
和歌山県の白浜町にある牟婁大辯才天の参拝レポートです。
読み方は「むろだいべんざいてん」です。牟婁大弁才天とも表記されています。南紀白浜の景勝地として知られる「三段壁洞窟(さんだんべきどうくつ)」の中、地下32mにお祀りされています。日本最大級といわれる大きな青銅製の弁才天になります。
序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。
三段壁洞窟の「牟婁大弁才天」へ
白い砂浜が美しい白良浜(しららはま)の景色は、僕も何かしらで目にしたことはあり、その存在も知っていました。和歌山にあるというのもなんとなくは認識していましたが、詳しい場所までは知らず。
それがこの度、5泊6日というガッツリな日程で、熊野の神社巡りに嫁と出掛けるにあたり、色々調べていましたところ、使用する南紀白浜空港の近くであることを知ります。で、これはぜひ行ってみたいと。
さらにはその辺りは温泉もあるみたいなので、ならば一泊してしまおうと。
訪れたのは5泊6日の中の5日目です。計画していた神社巡りも全て無事に終え、あとはもうのんびり。5日目に帰路に就くこともできたのですが、せっかくなので美しい砂浜を見ながら温泉に浸かりたかったので、5泊6日という日程にしちゃいました。予約したホテルも白良浜の目の前です。
お昼過ぎに、行きたかった最後の神社、闘鶏神社への参拝を終えます。旅行の間中ずっと天気には恵まれていたものの、闘鶏神社は初めて小雨の中での参拝となりました。とはいえ、小雨が降ったり止んだりな感じでしたので、そこまで気になる雨でもなく。
そして白良浜へと車を走らせます。
白良浜の周辺には、いくつか観光名所があることも事前に多少は調べていました。こちらの記事で紹介する三段壁だったり、他にも岩盤が広がる千畳敷だったり、パンダが有名なアドベンチャーワールドだったり。
ホテルのチェックインまで少し時間があったので、一か所寄って行こうかと。パンダにはそんなに興味がなかったので、三段壁か千畳敷のどちらかに。嫁と相談の上、この日は三段壁に行き、翌日空港まで行く途中で、千畳敷に寄って行くことにしました。
三段壁には弁財天も祀られているとのことで、そちらの参拝も兼ねてです。
今回の旅では闘鶏神社が最後の社寺参拝だと思っていたのですが、もう一つ、牟婁大弁才天が加わりました。
大きな青銅製の弁才天がお祀りされているようですので、そちらも気になりますし、三段壁洞窟自体も、中には波が押し寄せ迫力満点とのことで、ワクワクもします。
闘鶏神社からは車で30分ほどでした。
駐車場がけっこう混んでいて、ほぼ満車状態だったのですが、ちょうどいいタイミングで一台空いたので、無事に駐車。
そこから洞窟の入口までは、歩いて数分です。
ご由緒
ご本尊は牟婁大辯才天(むろだいべんざいてん)です。高さ3m、横幅2m、重さ3tという日本最大級の青銅の弁財天像がお祀りされています。
創建の年代や経緯等は不明です。
平安時代に源平の合戦で熊野水軍が船を隠したともいわれる、三段壁洞窟の中に祀られていて、大黒天、毘沙門天と十六童子を従えています。
洞窟までは地下36mまでエレベーターで下ります。内部には200mにも及ぶ通路があり、弁才天だけではなく、資料に基づいて再現された番所小屋などもあります。洞窟内に打ち寄せる波を間近に感じることもでき、水面近くからは、三段壁や十像岩を見ることもできます。
境内案内
駐車場からすぐ、三段屋さんというお店のところが、三段壁洞窟へと向かう道の入口です。

進みます。右手にはお土産物屋さんも。

左には文殊堂という、西国三十三所霊場の一つにもなっているお堂です。

その先には海。

そしてすみません、入口の建物の写真が撮れていませんでした…。受付で入場料(1500円でした)を払い、エレベーターで地下36mまで下りますと、そこはもう洞窟の中。

洞内展望台からは、岩肌に10の石像が見えるという「十像岩」が、しっかり見えます。どれが何の像なのかは、あまりわからなかったですけれど…。

少し遠くには「三段壁」が見えまして、その上には2018年の台風後に突如出現したという、「サドンロック」の姿も。

洞窟内を進んで行きますと、前方に牟婁大辯才天。灯りが綺麗です。

左には、龍の口から温泉が出ている「湧泉洞」です。手水にもなっているようなので、こちらでお清めをします。

弁才天の前へ。

青銅製では日本で最大級とのことで、大きな弁才天です。周囲にも同じく青銅製の像がたくさん。弁才天の左は毘沙門天、右は大黒天で、それぞれの前が十六童子です。参拝させて頂きます。

