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尾崎熊野神社(杉並区/成田西)の御朱印と見どころ

尾崎熊野神社の紹介

杉並区成田西にある尾崎熊野神社の参拝レポートです。

読み方は「おざきくまのじんじゃ」です。正式名称は熊野神社のみになります。境内に樹齢400年といわれるクロマツの大木があることでも知られています。最寄り駅は南阿佐ヶ谷駅です。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

クロマツの大木がある「尾崎熊野神社」へ

この日はお昼前くらいから神社巡りを始め、成宗須賀神社、成宗弁財天社、田端神社と参拝し、次に向かう尾崎熊野神社が四か所目となる神社です。

数こそまだそこまで多く回ってはいませんが、この日の神社巡りはそこそこの距離を歩く感じになっておりまして、気が付けばもう14時過ぎ。10月下旬のこの時期ですと、早くも少し日が傾きかけてきます。

ここまで回った三ヶ所は、丸ノ内線の南阿佐ヶ谷駅から南西のエリアです。田端神社が最も西の荻窪寄り。

そこからは再び東に戻るような形で、尾崎熊野神社、成宗天祖神社、馬橋稲荷神社と回って帰路に就く予定です。

阿佐ヶ谷の南側、丸ノ内線と井の頭線の間あたりには、善福寺川という川が流れていまして、その川沿いは善福寺緑地と言われる公園になっています。

次に訪れる尾崎熊野神社は、その善福寺緑地の一角といいますか、すぐ近くに位置しています。善福寺緑地は、以前何度か歩いたことがありますが、気持ちのいい散歩道です。

事前に尾崎熊野神社を調べたところ、どうやら巨大なクロマツの木があることでも有名なようでして、それだけでも興味を惹かれます。Google Mapにも「尾崎熊野神社のクロマツ」とバッチリ出ていまして、どれだけでかいやつがいるのかと、ワクワクしてきます。

神社というのは御神木もありますし、でかい木があることも多い場所ではありますが、そんな中でもたまに、ずば抜けてでかい木がありますからね。これまでも何度か出会いましたが、やっぱり見るだけでその生命力に圧倒されます。

僕は巨木とか巨石とか、元々そういうのも大好きなんですよ。嫁も同じくです。木や石だけではなく、巨大ワニとか巨大クモとか、生物も好きですけど。

そんなわけで、クロマツの大木を楽しみにしつつ、一つ前に訪れた田端神社からは、歩くこと6~7分だったかと思います。

善福寺川を渡り、尾崎熊野神社に到着です。

 

ご由緒

ご祭神は、五十猛命(いそたけるのみこと)大屋都比賣神(おおやつひめのかみ)抓津姫命(つまつひめのみこと)の三柱です。

五十猛命は須佐之男命(すさのおのみこと)の子で、林業の神様としても信仰されています。大屋都比賣神と抓津姫命は姉妹で、ともに樹木を司る女神です。日本書紀の一書では、姉妹の兄が五十猛命とも記されています。

創建の年代は不明ですが、鎌倉時代の末期に、鎌倉より移住してきた武士が、代々崇敬していた紀州の熊野権現を、この地に勧請したのが始まりとも伝えられています。

明治になり、近くに鎮座する大宮八幡宮の兼務社となります。明治41年には、近隣の稲荷社・猿田彦社・御嶽社を合祀します。

昭和には境内から縄文時代の土器や石器が出土し、「尾崎熊野遺跡」と名付けられています。

現在の社殿は昭和44年に再建されたものになります。

境内には樹齢400年といわれる、大きな御神木のクロマツが聳えている神社です。

 

境内案内

こちらが尾崎熊野神社の入口です。前方に見える一番背の高い木が、クロマツでしょうか。

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左にごご由緒書きがありましたので、目を通します。

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一礼して石鳥居をくぐり、参道を進みます。参道には立派な桜の木の姿も。

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右手には石橋の欄干がありました。「道角橋」と刻まれています。かつてこの近くを流れていた水路に架かっていた橋のようです。

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桜の先には二の鳥居。

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二の鳥居は木製で足のある両部鳥居です。

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二の鳥居をくぐりますと、前方に社殿。そして手前にある巨大なクロマツに、目が釘付けになります。

尾崎熊野神社のクロマツ

 

