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大室山浅間神社(伊東市)の御朱印と見どころ

大室山浅間神社の紹介

伊東市大室山にある浅間神社の参拝レポートです。

読み方は「せんげんじんじゃ」です。大室山浅間神社(おおむりやませんげんじんじゃ)とも称されています。大室山の山頂、噴火口跡の中腹に鎮座していて、リフトでしか行くことができない神社です。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

大室山の山頂にある「浅間神社」へ

4月の半ばに、両親を連れて二泊三日の温泉旅行に出掛けてきました。父も母も今年77歳ですので、喜寿のお祝いも兼ねての旅行です。

東京から車で向かい、初日は熱海にて、走り湯、来宮神社、MOA美術館と回り、海沿いのホテルに宿泊。

温泉と食事とお酒、そして海と熱海の夜景を満喫しました。

そして二日目は伊豆方面へ。まず向かいましたのが大室山です。

僕は嫁と二人で、過去にも二度大室山には登っています。いずれも冬でして、景色は素晴らしかったのですが、相当寒かった記憶があります。

二度ともまだこちらのブログを始める前でしたので、山頂にある浅間神社も参拝はしているものの、写真も撮っていませんし記事にもしておりません。

ですのでこの度は、三度目の参拝にて、ようやくこうして形に残すことができます。

一方の両親は、伊豆には何度か来てはいるものの、大室山は初めてとのこと。そんな理由もあり、今回のコースに大室山を入れてみたというのもあります。

大室山に登った後は、そのすぐ下にあるシャボテン公園にも行く予定。で、この日は早めに宿に向かい、温泉でのんびりしようと。

前日は時おり晴れ間はのぞいたものの、すっきりした天気ではなかったのですが、二日目のこの日は朝から快晴。大室山に登るには絶好の天気。

旅先にて、屋外が主なスケジュールの日に快晴ですと、その嬉しさもひとしおです。特に大室山の場合はリフトに乗らなければいけないので、雨だとなかなか最悪ですからね。

そんなすっきり快晴の中、ホテルでの朝食を終え、熱海を出発。

海沿いの気持ちのいい道を走り、途中から山の方へと入っていき、熱海からは1時間ほどでした。

大室山のリフト乗り場に到着です。

 

ご由緒

ご祭神は、盤長姫命(いわながひめのみこと)です。山や海の神である大山祇神(おおやまつみのかみ)の娘で、富士山に祀られる木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)の姉です。

創建の年代は不明ですが、江戸時代前期の承応の時代に、3代将軍徳川家光、4代将軍徳川家綱を補佐し、「知恵伊豆」と呼ばれた松平信綱が、社殿を創建しています。

浅間神社といえば、富士山をはじめとして、そのほとんどが木花咲耶姫命をご祭神としていますが、大室山の浅間神社は、盤長姫命をご祭神とする大変珍しい神社です。

美しい木花開耶姫命に対し、姉の盤長姫命は器量が悪かったといわれています。父親の大山祇神は、この二人の娘を天孫である瓊々杵命に嫁がせますが、瓊々杵命は美しい木花開耶姫命を娶り、磐長姫命は子を身籠ったものの、大山祇神のもとへ帰されてしまいます。磐長姫命は帰された後、大室山の山頂にて子を産んだされ、そのような言い伝えから、ご祭神として祀られるようになったのではないかと考えられます。

姉の盤長姫命は、妹を恨むようになったともいわれていて、大室山からは富士山が見えるのですが、「富士山を褒めるとよくない事が起こる」といわれたり、「地元の人は富士山には登山しない」ともいわれています。

美しくはありましたが短命だった木花開耶姫命に対し、盤長姫命は不器量ではありましたが、その寿命が磐のように長かったそうで、不老長寿や安産などのご利益があるとされています。

古来より、伊豆地方にとどまらず、広く信仰を集めてきた神社です。

 

境内案内

大室山のリフト乗り場に、浅間神社の一の鳥居があります。

 

リフトに乗り山頂へ。5分ほどで到着です。浅間神社の参拝前に、まずは山頂を一周(お鉢巡り)してみることに。1周1kmで約20分です。

 

お鉢巡りは遊歩道が整備されているので、歩きやすいです。前を歩くのは、母、嫁、父。

 

山の内側は、約4000年前の噴火でできた、直径250~300mのすり鉢状の噴火口跡です。赤い屋根の建物が浅間神社になります。

 

外側には海。素晴らしい景色です。

 

冨士山も見えます。少し霞んでしまっていますけれど。

 

道中には、漁師さんたちによって建てられたという、八ヶ岳地蔵尊。風に煽られた前掛けで顔が見えないお地蔵さんもいて、ちょっと可愛い。

大室山の八ヶ岳地蔵尊

 

その先には、俳人である鷹羽狩行の句碑。

 

