神社と御朱印、ときどき寺院

美しき日本の神社をご案内。

諏訪大社の四社巡り。御朱印&記念品とおすすめのルート。
宮島の神社仏閣巡りと御朱印を徹底解説。
高千穂の神社巡りと御朱印の解説をどこよりも詳しく。
日光の世界遺産巡り。順路と御朱印と見どころを解説。

明治神宮(渋谷区)の御朱印と見どころ

明治神宮

明治神宮の紹介

明治天皇をお祀りした「明治神宮」へ

明治天皇と昭憲皇太后をお祀りした、明治神宮に行って参りました。読み方は「めいじじんぐう」です。住所は渋谷区代々木になります。

明治神宮には今までも数回訪れたことがあったのですが、今回は写真撮影も兼ねての参拝です。

この日は千駄ヶ谷の鳩森八幡神社に参拝し、徒歩で原宿に移動。そして東郷神社に参拝し、せっかくなので明治神宮にも、と言う流れでした。

東郷神社は明治通り沿いにあるのですが、そこから明治神宮に向かうため、原宿駅を目指します。必然的に竹下通りの方面に行くことに。

平日だったのですが、さすが原宿です。竹下通りとその周辺は人でごった返してました。これが土日だったらと思うと恐ろしいです。笑

そしてどうせなので竹下通りを通ってみることに。若者に交じって歩く中年夫婦。

僕も若い頃には何度か来たことがあるのですが、40歳を超えたこの歳になって、嫁と二人で竹下通りを歩くことになるとは。この際なのでクレープでも食べようかと言う気も少し起きたのですが、それは辞めました。笑

無事竹下通りを通過し、原宿駅の脇を通り、明治神宮の入口に到着しました。

 

ご由緒

ご祭神は明治天皇(めいじてんのう)昭憲皇太后(しょうけんこうたいごう)です。明治天皇とその皇后さまが祀られている神社です。

現在の明治神宮がある場所は、江戸時代には徳川家の家臣であった加藤家と井伊家のお屋敷があり、とても閑静な場所でした。明治天皇と皇后さまもこの閑静な地を好んでいたと伝えられています。

明治45年には明治天皇、大正3年には昭憲皇太后が崩御になり、京都の伏見桃山陵に葬られましたが、東京に神宮を建設したいと言う運動が起こり、大正9年に両御祭神と所縁の深かったこの地に建立されました。

しかし昭和20年には空襲により建物が焼失。その後国内外からの多くの寄付で、昭和33年に社殿が再建され、現在に至ります。

初詣の参拝者が毎年日本一多いことでも知られています。

全国に十六社しかない、天皇により勅使が遣わされる勅祭社の一社でもあります。

現在の明治神宮は、東京の渋谷とは思えない大きな森に囲まれていますが、昔は畑しかなかった場所です。明治神宮の建立に伴い、全国から献木された10万本を植栽した人工林です。

また、明治神宮御苑の中には、パワースポットして有名になった清正井(きよまさのいど)もあります。清正とは戦国時代の武将「加藤清正」で、朝鮮出兵の際に「虎退治」でも有名な人物です。江戸時代には加藤家のお屋敷がこの地にあり、清正自身が掘ったと伝えられる、湧き水が絶えることがなかった井戸が清正井です。

 

境内案内

原宿駅の表参道口から歩いてすぐ、うっそうとした森の中に鳥居が現れます。平日でしたが、大きな神社だけあってやっぱり人が多いですね。外国人の姿も多く見掛けます。

f:id:inudenchi:20160906161808j:plain

 

鳥居には菊の紋章が三ヶ所。大きな鳥居です。こちらが南参道の入口となります。

f:id:inudenchi:20160906161828j:plain

 

鳥居をくぐり参道へ。参道は道幅も広く大きいです。左右は深い森になっていて、東京の真ん中とは思えない空気です。

f:id:inudenchi:20160906161845j:plain

 

完全に森の中ですね。緑がとても気持ち良いです。

f:id:inudenchi:20160906161901j:plain

 

しばらく歩くと、左側に明治神宮御苑のご由緒と清正井の看板が。

f:id:inudenchi:20160906161929j:plain

 

こちらが明治神宮御苑の入口です。清正井はこの中にあります。有料(500円)で入ることができます。

f:id:inudenchi:20160906161943j:plain

 

