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大斎原と産田社(田辺市)の御朱印と見どころ

大斎原の紹介

和歌山県の田辺市にある大斎原産田社の参拝レポートです。

読み方は、大斎原が「おおゆのはら」、産田社は「うぶたしゃ」です。大斎原は熊野川・音無川・岩田川の合流点にあたる中州で、熊野本宮大社の旧社地になります。現在は日本一大きな鳥居が聳えています。産田社は熊野本宮対大社の末社です。どちらも本宮大社の境内から徒歩数分です。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

熊野の「大斎原と産田社」へ

5月の中旬、嫁と二人で熊野の神社巡りに出掛けてきました。

羽田から南紀白浜空港へと降り立ち、そこからはレンタカーで。

僕は和歌山には、子供の頃に家族旅行で訪れてはいるようなのですが、全く記憶にないため、初めてのようなものです。

今回は熊野三山をはじめとして、いくつかの神社などを巡る予定ですので、紀伊半島を西から東へと走り、また戻ってくるようなルート。

まず最初に訪れましたのが、熊野本宮大社になります。全国にある熊野神社の総本社「熊野三山」のうちの一社で、熊野信仰の中心地でもある神社です。

熊野三山は、熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社の三社でして、その全てに参拝予定です。神社巡りをするようになり、「熊野神社」という社名の神社には、あちこちで参拝させて頂いたのですが、ついにその総本社への参拝が叶うこととなりました。いつか行きたいとずっと願っていた神社です。

そして熊野本宮大社といえば、日本一大きな鳥居があるということも、なんとなく以前から知ってはいました。それが、旧社地である大斎原の鳥居です。

大斎原は、本宮大社の境内から徒歩すぐ。行かない理由などありません。

さらにですが、大斎原はかつて熊野本宮大社のあった旧社地というだけではなく、熊野三山のご祭神である十二柱の神様(熊野十二所権現)のうち、八柱が現在もお祀りされているんです。明治の大水害により、現在の地に上四社と称される四柱が遷座されたものの、流されてしまった中四社と下四社は、旧社地に残されているんです。

つまり、大斎原にも参拝してこそ、熊野十二所権現への参拝が果たせるわけです。

本宮大社から大斎原への道中には、末社の産田社もありますので、当然そちらにも立ち寄らせて頂きます。

正式な参拝順としては…

①熊野本宮大社
②産田社
③大斎原

となっていますので、僕たち夫婦もその順番で。

本宮大社の参拝を終え、産田社へと向かいます。

 

ご由緒

大斎原は、熊野川・音無川・岩田川の合流点にある、熊野本宮大社の旧社地です。

神武天皇の東征以前には既に鎮座されていたともいわれ、紀元前33年の第10代天皇である崇神天皇の御代に、社殿が創建されたと伝えられています。広い境内に、社殿、楼門、神楽殿などが、現在の数倍の規模で建てられていたそうです。神が舞い降りた場所といわれています。

江戸時代まで、参拝者は川を渡り裾を濡らしてから詣でるのがしきたりでした。

明治22年の十津川大水害により、中四社と下四社が流されてしまい、被害を免れた上四社が現在の熊野本宮大社の地に遷座しています。大斎原には流出した中四社と下四社をお祀りする、石造の小祠が建てられました。

平成12年には、大高さ33.9m、横42mの日本一高い大鳥居(鉄筋コンクリート造)が建てられています。

桜の名所としても知られています。

産田社は熊野本宮大社の末社で、伊邪那美命の荒御魂をお祀りしています。

 

境内案内

熊野本宮大社から、道路を渡った反対側が、大斎原と産田社への入口です。

 

参道を進んで行きますと、前方には綺麗な緑。

 

参道は右に折れています。近づくまでわからなかったのですが、田んぼも広がっているようです。

 

右に折れますと、前方に大鳥居です。産田社は左。

 

まずは産田社へ。

 

右手を見ますと、田んぼと大鳥居の美しい景色。

 

そして突き当りの左手が産田社になります。

熊野本宮大社の産田社

 

一礼して鳥居をくぐり、参拝させて頂きます。

 

産田社の前辺りから大鳥居を見ますと、こんな景色です。どこから見ても美しい。

 

再び大斎原との分岐点まで戻り、大鳥居へと向かいます。

 

近づくほど、鳥居の大きさを実感してきます。

大斎原の大鳥居

 

左右は美しい田んぼです。こちらは鳥居に向かって左手です。土手の向こうには熊野川。

 

こちらは右手。

 

真下へと進みます。鳥居には八咫烏がいます。

 

足元まで来ると、柱のでかさにもやられます。こちらは右の柱。ちょうど人もいるので、比較で大きさがわかりやすいかと。

 

左はこんな感じ。

 

一礼して大鳥居をくぐります。前方の碑は世界遺産登録の記念碑です。

 

右に手水石です。水盤には「蘇」、上には注連縄の掛けられた黒い玉に「魂」の文字。そしてこちらにも八咫烏。素敵な手水です。

 

その先は左右に木々が連なる参道です。

 

歩いていて気持ちのいい参道です。

 

木々を抜けた先、右手が大斎原になります。入口には水害前の旧社地の絵図。大斎原は、ここから先の境内が撮影禁止となっています。境内は大きな木の脇にあり、左右には石灯籠、狛犬さん、そして中四社と下四社の石祠がありました。

