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西久保八幡神社(港区/虎ノ門)の御朱印と見どころ

西久保八幡神社の紹介

港区虎ノ門にある西久保八幡神社の参拝レポートです。

読み方は「にしくぼはちまんじんじゃ」です。正式名称は八幡神社のみになりますが、地名にちなみ西久保八幡神社、飯倉八幡宮とも称されている神社です。江戸時代には江戸八所八幡の一つに数えられていました。最寄駅は日比谷線の神谷町駅です。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

虎ノ門の「西久保八幡神社」へ

僕たち夫婦が港区の神社を回るのは、おそらく今回が四度目になります。

一度目は赤坂の周辺を歩きました。ブログにて確認しましたところ、もう2年半ほど前でした。二度目は新橋の周辺を1年半ほど前に、そして三度目が一ヶ月ほど前、六本木の周辺です。

これだけ何度か通っていたら、港区内の神社はかなり制覇しているのでは?と思ってしまいそうですが、まだまだなんですよね。小さな神社などを含めますと、訪れていない神社の方が多いです。

僕はこのブログを初めて以来、東京にある神社をいつか制覇できたら、と漠然と思ったりしているのですが、果たして死ぬまでにそれが実現できるのかどうか。それくらい神社の数ってたくさんありまして、全部回るのは膨大な時間が必要です。東京23区ですら、制覇できるかどうかわからないですからね。

しかしながら、僕も嫁も、神社巡りが好きなんです。

ですので一つずつ、行ってみたい場所を訪れ参拝ができれば、それだけでも楽しかったりするんです。その結果、制覇できたらいいな~と、そんな感じでしょうか。

四度目の港区神社巡りに出掛けたこの日は、8月の下旬です。日中はまだまだ暑いですけれど、一時期の猛暑に比べると、だいぶ気温もましになった頃です。

今回は神谷町の周辺を巡る計画を立て、事前に回る神社をピックアップし、ルートもある程度決めてしまいます。

一番目に訪れたのは、「出世の石段」でも知られている愛宕神社。二ヶ所目は東京タワーの足元にある幸稲荷神社。そして三番目に目指したのが、こちらの記事で紹介する、西久保八幡神社です。

ルートとしては、虎ノ門や神谷町の方から、麻布方面へと向かう形ですね。

このエリアを一通り回れば、港区でまだ全く散策していないのは、三田・田町・高輪の南側のエリアと、青山など北側のエリアを残すのみになります。他のエリアでもまだまだ回りきれていない神社はありますけれど、おおまかに見るとそんな感じです。

つまり港区を制覇するには、南と北のエリアにあと一日ずつ、そしてその他細かいところに2~3日必要かと思いますので、あと4~5回は訪れないと制覇できません。長い道のりですが、一つ一つの積み重ねです。

そして、そんな一つ一つを大切にしていきたいな~とも思っています。神社は一つ一つどこも違い、同じ神社というのはありませんからね。だからこそ、訪れる甲斐があるんだと思います。

次に向かう西久保八幡神社は、地図で確認しましたところ、桜田通りという大きな通りに面しています。

幸稲荷神社からは、芝給水所公園の脇の小路に入り、そのままビルの間を抜けて行きますと、桜田通りまでショートカットできます。

そんなコースで歩いて行きますと、桜田通りの反対側に、西久保八幡神社の鳥居が姿を現しました。

到着です。

 

ご由緒

ご祭神は、品陀和気命(ほんだわけのみこと)息長帯比売命(おきながたらしひめのみこと)帯中日子命(おきなかつひこのみこと)の三柱です。

品陀和気命は、誉田別尊とも表記される、第15代天皇の応神天皇(おうじんてんのう)です。八幡神と同一ともされています。息長帯比売命は応神天皇の母親である神功皇后(じんぐうこうごう)で、女帝だったという説もあります。帯中日子命は応神天皇の父親で神功皇后の夫である、第14代天皇の仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)です。