今回は僕は明治神宮御苑には入らなかったのですが、以前入った時の写真がありましたので載せておきます。おそらく季節は秋の写真ですが…笑。中はとても広い庭園になっています。のんびり散策した覚えがあります。清正井だけ人が並んでいましたが。

f:id:inudenchi:20160906162004j:plain

 

御苑入口の少し先、右側には酒樽が積み上げられています。奉納された酒樽です。これはなかなか迫力があって、かっこいいですね。

f:id:inudenchi:20160906162123j:plain

 

その反対側には奉納されたワイン樽。

f:id:inudenchi:20160906162147j:plain

 

そこからさらに歩くと、左側に社殿へと続く大鳥居があります。本来はここから入って社殿に向かうのが正面からの道なのですが、その先で工事が行われていて通行止めのため、迂回することに。ちょっと残念ですが仕方ないです。

f:id:inudenchi:20160906162217j:plain

 

迂回をして、こちらが社殿に向かって右側に当たる入口の鳥居です。

f:id:inudenchi:20160906162233j:plain

 

鳥居の手前には手水舎。手水舎も大きいです。外国人の方も多く、皆さん説明を読みながらお清めをしていました。

f:id:inudenchi:20160906162252j:plain

 

鳥居をくぐると少し開けた場所に出ます。左側には御守りなど売られている場所が。かなり大きいですね。さすが明治神宮です。

f:id:inudenchi:20160906162309j:plain

 

反対側にはこちらも大きな「神楽殿」と書かれた社務所が。御朱印はこちらで頂くことができます。

f:id:inudenchi:20160906162326j:plain

 

社殿に向かいます。目の前には大きく立派な門。

f:id:inudenchi:20160906162358j:plain

 

門の扉には、とても素敵な菊の紋章がありました。繊細で荘厳な感じがあります。

f:id:inudenchi:20160906162414j:plain

 

門を抜けるとさらに景色が広がります。とても広い境内で、大きな木と本殿が視界に飛び込んできます。

f:id:inudenchi:20160906162430j:plain

 

本殿と反対側、正面に当たる門が工事中でした。この門が工事中のため、大鳥居からの参道が通行止めだったんですね。

f:id:inudenchi:20160906162529j:plain

 

本殿正面からの絵です。とても大きくて立派です。人も多いですが。

f:id:inudenchi:20160906162542j:plain

 

参拝を終え、境内を少し散策。こちらは本殿に向かって左にある夫婦楠(めおとくす)明治神宮の御神木です。とても大きくて圧倒されます。明治天皇と昭憲皇太后がとても仲が良かったことから、夫婦円満家内安全縁結びなどにご利益があると言われています。

f:id:inudenchi:20160906162701j:plain

 

本殿に向かって右側にも大きな楠があります。こちらもとても立派で凄いです。三本の巨木が本殿を守っているかのようですね。

明治神宮の御神木

 

塀の向こう側に緑が茂っていて、とても東京とは思えない景色です。ビルなどが一切見えないので、どこか山の中にいるかのような錯覚に陥りますね。

f:id:inudenchi:20160906162816j:plain

 

こちらは境内から見た西参道へと続く鳥居です。明治神宮には、南参道北参道西参道の三ヶ所から入ることができます。

f:id:inudenchi:20160906163336j:plain

 

一通り境内を散策して、東側の出口に向かいます。

f:id:inudenchi:20160906163428j:plain

 

来る時は南参道から来ましたので、代々木駅方面の北参道から帰ってみることに。こちらも森の中です。

f:id:inudenchi:20160906163442j:plain

 

歩くこと10分ほどで、北側の鳥居に到着です。代々木駅からですとこちらが近いです。一礼し、明治神宮を後にしました。

f:id:inudenchi:20160906163457j:plain

 

参拝を終えて

久しぶりに訪れた明治神宮でしたが、まず一番驚いたのは外国人の多さです。

観光スポットになっているのだと思うのですが、びっくりするくらいたくさんの外国人が訪れていました。日本人よりも多いのでは?と思うくらいです。

境内では外国人のカップルに写真撮影を頼まれたりもしました。笑

人は多かったのですが、やっぱり広大な森に囲まれている神社ですので、緑が本当に気持ち良かったです。夏の暑い中での参拝ではありましたが、森の中って少し涼しいので、それもまた心地良いんですよね。