 

境内に向かって背中側には、石碑が二つありました。こちらは撮影も大丈夫かと思われます。右は時宗の開祖である一遍上人の「一遍上人神勅名号碑」、左は「南無阿弥陀仏」と刻まれた碑です。一遍上人は熊野権現のお告げを授かったと言われています。

 

境内のエリアを越えて、さらに少し進みますと、熊野川とご対面です。

 

しばし熊野川を見て過ごし、大斎原を後にしました。

熊野川

 

参拝を終えて

産田社と大斎原、どちらもとっても気持ちのいい場所でした。

どちらにも参拝できましたので、これでようやく熊野本宮大社への参拝を果たしたと言えるのではないかと。

本宮大社に参拝した際には、絶対に立ち寄りたい場所です。徒歩数分で行けますし、行かないともったいないです。

まず、そのロケーションが素敵過ぎて、ぐっと心を掴まれてしまいました。田んぼの緑と木々の緑の中に大きな鳥居がある景色は、美しいとしか言いようがないです。日本の美が集約されているかのようでした。

田んぼには水が貼られていますので、大鳥居が映るんですよね。

新緑の季節ならではの景色を楽しむことができたのですが、きっとそれぞれの季節で、それぞれ違った美しいものが見られるんだろうな~と。夏の濃い緑、秋の稲刈りの後、冬の雪景色など、全部の季節に来てみたくなります。大斎原は桜の名所でもあるそうなので、春の桜もさぞかし美しいのではないかと。

大鳥居は、日本一大きな鳥居だけあって、迫力がありました。真下に立ちますと、その巨大さに圧倒されますし、柱の太さもヤバいです。

鳥居の先には素敵な手水があり、そちらにも八咫烏がいまして、熊野に来てからもう何羽の八咫烏に出会ったのだろう?と考えてみたり。

そして木々の連なる参道の先、右手が開けていまして、空の広い空間になっていて、その奥が境内です。残念ながら撮影禁止でしたので、どんな感じなのかというのは、公式サイトより引用で画像を紹介させて頂きます。

(画像引用元:https://www.hongutaisha.jp/

広々としていて、なんとも清々しい空間でした。

かつてはこの場所に社殿が並んでいたんですね。大水害さえなければ、本宮大社は今もきっとこの場所に鎮座していたことと思いますので、そんなことを考えますと、時間の流れというものも改めて意識してしまいます。

境内のすぐ先には、大きな熊野川が流れていまして、その景色もまた素敵でした。何時間でも見ていられそうでしたもの。かつて皆さん、参拝のためにこの川を渡っていたんだな~と。

いい時間が過ごせました。

産田社も静かな場所に鎮座していまして、心地よい参拝ができました。

大斎原はけっこう人がいたのですが、産田社まで向かう人は少なく、僕たち夫婦以外には誰もいない参拝という、贅沢な時間を頂きました。

大斎原から本宮大社へと戻った僕たちは、瑞鳳殿の珍重庵にて、美味しいお抹茶と、もうで餅&水饅頭のセットで休憩。

疲れた体には甘いものが染み渡りますね。美味しかったです。

休憩の後は、土産物店「樹の里」でお土産物を物色。

本宮大社には数日後にもう一度立ち寄る予定ですので、そのとき買うものの目星をつけておきました。

熊野本宮大社、産田社、大斎原と、この度の熊野旅行の最初に、素晴らしい場所に立ち寄ることができました。

参拝できてよかったです。

この日の神社巡りはここで終了です。

予約していた近くの川湯温泉の宿へと向かい、温泉に浸かり、食事とお酒も頂き、目の前に川の流れる静かな部屋にて、のんびりと過ごさせて頂きました。

翌日は朝イチで、熊野三山の奥宮で「呼ばれないと辿り着けない神社」といわれる、玉置神社へと向かいます。

 

御朱印

こちらが産田社の御朱印です。

産田社の御朱印

 

こちらが大斎原の御朱印です。

大斎原の御朱印

 

御朱印の受付時間

産田社と大斎原の御朱印は、熊野本宮大社の授与所にて頂くことができます。御朱印を頂ける時間は、8時から17時までです。

(※お時間やご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は和歌山県田辺市本宮町本宮1です。

熊野本宮大社の公式サイトはこちらです。
https://www.hongutaisha.jp/

 

駐車場

熊野本宮大社の瑞鳳殿脇の駐車場(20台)、もしくはそのお隣の土産物店「樹の里」の駐車場(50台)が便利です。そこから徒歩5~10分です。混雑時には、河川敷の駐車場(500台)にも駐車可能です。どこも無料です。

本宮大社より少し南に下ったところにも、大斎原入口の駐車場があり、そちらには6台ほど駐車できます。大鳥居や産田社ではなく、大斎原を真っ直ぐ目指すのでしたら、そちらの大斎原入口駐車場が一番近いです。

 

トイレ

大斎原と産田社にはトイレはありません。本宮大社参道の入口か、本宮大社から道路を挟んで反対側にある熊野本宮館、もしくは大斎原入口駐車場にあるトイレが近いです。

 

周辺のパワースポット

 

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