クロマツへと歩み寄りたい気持ちを抑え、まずは左手の手水舎にてお清めをします。

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左右には狛犬さんもいらっしゃいます。こちらが左の狛犬さん。優しいお顔をしています。

尾崎熊野神社の狛犬

 

こちらが右の狛犬さん。子供もいて可愛いです。

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クロマツは、思っていた以上に太いです。

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そしてもちろん、太さだけではなく、高さが圧倒的です。凄い。

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狛犬さんとクロマツの間、左手が社務所です。入口には龍の彫刻も。

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反対側、右手には神楽殿です。

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クロマツは近くで見ると、幹の太さがさらによくわかります。

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ついつい見惚れてしまいます。いつまでも見ていられそう。

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クロマツの足元にも、ご由緒書きの石板がありました。

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拝殿へ。社殿は白を基調とした美しい建物です。手前には左右に石灯籠。

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参拝させて頂きます。

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拝殿を振り返りますと、こんな景色です。

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クロマツを様々な角度から鑑賞。

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こちらは拝殿側から見上げたクロマツ。美しい。

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クロマツを心行くまで眺め、社殿の右手にあった境内社へ。右が尾崎稲荷神社、左が御嶽神社です。

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こちらは尾崎稲荷の神狐さん。少し顔は怖いです。

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稲荷の右手には神輿庫。

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こちらは社殿を右斜め前から。灯籠の脇にある木は、枝垂れ桜のようです。

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こつらはクロマツを神楽殿の前から。

尾崎熊野神社のクロマツ

 

大きなクロマツをこれでもかというくらい眺め、尾崎熊野神社を後にします。

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参拝を終えて

クロマツが有名だという尾崎熊野神社。

まさにそのクロマツが素晴らしかったです。見事な松でして、一見の価値がある名木です。大迫力でした。

僕の勝手なイメージかもですけど、松ってそんなに太くはなく、スラっと伸びている印象がありました。細く高くといった感じでしょうか。

しかしながらこちらのクロマツは、太かった。

がっしりとした幹でして、全くほっそりとなんてしていません。近くで見れば見るほど、その幹の太さに驚かされます。目線の高さで幹を見ているだけでも迫力を感じました。

そこからさらに見上げると、高く高く空へと伸びている様が、また凄くて。

思い描いていた以上の巨木でした。

境内や参道には桜の木もありましたので、春にはまた違った、松と桜のコラボという、素敵な景色も見られるかと思われます。

クロマツは樹齢400年といわれているそうですので、400年前といえば江戸時代になります。江戸、明治、大正、昭和、平成を経て、こうして令和の今僕が見上げていることが、なんとも不思議に思えてきます。いったいどれくらいの人が、これまでこのクロマツを見上げたんだろうな~と。

神社巡りをしていなかったら、おそらく僕はこのクロマツとは一生出会えていなかったと思います。これも巡り合わせですね。

ついついクロマツばかりに目が行ってしまいはするのですが、狛犬さんが可愛らしかったのも、何気に印象に残っています。どちらも優しいお顔をしていまして、右にいた子供の狛犬さんも可愛い容姿でした。

それに対し、稲荷神社の神狐さんは、ちょっと怖い顔でしたけれど。

白の社殿も美しかったです。

この日の神社巡りはこれまで、境内には始終僕と嫁しかいないという状態が続いていまして、こちらの尾崎熊野神社でも同様の環境下でして、クロマツを含め境内を独占させて頂きました。

贅沢な時間です。ありがたや。

誰もいない境内にて、様々な角度からクロマツを鑑賞させて頂き、大満足です。

尾崎熊野神社、参拝できてよかったです。

続いては、そこから東にある成宗天祖神社へと向かいます。

 

御朱印

尾崎熊野神社の御朱印はありません。

(※ご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は東京都杉並区成田西3-9-5です。

尾崎熊野神社の公式サイトはありません。

 

電車

丸ノ内線「南阿佐ヶ谷駅」から徒歩15~18分。

1番出口を出て南西方向に進み、鎌倉街道に出たら左折(南下)。善福寺川を渡り突き当りを右折しますと、少し先の右手です。、

その他、JR/丸ノ内線の荻窪駅、井の頭線の浜田山駅、井の頭線の高井戸駅からも徒歩圏内ですが、20~30分ほどかかります。

 

駐車場

参拝者用の駐車場はありません。周囲にコインパーキングがいくつかあります。

 

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