府中市の宮町にある日吉神社の参拝レポートです。
読み方は「ひよしじんじゃ」です。大國魂神社の境外末社であり、大國魂神社が「六所宮」とも称されていることから、六所日吉神社(ろくしょひよしじんじゃ)とも称されている神社です。境内の裏手には、同じく大國魂神社の境外末社である天神社(あまつかみのやしろ)があります。
序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。
府中の「六所日吉神社」へ
この日はお昼くらいから嫁と二人で府中の神社を回り始め、日吉神社が四社目の神社です。
最終目的地は府中にある大きな神社、大國魂神社だったのですが、その周辺にもいくつか神社があることを事前に調べましたので、それを一つずつ回っている感じです。
大國魂神社には以前も一度行ったことがあったのですが、それ以外は全て初めて訪れる神社です。ですので完全に地図を頼りに歩き回る形です。土地勘も全くありませんので。
ここまで、金比羅堂、熊野神社、妙顕神社と三ヶ所を回ったのですが、どれもかなりマイナーなようで、HPなどももちろんなく、ネットで事前に調べられる情報もかなり少なかったです。御朱印を頂けたら、と思い御朱印帳は持参していたのですが、まだこの日は一度も使うこともなく。どこも社務所が見当たりませんでした。
次に向かう日吉神社も、事前に調べた限りでは、かなりマイナー(失礼な言い方ですみません…)な神社のようで、おそらく御朱印も頂けないであろうことは想定済みです。
神社への参拝が目的であり、御朱印は頂けなくても問題ないのですが…ここまで参拝した三つの神社では、どこも人の気配がなく、参拝に訪れているのも僕と嫁の二人だけ。平日だと言うこともあるのかもしれませんが、他の参拝者と一度も会うことがありませんでした。ですので若干人恋しくはなってきていたかもしれません。
もちろん神社以外では、少しですが人ともすれ違いますし、車も走ってるんですけどね。神社では一切他の参拝者の方に会わないんですよ。
ちょっと淋しくはなってきます。
そんな気持ちを抱えながら、日吉神社に向かうわけですが、地図を見ると、日吉神社は三ヶ所目に訪れた妙顕神社のすぐ近くです。妙顕神社の裏手が山になっていて、その山の上にある様子。
そしてよく見ると、妙顕神社から徒歩15秒くらいのところに、山へと登る石段があるではないですか。
で、その石段を登ってみましたところ、その先には日吉神社の鳥居が見えました。
到着です。
ご由緒
ご祭神やご由緒は不明です。
大國魂神社の境外末社として、古くから祀られていたことを除き、創建の時代や経緯も不明です。
日吉神社の裏手には「天神社(てんじんしゃ)」があり、そちらも大國魂神社の境外末社になります。正式には「あまつかみのやしろ」と読むようです。
天神社は菅原道真公をご祭神とする天神信仰とは別もので、日本神話の神様である大国主命の国造りをお手伝いした、少彦名命(すくなびこなのみこと)を祭神としてお祀りしています。天神社が創建された年代や経緯なども不明です。
日吉神社、天神社が鎮座している山は「天神山」と呼ばれ、天神社へと続く「天神坂」もあります。
境内案内
競馬場の目の前、妙顕神社のすぐ近くに登り坂があります。
この坂が「天神坂」です。天神坂についての説明も書かれていました。
坂を少しだけ登った右手には山の上へと続く石段が。その上には鳥居と社殿の一部も見えます。
石段を一歩一歩登って行きます。
石段の途中、右側に手水鉢。水はありませんでしたので、手をはたいてお清め。
手水鉢の奥にはとても大きな木。ビニールが巻かれていましたので、何かしら保護をしているのかもしれません。
石段を上がると、鳥居と社殿が正面に見えます。
鳥居の扁額には「日吉神社」と書かれています。無事に辿り着きました。
鳥居をくぐり拝殿に向かい、まずは参拝させて頂きます。
少し周りを歩いてみます。こちらは斜め前から見た社殿です。ホームレスらしきおっさんが寝ていて、ちょっとびっくりしました。誰もいないと思っていたので…。
こちらは社殿側から見た鳥居です。緑の中の鳥居が映えますね。
山の上ですので、周囲には木がたくさん生い茂っています。
社殿を左奥に進んだところに、天神社がありました。
天神社にも参拝。
そして再び日吉神社に戻り、鳥居をくぐり石段を降り、日吉神社を後にしました。
参拝を終えて
山の上にあった日吉神社。森に囲まれていて、とても静かな場所でした。
人の気配も全くなかかったので、僕と嫁以外は誰もいないと思って参拝していたのですが、社殿にホームレスのおっさんが寝ていてかなりびっくりしました。社殿で寝ている人を見たのは、僕は神社巡りを始めてから初ですね。それだけ普段からあまり人が来ない神社ということなのかもしれませんけれど。
日吉神社は創建の年代や経緯などが一切わからないのですが、きっと昔からこの山の上にあったんだろうな~と。社殿は比較的新しいものに見えましたので、近年建て替えられたものだと思います。
裏にあった天神社は、とても古い建物でした。
日吉神社と天神社のある山は「天神山」と呼ばれているそうですが、以前訪れた稲城市にある大麻止乃豆乃天神社も、天神山と言う山の上にありました。大麻止乃豆乃天神社の方も、「てんじんしゃ」ではなく正式には「あまつかみのやしろ」と読むようでして、こちらの天神社と同じです。府中市と稲城市は隣ですし、何かしら関係があるのかもしれませんね。
「あまつかみのやしろ」って、なんだかいい響きですね。
ちなみに「あまつかみのやしろ」と読む天神社は、僕はこちらと稲城の二社しか今のところ足を運んだことはありません。ざっくりググってみたところ、同じ読み方の神社も少し出てきましたので、たまにあるパターンなんだとは思います。かなり珍しいことに変わりはないとは思いますけれど。
結局ここちらの日吉神社でも、他の参拝者とお会いすることもなく、僕と嫁の二人しかいない状態で(ホームレスのおっさんはいましたが)、境内を独占させて頂きました。
のんびりゆっくり参拝させて頂きました。
六所日吉神社と天神社、参拝できてよかったです。
人恋しい気持ちを抱えつつ、続いては武蔵国府八幡宮という神社に向かいます。
御朱印
日吉神社では御朱印は扱っていません。
(※ご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)
アクセス
住所は東京都府中市宮町3-21-1です。
日吉神社の公式サイトはありません。大國魂神社の公式サイトはこちらです。
https://www.ookunitamajinja.or.jp/
電車
①京王競馬場線「府中競馬正門前駅」から徒歩5~7分。
②JR南武線・武蔵野線 「府中本町駅」から徒歩8~10分。
③京王線 「府中駅」から徒歩10~15分。
最寄駅は競馬場線の府中競馬正門前駅ですが、JRの府中本町駅からでも遠くはありません。府中駅からも徒歩圏内です。
駐車場
参拝者用の駐車場はありませんが、短時間でしたら神社へと続く石段前の道路に、通行の妨げにならによう、路駐は可能かと思います。
周辺のパワースポット
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