾山薬王院。

ここがもう見どころがたくさんあり過ぎて、とてもここで全部は書き切れません。

そんな中でも、あえて何が一番印象に残っている?と聞かれたら、御本堂(大本堂)と御本社(権現堂)の建物と彫刻、そして御本堂の左右にあった大きな天狗のお面でしょうか。

天狗のお面はかなりでかくて迫力がありました。左に青い小天狗、右に赤い大天狗の顔があるのですが、近くで見ますと威圧感もハンパなかったです。

御本堂の建物は寺院なのですが、奥にあった御本社には鳥居もあり、完全に神社の造りでした。

それらは寺院と神社が明らかに融合していて、神仏習合を実感するこができる場所です。ちょっと不思議な感じもしました。

御本堂も御本社も、どちらも彫刻が素晴らしかったのが印象的です。

また、高尾山は天狗伝説や天狗信仰の霊山でもあることから、天狗の像がいくつもあり、それも印象に残っています。

どこもかしこも目を奪われてしまうものばかりで、とても魅力的な場所でした。

薬王院を一通り散策した後は、いっきに高尾山の山頂を目指し、無事に登頂することができました。

山頂はかなり広くなっているのですが、予想以上にたくさんの人がいて驚きました。どこを見渡しても人だらけだったので。僕たちが登ったのが平日だったことを考えますと、土日は一体どれくらいの人で混み合うのだろうと、ちょっと恐ろしくなります。

無事に薬王院への参拝も終え、高尾山への登頂も果たした僕たちは、帰りは少し楽をして、リフトに乗車して下山。

リフトで降りていますと、行きにはこの山の中をずっと歩いたのか~と、その距離にちょっとびっくりもします。

リフトにて下山した後は、何軒も並ぶ蕎麦屋の一軒に入り、美味い蕎麦で遅い昼食をとりながら、日本酒を一杯。

どこのお店が美味い、とか特に調べずに入ったのですが、美味かったです。

もうお昼はとっくに過ぎている時間にも関わらず、どこのお店も混んでいました。

高尾山登山、薬王院への参拝、美味い蕎麦で一杯。

全ての目的を果たし、ほろ酔いで帰路に就くことに。

予想外の人の多さに少々疲れはしましたが、それでも良い休日を過ごすことができました。

高尾山は、全く登山慣れしていない僕たち40代でも比較的楽に登れましたし、小さな園児たちも遠足で登っていましたので、登山初心者でも気楽に行ける山かと思います。

もちろん夜とか悪天候ではなければ。

ケーブルカーやリフトもありますので、それらを使って薬王院まで行くのでしたら、そこまで大変ではありません。

ただ、リフトやケーブルカーから薬王院までも意外と距離はありますので、足の悪い方などには少し辛いかもしれません。公式サイトでは、薬王院までケーブルカーを降りてから徒歩20分、リフトだと徒歩30分の案内が出ています。

それらを考慮しつつ、是非行ける方は薬王院、さらには山頂まで行ってみてください。

初めての高尾山。

楽しかったです。

 

御朱印

こちらが、高尾山薬王院の御朱印です。

高尾山薬王院の御朱印

 

御朱印の受付時間

御朱印を頂ける時間は、9時から16時までです。

(※お時間やご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は東京都八王子市高尾町2177です。

高尾山薬王院の公式サイトはこちらです。
http://www.takaosan.or.jp/

 

電車

京王線 「高尾山口駅」 から徒歩で約70分~120分、ケーブルカー使用で約30分、リフト使用で約35分です。

リフトもケーブルカーも、大人が片道480円で往復930円、子供が片道240円で往復460円です。

リフトは9時からで、終了時刻は5月~11月が16:30、12月~4月が16時ですが、土日祝日は延長されたりもするようです。

ケーブルカーは毎日8時より15分間隔での運転で、終発時刻は季節によって異なりますが、最長は18時、最短は17:15です。

リフトとケーブルカーの運転時間について、詳しくは下記公式サイトでご確認ください。
http://www.takaosan.or.jp/access/

 

駐車場

参拝者用の駐車場があります。高尾山薬王院祈祷殿駐車場、八王子市営高尾山麓駐車場、京王高尾山駐車場があります。その他臨時駐車場も高尾山口駅の近くにあります。詳しくは下記公式サイトでご確認ください。
http://www.takaosan.or.jp/access/

駐車場からのルートは、上記電車での「高尾山口駅」からと同じになります。

 

周辺のパワースポット

 

八王子市の神社一覧

僕が参拝した八王子市の神社一覧です。