脇には像の配置の一覧がありました。

参拝を終え、先へと進みます。この洞窟は、瀬戸鉛山鉱山というかつて亜鉛や黄銅鉱などがとれた鉱山の坑道の一部でもあるようです。

こちらは、熊野水軍番所小屋。熊野水軍が戦の際に待機し休憩したという小屋を再現したものになります。

その先には、海水が洞窟に入り激しくぶつかる「砕ける波」。さらには海水が吹き上がるという「潮吹き岩」もありました。迫力のある光景をしばし眺め、洞窟を後にしました。

参拝を終えて
まずですが、入口の建物はうっかり撮影し忘れてしまったものの、洞窟内はけっこう撮ったつもりが、やはり暗さのためなのか、しっかり撮れていない写真ばかりで…ゆえに今回の記事は、写真が少なめになってしまいました。すみません。
洞窟内の通路の様子だったり、波が打ち寄せる迫力だったりが、ちゃんと伝えられずにふがいない。
写真はしっかり撮れませんでしたが、個人的には三段壁洞窟を満喫させて頂きました。
洞窟内を歩くというだけで、アトラクションのようでもあり楽しかったのですが、見どころも色々ありました。
歩き始めてすぐ、洞内展望台からは岩の絶景が見れます。十像岩はどれが何なのかわからなかったですけれど。2018年の台風後に突然現れたというサドンロックは、思った以上に大きな岩でした。どのように現れたのかは今も謎のままとのことで、それがまた惹かれもします。
で、その先にお目当ての牟婁大辯才天がいらっしゃいまして、手前から吊り灯籠が連なっている様は美しく幻想的でした。洞窟の中にこんなに美しい場所が待っていたとは。
そして対面した弁才天さまは、でかかったです。弁才天といえば華奢なイメージがあるのですが、こちらの弁財天は逞しい容姿でした。強そうでしたもの。その弁才天を守るように、周囲には毘沙門天、大黒天、十六童子がいらっしゃいました。
熊野水軍に関する展示もありまして、かつてはこの洞窟に熊野水軍が出入りしていたのかと思うと、浪漫も感じます。
洞窟散策の最後、「砕ける波」は迫力がありました。満潮時だともっと凄いようなので、その光景も見たくはあります。
逆に、「潮吹き岩」の方は、時間帯の関係なのか、あまりよくわからずで…。こちらも豪快なやつを期待してたんですけどね。それがちと残念ではありました。
残念といえば、中国人が多くて、これがまたなかなかのやかましさで…。あまりにも五月蠅いので、何度か彼らが先に進むまで待機してやり過ごしたほどです。
そんなこんなはありましたが、熊野の社寺巡りの最後に、神秘的な洞窟探検ができて、大満足でございます。
三段壁を後にした僕たちは、最後の宿である白良浜へ。
チェックイン後は美しい砂浜で遊んだり、温泉に入ったり、のんびりさせて頂きました。

そして翌日。
あとは飛行機で帰るだけです。
しかし、予想外の一波乱が最後の最後に待っていました。
朝食を終えホテルをチェックアウトし、空港までの途中に位置していた、観光名所である千畳敷にちょっと寄り道。

強風で飛ばされそうになりながらも、絶景を眺め、お土産物屋さんでもあれこれ買い求め、旅の締めに。
で、そこからかなり時間には余裕を持って、南紀白浜空港に到着したのですが…。
なんとそこで、乗る予定である飛行機が欠航になっていることを知ります。車を返す際に、レンタカー屋さんから聞いてびっくり。
確かに天気はよろしくはなかったものの、雨も降っていなかったので、予想もしていませんでした。欠航の理由は「視界不良」とのこと。
その後の便も飛ぶかどうかわからないようなので、急遽陸路で帰ることに切り替えました。だいぶテンパりましたけど。
白浜駅までタクシーに乗り、「くろしお」という特急で大阪まで。そこから新幹線で東京に戻るというルートです。
本来は夕方には帰宅しているはずが、結局けっこう夜遅い時間になってしまいました。とにかくなんとか帰ることはできたのは幸いです。
最後にそんなアクシデントはありつつも、5泊6日の熊野巡りは、とっても濃くて楽しい旅でした。いくつもの素晴らしい場所に足を運ぶことができて、大満足です。
また一つ、日本の聖地を訪れることができました。
次は出雲に行きたいです。
御朱印
こちらが牟婁大辯才天の御朱印です。

御朱印の受付時間
御朱印は三段壁洞窟の入口受付にて頂くことができます。頂ける時間は8時から17時までです。
(※お時間やご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)
アクセス
住所は和歌山県西牟婁郡白浜町2927-52です。
三段壁洞窟の公式サイトはこちらです。
https://sandanbeki.com/
駐車場
30台駐車できる無料駐車場が2ヶ所あります。詳しくは公式サイト内の下記アクセスページでご確認ください。
https://sandanbeki.com/access/
電車
JR「白浜駅」からタクシーで約15分です。また、「紀伊田辺駅」と「白浜駅」から路線バスで行くことも可能です。1時間に2~3本出ています。
トイレ
洞窟の受付のある建物内と、駐車場にあります。
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