しかし、大きな森がある分、参道は長いです。けっこう歩かないと本殿に辿り着きません。僕と嫁はこの日既にけっこう歩いた後だったので、若干疲れが出ていたこともあり、「参道長いな…」と思ってしまいましたが。笑

疲れに負けずに歩き続け、参道を抜けるといっきに開けた景色が待っています。

本殿も立派なのですが、本殿前にある夫婦楠と、もう一本の楠。この三本が本当に素晴らしくて、大きなパワーを持っている感じがします。

境内から外を見る景色も、まるで森の中のようで不思議な感覚になりますね。

今回僕は清正井には行かなかったのですが、井戸がある御苑はとても素敵な日本庭園で、のんびりした場所だった記憶がありますので、次回行った時にはまた訪れてみたいと思います。

この日は千駄ヶ谷の鳩森神社、原宿の東郷神社、そして明治神宮と、渋谷区の三つの神社に参拝したのですが、どれもそれぞれ特徴が強く、お参りできて良かったです。

大満足です。

 

(追記)

上記の参拝より4年後の2020年10月、明治神宮鎮座百年祭にあたる年に、再び参拝させて頂きました。コロナ禍で外国人の姿がほとんどなかったためか、以前訪れたときのような混雑は全くありませんでした。

数枚ですが、今回の写真も掲載させて頂きます。

まず、以前の参拝時に工事中で見ることができなかった南神門がこちらです。

f:id:inudenchi:20201014135419j:plain

 

拝殿前も混雑は一切していません。

f:id:inudenchi:20201014135433j:plain

 

夫婦楠は変わらずに大きいです。

f:id:inudenchi:20201014135457j:plain

 

鎮座百年祭で「夢鈴」の奉納を受け付けていましたので、奉納させて頂くことに。こちらはその際に頂けた特別な御朱印です。

鎮座百年祭の御朱印

 

今回は御苑の方にも入らせて頂きました。御苑はさらに人が少なかったです。

f:id:inudenchi:20201014135528j:plain

 

こちらが、あの有名な清正井(きよまさのいど)です。誰もいない清正井という、貴重な空間を満喫させて頂きました。コロナ禍ならではかもしれません。

清正井(きよまさのいど)

 

御朱印

こちらが明治神宮の御朱印です。

明治神宮の御朱印

 

御朱印の受付時間

御朱印と御守りを頂ける時間は、9時から16時までです。冬季以外は16時20分まで受け付けています。

明治神宮の開門と閉門の時間は季節によって異なりますが、6時40分から16時までの間でしたら、どの季節でも入ることができます。

また、清正井のある明治神宮御苑も、開苑と閉苑の時間が季節により少し異なりますが、9時から16時まででしたらどの季節でも入ることができます。こちらには500円の入苑料が掛かります。

(※お時間やご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は東京都渋谷区代々木神園町1-1です。

電車

JR山手線 「原宿駅」から徒歩1分。

原宿駅の表参道口を出て右に進み、橋を渡るとすぐに南参道の鳥居が見えます。本殿まではそこから参道を歩いて10分程です。

千代田線・副都心線 「明治神宮前駅」から徒歩4分。

5番出口を出て、原宿駅方面に4分程歩くと、南参道の鳥居に着きます。本殿まではそこから10分程です。

JR山手線・総武線 / 大江戸線 「代々木駅」から徒歩7分。

北参道の鳥居まで徒歩5分です。本殿まではそこからさらに10分程掛かります。

副都心線 「北参道駅」から徒歩2分。

北参道の鳥居まですぐです。本殿まではそこから10分程です。

小田急線 「参宮橋駅」から徒歩1分。

西参道の鳥居まですぐです。本殿まではそこから10分程です。

原宿駅方面からですと南の入口、代々木駅方面からですと北の入口、小田急線ですと西の入口からが近いです。

駐車場

境内に駐車場がありますが、入場規制などされている場合がありますので、公式HPで確認してからの方が良いかと思います。近くにコインパーキングもあります。

明治神宮の公式HPはこちらです。
http://www.meijijingu.or.jp/

 

周辺のパワースポット

 

渋谷区の神社一覧