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芝東照宮(港区/芝公園)の御朱印と見どころ

芝東照宮の紹介

港区芝公園にある芝東照宮の参拝レポートです。

読み方は「しばとうしょうぐう」です。徳川家康公をお祀りする神社で、四大東照宮の一つにです。徳川家光が植樹したといわれる御神木の大銀杏は、都の天然記念物に指定されています。芝公園の中に鎮座していて、最寄り駅は芝公園駅になります。浜松町駅からも徒歩圏内です。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

芝公園の「芝東照宮」へ

東照宮といえば、徳川家康公を祀っている神社で、一番有名なのは日光東照宮かと思います。日光へは僕も子供の頃に一度(記憶はほぼないですけど)と、5年ほど前にも一度訪れています。

また、6~7年前には上野東照宮、今年の春には名古屋東照宮に参拝しています。

ですのでこの芝東照宮は、僕が訪れる四つめの東照宮です。

この日は「東京十社巡り」のため、朝から嫁と二人でいくつかの神社を回っていました。

東京十社というのは、明治天皇が東京を代表すると認めた十の神社で、十社巡り専用の御朱印帳もあります。

僕は昨年末にこの十社巡りを始めたのですが、なかなか終わらず…。

このままでは一年以上経過してしまうと焦り、この秋に残りの神社への参拝を終え、十社巡りを完遂することにしました。

そして見事な秋晴れになった10月10日。

何ヶ所か他の神社に寄り道をしつつも、残りの神社への参拝を終え、東京十社巡りを無事に終えることができました。

その最後に訪れたのが、芝公園から近くにある東京十社の一つ、芝大神宮です。

芝大神宮にて参拝を終えると、時刻は既に15時過ぎ、陽も傾いています。

もう夕方になってしまいましたが、僕たちは近くにもう一つ、芝東照宮というのがあるのを事前に見つけていましたので、できればそちらにも参拝したい。

僕は東京在住ですが、芝公園にも一度も遊びに行ったことがなく、この辺りは普段なかなか訪れる機会がない場所です。

ですのでせっかくここまで来たのだから、芝東照宮にも是非参拝したい、と。

東照宮には「四大東照宮」と呼ばれるものがあって、芝東照宮はその一つでもあるようです。他の三つは日光東照宮、久能山東照宮、上野東照宮です。

そんな情報を得てしまったら、四大東照宮にも全て参拝してみたくなってしまいますし。

芝東照宮は、芝公園の中にあります。また、公園内には有名な増上寺というお寺もあります。

当初の僕たちの計画では、芝大神宮に参拝したあと、「のんびりと午後の芝公園を散歩し、増上寺にも参拝し、最後に芝東照宮へ」という流れをなんとなく思い描いていました。

昼下がりの芝公園を散歩する自分たちの姿を。

しかし現実は、もう夕方。

芝東照宮にて御朱印を頂けるかどうかも怪しい時間です。

これはもう「芝公園をのんびり散歩」と「増上寺に参拝」を諦め、急ぎ足で芝東照宮に向わねばいかん状況です。

そんなわけで、芝大神宮から芝東照宮を目指して歩き始めます。

足早に歩いていますと、途中で大きな門に遭遇。それが増上寺の大門でした。

その辺りの住所は「港区芝大門」で、近くには大門駅もあります。それらは増上寺の大門に由来していたのですね。

大きな門をくぐり、芝公園の入口に到着。

増上寺を訪れたい気持ちを振り払いつつ、公園の外側を歩き、東照宮に向います。

芝大神宮からは徒歩7~8分ほどだったでしょうか。

芝東照宮に到着です。

 

ご由緒

ご祭神は、江戸幕府の初代将軍である徳川家康公(とくがわいえやすこう)です。

創建は江戸時代の初期、元和3年です。増上寺の境内に創建されました。徳川家康は還暦の記念に「寿像」と呼ばれる自らの像を作らせ、駿府城にて祭祀していました。家康の死後、その寿像を祭祀する社殿を増上寺に建造するようにとの遺言から、社殿が造営されたのが始まりです。

