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波除神社(中央区/築地)の御朱印と見どころ

波除神社の紹介

中央区築地にある波除神社の参拝レポートです。

読み方は「なみよけじんじゃ」です。正式名称は「波除稲荷神社」になります。築地の鎮守社であり、築地場外市場のすぐ南に鎮座していて、境内には魚介類などを供養する珍しい塚がいくつか建てられています。大きな獅子頭でも知られています。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

築地にある「波除神社」へ

この日はbjork(ビョーク)のライブのため、有明にある東京ガーデンシアターへ。

一度は生でbjorkを聴いてみたいと思い、嫁とともにアリーナ席の抽選に応募し、当選。その結果、なかなかのお値段がするチケットを購入することに。

次月には武道館にクラプトンのライブにも行く予定でして、立て続けにお高いチケットを購入するという事態に陥っております。

まずはビョークですが、東京ガーデンシアターに行くのは僕も嫁も今回が初めて。有明はなかなか普段行かない場所でして、自宅からだと少々行きづらい場所でもあります。

そうなると、ライブ後に帰るのが面倒臭いな~と思ってしまうんですよね。

さらには有明って、近くには豊洲、築地、月島など、魅力的なスポットがたくさんあるということにも気が付きます。

だったらどうせなら、ライブだけじゃなく、東京観光をしてみようかと。泊りがけで。

東京在住ですと、泊りがけで東京観光なんてまずしないですからね。たまにはそんなのも面白いんじゃないかと。

そんなわけで、メインはあくまでもビョークのライブではありますが、築地、豊洲、月島を一泊二日で観光するプランにしちゃいました。

まず初日は築地にて波除神社と本願寺に参拝し、月島で住吉神社ともんじゃ焼き、そして有明でコンサート。築地にて宿泊し、翌日は豊洲でチームラボプラネッツで遊び、築地に戻り寿司ランチ、最後は銀座へ。

そんなぎっしり詰め込まれたスケジュールを立ててしまいました。

そして当日を迎え、小雨の降る中、まずは築地に降り立ちます。

ホテルに荷物を預け、最初の目的地である波除神社へ。

築地本願寺を横目に見つつ通り過ぎ、場外市場の賑わいを抜けた先、築地駅からは徒歩で7~8分だったかと思います。

イチョウと提灯の向こうに、石鳥居が姿を現しました。

波除神社に到着です。

 

ご由緒

ご祭神は、倉稲魂命(うがのみたまのみこと)です。食物や穀物を司る五穀豊穣の神様で、宇迦之御魂命とも表記され、稲荷神と同一です。

創建は江戸時代前期の万治2年です。

現在の築地の一帯はかつて海でしたが、江戸時代に埋め立て工事が進められます。しかし堤防を築いても築いても激しい波にさらわれてしまい、工事は難航します。そんな中、ある夜に海面に光を放ち漂うものがあり、人々が不思議に思い船を出したところ、それは稲荷大神の御神体でした。社殿を造りその御神体をお祀りしたところ、波風は収まり、無事に埋め立て工事が完了したそうです。以来、「波除稲荷」と称され信仰されるようになりました。

その後、雲を従える龍と風を従える虎を一声で威伏させるという、獅子の巨大な頭が奉納されるようになり、それらを担いでまわる「つきじ獅子祭」が例祭となります。

獅子頭は関東大震災などで焼失してしまいますが、何を逃れた一対が本殿に、再興されたものが境内に安置されています。

かつての築地市場、現在も残る場外市場も含め、築地の鎮守として崇敬されてきた神社です。

境内には魚介類などを供養する塚がいくつもあります。

 

境内案内

こちらが波除神社の入口です。鳥居の脇には立派なイチョウ。

 

鳥居の右に社号碑とご由緒書き。

 

一礼して鳥居をくぐります。

 

すぐ目の前が拝殿です。境内では神職さまがお焚き上げをしていました。

 

左手に摂社の弁財天社です。かつて江戸の名物だったという「お歯黒獅子」が、平成14年に再興され、こちらに収められています。手前の桜も綺麗です。

 

お歯黒獅子の手前、鳥居脇に聳えるイチョウには「御神木 枝垂れ銀杏」との案内書きがありました。言われてみますと、枝垂れていますし、こんなイチョウ見たことないかもしれません。かなり珍しいのではないかと。

波除神社の枝垂れ銀杏

 

枝垂れ銀杏の足元には、申と未。どうやら十二支がいるようです。

 

お歯黒獅子の下には三つ巴の紋が彫られた手水鉢。お清めをします。

 

お清めをしますと、そのままお歯黒獅子に対峙する形となりますので、先にこちらに参拝させて頂きます。

波除神社のお歯黒獅子

 

弁財天社の右手には「玉子塚」です。その右手にも境内社が見えますので、後ほど。

 

反対側、右手にもイチョウがあり、その足元には「魚がしの碑」と「吉野家の碑」です。吉野家の創業店は築地市場にあったそうです。手前には酉、戌、亥も。

 

お歯黒獅子と向かい合う位置には獅子殿があり、厄除天井獅子が収められています。「つきじ獅子祭」の元ともなった獅子で、平成2年に再興されたものになります。桜と獅子が素敵な絵になってます。

 

吉野家の碑のさらに奥にも、「魚がしの碑」がありました。

 