創建は平安時代の中期です。武将である源頼信が、京都の石清水八幡宮を勧請し、霞ヶ関の地に創建したといわれています。その後室町時代の後期には、江戸城築城に際し、太田道灌により現在の地に遷座しています。

関ヶ原の戦いの際には、浅井長政と市(織田信長の妹)の娘で、徳川三代将軍家光の生母である崇源院(すうげんいん)が戦勝祈願をし、その意志により後に社殿が建立されています。

江戸時代には江戸八所八幡の一つに数えられ、多くの参拝者で賑わっていたそうです。

明治の神仏分離までは、天台宗の寺院で八幡山普門院と称されていましたが、その後に現在の八幡神社と改称されています。

江戸時代の火災や昭和の第二次大戦で社殿が焼失してしまいますが、その都度再建され、現在の社殿は昭和28年に再建されたものになります。

 

境内案内

道路の反対側、ビルと木々の間に見える鳥居が、西久保八幡神社の入口です。

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道路を渡り鳥居の前へ。前方には、濃い緑の中に石段が延びています。

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鳥居の左手前には石碑がありました。

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一礼して石鳥居をくぐります。

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石段の上には二の鳥居が見えます。左手には緩やかな坂が延びていて、どうやらそちらからですと、車でも入れるぽいですね。

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石段を上ります。一歩一歩、山の中に入っていくような感じです。

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石段を上がり切ると、前方に社殿の姿です。全体的に緑の多い境内です。

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二の鳥居の両脇には狛犬さんです。こちらが左の狛犬さん。怪獣のようなお顔をしています。

西久保八幡神社の左の狛犬

 

こちらが右の狛犬さん。どちらも口が大きくて可愛らしいです。

西久保八幡神社の右の狛犬

 

二の鳥居をくぐり参道を進みます。

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参道の左手はこんな景色です。駐車場になっていますので、先ほどの石段下左手の坂を上がってくると、こちらに繋がっているようです。

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右手には、周囲を木々に囲まれた広い空間があります。

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左手の先に手水舎です。

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お清めをします。手水舎には龍もいました。

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参道に戻ります。数段の石段があり、その両脇には二対目の狛犬さん。こちらが左の狛犬さんです。子供もいます。

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狛犬さんの脇には、石灯籠と「西久保八幡貝塚」の説明が書かれたものがありました。境内で縄文時代の貝塚が見つかったとのこと。かつてこの場所は海にも近かったそうです。

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こちらが右の狛犬さん。こちらにも子供がいます。

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正面の拝殿へと向かいます。

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右手にはかなり古いものではないかと思われる、石灯籠も。

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左手の向こうに見える建物は社務所のようですので、後ほど行ってみます。

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拝殿の正面に立ちます。社殿は木の茶色を基調とした建物です。

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夏の緑に囲まれた境内にて、時間を掛けて参拝します。

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参拝を終え境内を散策してみます。拝殿を振り返ると、こんな景色です。

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こちらは拝殿を右斜め前から。

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社殿の右手には、黒い石碑です。すみません、写真ブレてしまいました…。鎮座一千年を記念した碑でした。

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碑の右奥には神輿庫です。

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右手に赤い幟があり、奥には境内社があるようですので、行ってみます。

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奥へ進むと石鳥居があり、その向こう、左が人麿社、右が稲荷社です。どちらにも参拝させて頂きます。稲荷社の足元には小さなお狐さんもいらっしゃいました。

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境内社の後ろに、嫁が何やら珍しい葉っぱの植物を見つけましたので、とりあえず撮影。後から調べてみましたところ、「ヤツデ」ではないかと。

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稲荷社の右にももう一つ社がありました。庚申社です。こちらにも参拝。

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こちらは、参道の右手に見えた広場です。盆踊りなども毎年ここで行われているみたいですね。

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社務所の方へと向かってみます。こちらは参道左手の駐車場です。

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社殿の左にあたる場所に、社務所です。

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御朱印を頂こうと呼び鈴を押そうかと思ったところ、このような案内が…。残念ですが仕方ありません。