増上寺は徳川家の菩提寺に定められたお寺です。元々は日比谷にありましたが、安土桃山時代の末期に、江戸城の拡張工事により現在の地に移転しています。

芝東照宮は、当初は家康の法名から「安国殿」と呼ばれていました。

明治初期の神仏分離により増上寺から分かれ、東照宮を称するようになりました。

第二次大戦の戦災により社殿は焼失しましたが、御神像の寿像と、御神木の大銀杏は焼失を免れています。大銀杏は徳川家光が植樹したと伝えられているもので、東京都指定天然記念物にも指定されています。

現在の社殿は昭和44年に再建されたものになります。

芝公園の一角に鎮座し、四大東照宮の一つに数えられている神社です。

 

境内案内

芝公園の外側を歩いていますと、芝東照宮の入口を見つけました。

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参道を進むと、まずは狛犬さんがお出迎えです。こちらが左の狛犬さん。

芝東照宮の左の狛犬

 

こちらが右の狛犬さんです。どちらもかっこいい狛犬さんでした。

芝東照宮の右の狛犬

 

その先に鳥居です。夕暮れ時になってしまいました。参道の両端は月極めの駐車場になっているようです。

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一礼して鳥居をくぐります。

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石段の先に社殿があるのも見えてきます。

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参道の左手はこんな感じ。

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参道の右手はこんな感じです。大きな公園が広がっています。

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石段を上ります。石段の上は緑が多いです。

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提灯に明りが灯っていて、いい雰囲気です。

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石段の先、右手が少し開けていて、よく見ると大きな木があるのがわかります。

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吸い寄せられるように、大きな木の元へ。

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こちらが、徳川家光が植樹したとされる天然記念物の銀杏です。御神木です。

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しばらく銀杏をボ~っと眺めたり、見上げたり。素晴らしいです。

芝東照宮の大銀杏

 

銀杏をじっくり眺めた後、拝殿へと向かいます。

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右手に手水舎です。小さめですけれど、雰囲気のある手水舎です。

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お清めをします。手水鉢も風情があります。

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参道の左手、手水舎の反対側はこんな感じです。奥には燈籠も見えました。

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拝殿の正面へと進みます。赤と白を貴重とした社殿が、夕暮れの森に映えています。

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拝殿の左手前に、芝東照宮のご由緒。

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静かな夕暮れの中、参拝します。

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拝殿には白い龍も。

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お賽銭箱の奥に、御守りやおみくじもありました。

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拝殿を背にして参道を見ますと、こんな景色になります。境内は緑が多いです。

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こちらは拝殿に向かって右側。奥には石碑もあります。

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石碑のお隣には一本の木が囲われ、「徳川吉宗公ゆかりの~」と書かれていたのですが、読めませんでした…苦。

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拝殿を右斜め前からも。緑と赤が綺麗です。

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拝殿に向かって左手が授与所です。こちらで御朱印を頂きました。

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授与所の前からも拝殿を撮影。

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御朱印を頂き、一通り境内を散策した帰り路、境内の左手に小路があるのを見つけましたので、行ってみます。

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境内から出ますと、広々とした場所に。

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そのまま先に進むと、「銀世界の梅」と書かれた看板です。

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看板のとおり、その先にはあちらこちらに梅です。梅の咲く季節はここが一面ピンクに染まるんでしょうね。

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猫もいました。この日はよく猫に会う日です。

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再び来た道を戻ります。外から見る境内の木がとても綺麗でした。

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夕暮れの芝東照宮を後にします。

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参拝を終えて

秋の夕暮れに訪れた芝東照宮。

とても静かで、時間がゆっくりと流れている神社でした。

直前に訪れた芝大神宮は、東京十社ということもあってか参拝者の姿も多く見掛けたのですが、こちらの芝東照宮では、ほんの数人とすれ違っただけです。

境内には僕たち夫婦しかいない時間もけっこうあって、のんびりゆっくり散策させて頂きました。

御朱印の受付時間にも間に合いまして、無事に頂くことができました。

僕はこれまで四ヶ所の東照宮に訪れたことになりますが、御朱印を頂いたのは、名古屋の東照宮に続き芝東照宮が二ヶ所目です。

僕が神社巡りを始め、御朱印を頂くようになったのは、まだほんの2年ほど前でして、それまでに訪れた日光東照宮や上野東照宮は、御朱印を頂くという発想すらありませんでしたし、神社にそこまで興味がなかった頃なので、しっかり見たりもしていないんです…。今思えばもったいないですけどね。