まだ拝殿に参拝前ですので、順番が逆にはなってしまっていますが、先に獅子殿に参拝させて頂くことに。近くで見ると迫力満点です。でかいです。

波除神社の厄除天井獅子

 

厄除天井獅子は、左回りで一周できるとの案内が出ていましたので、一周回りさらに間近で眺めます。

 

拝殿へと進みます。拝殿前の桜と、水色の天水桶が美しい。

 

右前方に授与所がありましたので、参拝後に御朱印を頂きます。

 

紋幕には稲荷の紋、お賽銭箱には三つ巴。参拝。

 

続いて玉子塚の脇の境内社へ。こちらには、天照大神、大国主命、少彦名命、天日鷲命の四柱がお祀りされています。

 

境内社の右には「すし塚」です。

 

そのお隣には「海老塚」。築地ならではの塚が並びます。

 

海老塚の先、境内の左手奥はこんな感じ。こちら側にも十二支がいます。

 

拝殿の左手前には七福神殿。その脇には江戸時代後期の天保9年に奉納された、鉄製の天水鉢です。

 

左奥に進んでみます。「活魚塚」と「鮟鱇(あんこう)塚」。

 

奥まで行くと本殿も見えます。

 

その先にはおきつね様と石祠。左の注連縄が掛けられた石は、「蛤(はまぐり)石」です。

 

一番奥にあるのが「昆布塚」です。十二支の始まりもここからでした。昆布塚の上には、大獅子頭新調の説明書きなども。

 

塚の並ぶエリアから見た鳥居側の景色は、こんな感じです。授与所にて御朱印を頂き、波除神社を後にします。

 

参拝を終えて

波除神社は、かつての築地市場と、現在も多くの人で賑わう場外市場に隣接しています。市場の街である築地を、古くから鎮護してきた神社です。

僕もこれまで築地に足を運んだことはあれど、その鎮守社にこうして参拝させて頂くのは初めて。

築地駅の時点で、既にかなり外国人が多いことに気が付いたのですが、本願寺や場外市場を中心に、築地は外国人率がかなり高いです。9割以上は外国人なのでは?というくらい。

波除神社にも、場外市場からの流れで散策をしていた外国人が大勢訪れていました。

ちょうど神職さまがお焚き上げをしていて、この日は雨で少々寒さもあったので、暖を取っている方も多かったですね。

そんな雨の中での参拝でしたが、境内はその雨に映える色合いのものばかりでして、美しかったです。

まず、正面からの景色からして綺麗でした。重厚感のある社殿の前に、水色の天水桶と桜のピンク、その周りには木々の緑。それだけで美しい。

鳥居の脇にあるイチョウは、「枝垂れ銀杏」という珍しいものでして、不思議な感じがしました。枝垂れ銀杏なるものを見たのは、僕は初めてかもしれません。最初は気付かなかったんですけどね。案内書きがあり、改めて見てみますと、確かにおもいっきり枝垂れているんです。これが緑になり黄色になる景色も、さぞや美しいことと思いますので、その景色も見てみたくなります。

鳥居をくぐった左右には、巨大な獅子頭がありまして、どちらも間近に見られますので、迫力満点です。それぞれの獅子の前には桜も咲いていまして、これまた素敵な景色になってました。

これだけ大きな獅子頭を、こんなに間近に見られるというのも、なかなかあるものではありません。この獅子頭が担がれる「つきじ獅子祭」も見てみたくなりますね。

境内には築地ならではの塚や碑がいくつもあります。玉子塚、魚がしの碑、すし塚、海老塚、活魚塚、鮟鱇塚、昆布塚と、魚市場に関係した珍しいものが並んでいます。

吉野家の碑もありまして、あの吉野家の創業店が築地だったというのも、初めて知りました。

境内はそんなに広いわけではありませんが、見どころが詰め込まれていました。

雨の中ならではの素敵な景色も堪能できましたし、珍しいものをあれこれ見れましたし、いい時間が過ごせました。

波除神社、参拝できてよかったです。

続いては、先ほど横目で見つつ通過した、築地本願寺へと向かいます。

 

御朱印

こちらが波除神社の御朱印です。

波除神社の御朱印

 

こちらは摂社の弁財天社の御朱印です。

弁財天社の御朱印

 

上記の二つが通年の御朱印になります。その他、七福神参りや初詣など、決められた日にしか頂けない限定御朱印がいくつかございますので、詳しくは波除神社公式サイト内の御朱印案内をご覧ください。

 

御朱印の受付時間

御朱印と御守りを頂ける時間は、9時から17時までです。

(※お時間やご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は東京都中央区築地6-20-37です。

波除神社の公式サイトはこちらです。
http://www.namiyoke.or.jp/

 

電車

大江戸線「築地市場」から徒歩5分。

A1出口を出て右へ。最初の信号(市場橋)を右折し、場外市場の中を直進した突き当りです。

日比谷線「築地駅」から徒歩7分。

1番出口を出て左へ。2つ目の信号(市場橋)を左折し、場外市場の中を直進した突き当りです。

 

駐車場

駐車場はありません。すぐ近くに築地川第一駐車場という大きな駐車場があります。また、コインパーキングも周辺に数か所あります。

 

周辺のパワースポット

 

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