雄大な景色を眺めつつ、歩きます。

 

折り返し地点を過ぎ、少し進んだ辺りには、五智如来地蔵尊です。9歳で身籠った網元の娘の安産祈願を浅間神社にしたところ、無事に出産することができたそうで、そのお礼にと安置された地蔵尊です。

大室山の五智如来地蔵尊

 

お鉢巡りもあと少し。

 

一周歩き、リフト乗り場まで戻り、続いては浅間神社へと向かいます。こちらが入口です。

 

階段の先には鳥居です。

 

この景色も素敵です。

大室山の鳥居

 

一礼して鳥居をくぐります。

 

参道は、噴火口へと下って行く形です。

 

右手、噴火口跡にあるのはアーチェリー場。

 

浅間神社は、前方にわずかに見える赤い屋根のところです。

 

大きな岩のあるところから、今度は少し上ります。

 

その先には石祠。中には石仏です。磐長姫命かもしれません。手を合わせます。

 

浅間神社の社殿へ。

 

正面に立ちます。社殿はコンクリート造りです。手前にはご由緒書きも。

 

前へと進み、参拝させて頂きます。

 

振り返りますと、こんな景色です。絵画のよう。

 

浅間神社を後にします。

 

参拝を終えて

快晴の大室山は、とっても気持ちが良かったです。

霞んでしまってはいましたが、富士山も見えましたし、山と海の雄大な景色を満喫できました。

喜寿の両親も一緒にお鉢巡りをしまして、まだまだ歩けることに一安心。

僕の両親は登山が大好きな人たちで、若い頃はあちこち山に登っていたんです。親父はロッククライミングもしてました。二人とも山小屋で働いていまして、そこで知り合ったんだと。

とはいえやはり高齢になってからは登山はしていませんので、このたびリフトではありますが、大室山の山頂に来られて、嬉しそうではありました。いいところに連れて来ることができました。

お鉢巡りの後、両親にはベンチで休憩をしていてもらい、その間に僕と嫁だけ浅間神社に行きました。

三度目の参拝ではありましたが、記憶というのは曖昧なものでして、初めて来たかのような感覚にも。これまでは二度とも冬でしたので、大室山の景色自体だいぶ違ったんですけどね。

それぞれの季節にそれぞれの魅力はあると思いますが、新緑の綺麗なこの時期も、いいもんですね。

噴火口跡へと続く浅間神社の参道と、赤い鳥居の景色も、素晴らしかったです。

鳥居の前では、インスタ用と思われる写真撮影の方々が何人かいらっしゃいました。一人で来ていた女の子の写真を、嫁が撮ってあげたり。

天気にも恵まれ、いい参拝ができました。

この後はリフトを降り、下にあるシャボテン公園へ。

シャボテン公園も僕たち夫婦は二度目なのですが、両親は初めてです。シャボテン公園は、もちろんサボテンもあるんですけど、動物園ですね。で、動物との距離が近くて、面白い公園なんですよ。両親もおもいっきり楽しんでました。

そして15時には宿へ。

この日は喜寿のお祝いをするため、ちょっといい宿を取っておりまして、もう至れり尽くせりで。

目の前が海というお部屋の露天風呂も最高でしたし、料理も美味しかったですし、おもてなしも凄かったです。紫のちゃんちゃんこまで用意されていて、いい記念になりました。

翌日は城ヶ崎海岸と土産物屋に寄って、帰路に就きました。

あっという間の2泊3日の温泉旅行でしたが、少しは親孝行できたのではないかと。

まだまだ足りないですけどね。

嫁と二人のいつもの旅行もいいものですが、たまには両親を連れてというのも、また違った楽しさがあるものですね。

両親が元気なうちに、またどこかに連れて行こうと思います。

 

御朱印

大室山浅間神社の御朱印はありません。

同じ伊東市内にある龍渓院という寺院で「大室浅間」と書かれた御朱印を頂くことはできます。

(※ご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は静岡県伊東市富戸1317-5です。

大室山浅間神社の公式サイトはありませんが、大室山登山リフトの公式サイト内に紹介ページがあります。
https://omuroyama.com/event/powerspot/

大室山は登山が禁止されていますので、山頂へはリフト(片道6分)のみでしか行けません。営業時間や料金は、下記登山リフト公式サイトでご確認ください。
https://omuroyama.com/

 

電車&バス

JR「伊豆高原駅」もしくは「伊東駅」からバスかタクシー。

伊豆高原駅、伊東駅ともに「シャボテン公園・大室山行き」の終点です。伊豆高原駅からは約20分、伊東駅からですと約40分です。

 

駐車場

リフト乗り場に隣接して、第1~第3駐車場(500台駐車可能)があります。

 

トイレ

リフト乗り場と山頂の2か所にあります。

 

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