またいつか日光にも上野にも東照宮の参拝に行きたいと思います。もう一ヶ所、静岡にあるという久能山東照宮にも。

芝東照宮に参拝し、余計に他の東照宮にも興味が湧いてきてしまいました。

夕暮れの芝東照宮の境内で、やはり一番目を惹いたのは、徳川家光が植樹したとされる大きな銀杏です。

参道の途中にあるのですが、その存在感は圧倒的でした。

遠くからでも大きいのはわかるのですが、近くで見上げますと、その大きさに惹き込まれます。

三代将軍の家光が植樹したものとのことですが、植樹したときにはどれくらいの大きさだったんだろう、とかも考えてしまいますね。

銀杏の別名は公孫樹(こうそんじゅ)と言って、これは「孫の代に実る樹」との意味らしいのですが、家康を祀った神社に、孫の家光が植えた銀杏がこうしてあるわけです。

神社巡りをしていますと、巨木に出会うことが多々ありますが、芝東照宮の大銀杏も、まさにそんな巨木でした。

素晴らしかったです。

他にも、小さいながらも趣のある手水舎や、拝殿に向って上がっていく石段と、明りが灯った提灯がある景色も素敵でした。

緑の中にある、赤を貴重とした拝殿が夕暮れに映えている絵もなかなか良くて、夕方の神社も悪くないな~と。

普段僕たちは、あまり夕方の参拝はしないので、ちょっと新鮮でもありました。

ただ一つの心残りは、拝殿の左奥にあったらしい「葵の井戸」という井戸を見なかったことです…。

葵の井戸は、東京大空襲のときに御神体である寿像をその中に入れ、難を逃れたという逸話のある井戸です。

ゆっくり境内を散策したはずなのですが、なぜ見逃したのか…。

じゃっかんの心残りではありますが、参拝もできましたし、御朱印も頂けましたので、良しとします。

御朱印を頂いた際には、「日光杉並木古材」と書かれた栞も頂きまして、それを見てますます日光に行きたくなってしまいました。

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芝東照宮では、同じく日光杉並木の古材で作られた、木の御朱印帳もありました。

日光杉並木というのは、日光東照宮への参道でもあり、世界最長の並木道とのことですので、いつか歩いてみたいです。

夕暮れの芝東照宮。

参拝できて良かったです。

この後僕たちは、当初思い描いていた、「芝公園を散歩」と「増上寺に参拝」を決行しようかどうか少し迷ったのですが、もう辺りは薄暗くなり始め、足腰もガタガタでしたので、それらは諦めることに。

近くの芝公園駅から電車に乗り、帰路に就きました。

この日は結局、全部で8ヶ所もの神社を巡ってしまいフラフラにはなったのですが、どれも素敵な神社で、訪れることができて大満足です。

素敵な秋の神社巡りができました。

 

御朱印

こちらが芝東照宮の御朱印です。

芝東照宮の御朱印

 

御朱印の受付時間

御朱印と御守りを頂ける時間は、9時から17時までです。

(※お時間やご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は東京都港区芝公園4-8-10です。

芝東照宮の公式サイトはこちらです。
http://www.shibatoshogu.com/

 

電車

三田線 「芝公園駅」A4出口から徒歩1分。

三田線 「御成門駅」A1出口から徒歩4分。

浅草線 / 大江戸線 「大門駅」A6出口から徒歩5分。

大江戸線 「赤羽橋駅」赤羽橋口から徒歩7分。

JR山手線 / 京浜東北線 「浜松町駅」から徒歩12分。

最寄は三田線の芝公園駅です。駅を出てすぐです。

 

駐車場

参拝者用の駐車場はありません。参道の駐車場は月極駐車場です。近くにコインパーキングがいくつかあります。

 

周辺のパワースポット

 

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