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最後にもう一度拝殿の前へ。こちらは左斜め前からです。

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ひととおり境内を散策し、西久保八幡神社を後にしました。

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参拝を終えて

西久保八幡神社は、とっても静かな森の中にある神社でした。

境内は多くの木々に囲まれていて、夏の緑が心地良かったです。

平日だったためか、境内には僕と嫁しかおらず、他の参拝者の姿はありませんでしたので、それが余計に静かで隔離された森の中のような、そんな感覚にさせたのかもしれません。

神社の入口は、桜田通りという大きくて交通量も多い通りに面しています。道路の両脇は高いビルが並んでいて、まさに都会の真ん中のようなところですね。

しかしそこから鳥居をくぐり、山の上へと石段を上りますと、そんな都会の喧騒や空気がなかったかのように、静かになるんです。

こちらの神社に限らず、神社を訪れていますと、同じように感じることがよくあります。それは僕の意識が境内に集中しているのでそう感じるんだと思いますけれど、もしかしたら神社の結界的なものが、そうさせているのかもしれないですね。なんて思ってみたり。

石段を上りきりますと二の鳥居がありまして、そこから社殿までの間には、二対の狛犬さんがいます。

どちらもだいぶ古いもののようには見えたのですが、入口側の狛犬さんが、怪獣のような顔で笑っているようにも見え、可愛らしかったです。なんだか嬉しそうなお顔をしているんですよね。

それに対し二対目の奥の方の狛犬さんは、目が白目のようにも見えてしまって、独特の迫力がありました。

社殿は木の茶色を基調とした建物でして、ひっそりと佇んでいる感じで、森の静けさの中に溶け込んでいる感じがしました。

右手にあった境内社にも参拝させて頂き、しばし静かな境内にて過ごさせて頂いたあと、御朱印を頂きに社務所に向かったところ…。「昨今の現状を鑑み、御朱印の授与を当面中止いたします」との案内が入口に出ていました。

僕たちはその日に訪れる神社に関しては、事前に御朱印の有無を調べてから出掛けるのですが、こちらの西久保八幡神社は、どちらなのかわからなかったんです。他の方のブログなどを見ても、授与して頂いている方もいれば、頂けていない方もいまして。

帰宅後に改めて調べてみましたところ、公式サイトにも同様の文言が載っていました。そのお知らせが出ていたのが、平成25年の12月15日でしたので、もう約5年、御朱印の授与は行っていないものと思われます。

おそらく昨今の御朱印ブームやマナーと関係しての見合わせかとは思われますので、こればかりは神社様の判断ですので仕方ないです。

もしいつかまた再開して頂けましたら、そのときには改めて伺おうと思います。

御朱印は頂けませんでしたが、夏の緑の中、気持ちいい参拝をさせて頂きました。

西久保八幡神社、参拝できてよかったです。

続いては、近くに見つけた飯倉熊野神社へと向かいます。

 

御朱印

西久保八幡神社では、御朱印は扱っていません。(2019年8月)

当面の間、授与は中止との案内が公式HPでも出ていますが、再開される可能性もあるかと思いますので、詳しくは公式HPをご覧ください。

 

アクセス

住所は東京都港区虎ノ門5-10-14です。

西久保八幡神社の公式サイトはこちらです。
http://www.hachimanjinja.or.jp/main/

 

電車

日比谷線 「神谷町駅」から徒歩5分。

2番出口を出て、そのまま大きな通り(桜田通り)を右に進むと、右手に鳥居現れます。

南北線 「六本木一丁目駅」から徒歩10分。

3番出口を出て麻布通りを南に進み、二つ目の路地を左折、桜田通りに突き当たり右折すると、すぐ右手です。

大江戸線 「赤羽橋駅」から徒歩10分。

赤羽橋口を出て桜田通りをまっすぐ北に歩くと、左手です。

都営三田線 「御成門駅」から徒歩10分。

A5またはA6出口を出て西に進み、桜田通りに突き当たったら左折し、右手です。

 

駐車場

参拝者用の駐車場はありません。近くにコインパーキングがありますので、そちらを利用する形になります。

 

周辺のパワースポット

 

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