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妙顕神社(府中市)の御朱印と見どころ

妙顕神社

府中妙顕神社の紹介

府中のパワースポット「妙顕神社」

府中市にあるパワースポット、妙顕神社に行って参りました。読み方は「みょうけんじんじゃ」です。府中競馬場の目の前にある神社です。

この日は嫁と二人でお昼くらいから府中の神社巡りを始め、これが三ヶ所目の神社です。元々は府中にあるとても大きな神社、大國魂神社神社への参拝が目的でしたが、どうせなのでその近辺の神社も回ってみることにしたんです。

まずは府中本町駅のすぐ近くにある金比羅神社に参拝し、その後競馬場の近くの熊野神社へ。そしてそこからすぐ近くにある妙顕神社へと言う流れです。

直前に訪れた熊野神社ですが、府中にはもう一つ西府と言う場所にある、古墳がある熊野神社があり、僕はそこと完全に勘違いをしての参拝でした。笑

熊野神社も府中競馬場のすぐ近くにあり、地図を見ると次に向かう妙顕神社は競馬場沿いに歩くとすぐの場所です。僕は競馬をやりませんので、府中の競馬場と言うものを間近に見るのもこれが初めてだったのですが、とてもでかいですね。この日は競馬は行われていなかったのですが、競馬のある日はきっと大勢の人がここに集まって来るんだろうな~と。いつか府中競馬場にも遊びに来てみたいです。

熊野神社より、競馬場を横目に見ながら歩くこと5分ほど。

地図で見たのと若干場所が違ってはいたのですが、競馬場前の道路沿いに妙顕神社を発見しました。

 

ご由緒

ご祭神は妙顕大善神(みょうけんだいぜんじん)です。仏教の妙見菩薩(みょうけんぼさつ)です。インド発祥の菩薩信仰と、中国の道教での北極星信仰が習合し、妙顕信仰が生まれたとされています。

仏教と非常に関わりの深い神社です。

創建の年代や経緯などは不明です。どのような経緯で誰か創建したのかもわかりません。

元々は府中競馬場の敷地内にありましたが、競馬場建設に伴い、現在の地に移転しました。

しゃもじを奉納すると願いごとが叶うと言われ、「おしゃもじさま」とも呼ばれているそうです。

 

境内案内

競馬場の目の前、比較的大きな道路沿いに妙顕神社はあります。

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かなり仏教色の強い印象を感じる建物ですね。

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中に入り、まずは参拝します。「賽銭」ではなく「浄財」と書かれていますので、こちらも仏教と関わりの深い神社であるからではないかと。

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参拝後、社の中を見渡してみると、右側には小さな手水鉢がありました。水はありませんでしたが。

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左には石碑。その後ろには、女性と子供のような小さな石像も置いてあります。妙顕菩薩でしょうか?なんだかキリスト教のマリア像のようにも見えます。

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奥にはたくさんの奉納されたしゃもじ。

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妙顕大善神」と書かれたものが二つ掛けられています。

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一通り中を見渡した後、外に出て、左隣りにある小さな祠にも参拝。

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妙顕神社の右隣りには、阿修羅像らしき観音様が。

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馬頭観世音尊と書かれています。馬に関係した観音様のようです。

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よく見ると入口の柵には左右とも馬の頭がありました。

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観音様にも参拝。

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観音様の右隣りには「馬霊塔」と書かれた建物があります。競走馬の供養のために建てられたものとのこと。目の前の競馬場で走っていた馬たちが、ここに供養されているんですね。

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神社の後ろは大きな木がたくさん生い茂っています。

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うっそうとした森になっていますね。この辺りを一通りうろうろ散策し、妙顕神社を後にしました。

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参拝を終えて

妙顕神社は、僕が神社巡りを始めてから、初めて見るタイプの神社でした。

失礼な言い方になってしまうかもしれませんが…建物は農具小屋を思わせるようなものでした。失礼ですみません。苦

建物の中に手水鉢があるのも初めて見ました。

仏教と関わりの深い神社のようで、中に置かれていた物なども新鮮な感じがしました。

昔から今の場所にあるわけではなく、元々は競馬場の敷地内にあったようですので、その当時はどんな様相だったのかとても気になります。

隣には馬頭観世音や馬霊塔などがあり、競馬場の目の前なだけに、馬とも関わりの深い場所なんですね。馬を供養する馬霊塔と言うものがあるのも初めて知りました。

おそらく競馬が開催されていれば、多くの人が行き交う場所かと思うのですが、この日は人の気配もなく、とてもひっそりと佇んている神社でした。

どのような経緯で創建された神社なのかは、残念ながらわかりませんでしたが、社殿の中にはたくさんのしゃもじが奉納されていましたので、おそらくこの辺りの人々には古くから親しまれている神社なのではないかと思います。

とても新鮮な神社でした。

次は是非、競馬場に遊びに来た際に、また参拝に訪れようと思います。

妙顕神社を後にして、続いてはすぐ近くの日吉神社に向かいました。

 

(※以下追記)

妙顕神社を訪れた後に、日吉神社、武蔵国府八幡宮と回ったのですが、その途中に京王競馬場線の府中競馬正門前駅を通りました。駅のすぐ近くには「東伏見稲荷神社」とのぼり旗が立てられた小さな祠があったのですが、地図で見るとここが妙顕神社になっているんですよね…。こちらの祠です。

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他の方のブログなどでも、こちらが妙顕神社として紹介されていたりします。でもおもいきり「東伏見稲荷神社」と書かれているんですよ。

一体どちらが妙顕神社なのか…謎です。

どなたか詳しい方がいらしゃいましたら、是非教えて頂けますと嬉しいです。

よろしくお願いします。

 

御朱印

妙顕神社では御朱印は扱っていません。

(※ご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は東京都府中市宮町3-21です。

電車

京王競馬場線「府中競馬正門前駅」から徒歩5~7分。

JR南武線・武蔵野線 「府中本町駅」から徒歩7~10分。

京王線 「府中駅」から徒歩10~15分。

JRの府中本町駅、競馬場線の府中競馬正門前駅からはほぼ同じくらいの距離です。府中駅からもそこまで遠くはありません。

駐車場

参拝者用の駐車場はありませんが、短時間でしたら神社の前の道路に停められるかと思います。

妙顕神社の公式HPはありません。

 

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