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車返稲荷神社(府中市/白糸台)の御朱印と見どころ

車返稲荷神社の紹介

府中市白糸台にある車返稲荷神社の参拝レポートです。

読み方は「くるまがえしいなりじんじゃ」です。正式名称は稲荷神社のみになります。大きな神狐さんのいらっしゃる神社です。京王線の飛田給駅と武蔵野台駅の中間くらいに位置し、どちらの駅からでも徒歩ですと15分ほどです。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

白糸台の「車返稲荷神社」へ

この日は嫁の用事にお供をしまして、白糸台という、普段僕たちとは縁のない地にやって参りました。

で、せっかくなので周辺に神社があれば、なかなか訪れる機会のない場所なので回ってみようという、いつもの流れです。

僕たちが白糸台を訪れるのは今回が二度目になります。前回は約一ヶ月前という、けっこう最近来てるんです。

と言いますのも、白糸台にある革染め屋さんに、嫁の白いレザージャケットを預けに来たのがひと月前、で、それをこの度受け取りに来たという次第です。

前回も二ヶ所だけ神社を訪れ、今回はそのときに回り切れなかったところを、4ヶ所ほど参拝してみようと。

予定していた神社は、車返諏訪神社、車返稲荷神社、車返福徳弁財天、道生神社の4ヶ所。道生神社のみ飛田給駅の東側ですが、それ以外は全て、飛田給駅と武蔵野台駅の間です。

上に挙げた四つの神社は、前回訪れた際に、全部その日のうちに回ってやろうと意気込んではいたものの、結局寒さと空腹に負け、行けなかった神社さんたちです。前回は2月の中旬で、けっこう寒い日だったんですよね。

それに対し今回は3月の下旬、だいぶ暖かくなってきた頃でして、この日も朝からの晴天でポカポカ陽気。散策するにはちょうどいい気候です。

日陰は少し肌寒いのですが、日向は暑いくらいです。

散歩がてら、武蔵野台駅から飛田給駅までのんびり歩きつつ、途中の神社に立ち寄って行くような感じで回ってみようと。

まずは嫁の用事を済ませるため、預けていたジャケットを受け取り、後はもう自由時間です。のんびり3月の神社巡りのスタートです。

はじめに、武蔵野台駅寄りにある「車返諏訪神社」に参拝。巨木が何本も聳える素敵な神社で、気持ちよい時間を過ごしました。

そして次に向かったのが、こちらの記事で紹介する「車返稲荷神社」です。

地図を確認しますと、どうやら諏訪神社からはすぐ近く。

スマホの地図と照らし合わせつつ、路地を進んで行きますと、社殿の姿が見えてきました。

無事、車返稲荷神社に到着です。

 

ご由緒

ご祭神は、五穀豊穣の神様である倉稲魂命(うかのみたまのみこと)です。

創建の年代は不明です。具体的な経緯なども不明ですが、元は田中氏という家の屋敷神として祀られていたお稲荷さんといわれています。

具体的なご由緒がわかり次第、追記させて頂きます。

社殿は近年建て替えられ、大きなお狐さんが護っている神社です。

 

境内案内

境内の脇を歩きつつ入口に向かっていますと、大きなお狐さんがいらっしゃるのが見えました。早くもその大きさに目が釘付けです。

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こちらが車返稲荷神社の正面入口になります。石鳥居の奥には赤い鳥居が三つ連なっています。左に見えるイチョウもでかいです。

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一礼して、腰をかがめつつ鳥居をくぐります。

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鳥居を抜けると、開けた空間が広がっています。そして、どうしても社殿前の大きな狐さんに目が向いてしまいますね。

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こちらは参道左手の大きなイチョウ。

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イチョウに葉の茂った季節にも、来てみたくなりますね。

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参道の右手にも立派な木が連なっていました。 

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こちらが手水鉢です。刻まれているのは三つの稲穂でしょうか。水が出ませんでしたので、手をはたいてお清めをします。

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境内の右手奥の景色も目を惹きます。なんだか少し荒涼とした感じもしてしまいますね。

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社殿へと進みます。大きなお狐さんの姿は、ちょうど燈籠の陰に隠れていて、全貌はまだ見えません。

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燈籠の手前まで進みますと、ついに大きなお狐さんの全貌が。

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こちらが左のお狐さんです。

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こちらが右のお狐さん。どちらも睨みを利かせた怖いお顔をしています。

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お狐さんがどれだけ大きいのか、比較対象がないといまいち伝わりづらいかと思いましたので、間に嫁を立たせてみます。嫁の身長は160cmです。この絵でしたら、どれだけ大きな狐なのか、わかりやすいかと。

車返稲荷神社の狐

 

こんなに大きなお狐さんに出会うのは僕は初めてですので、そのお姿を間近でもじっくり拝見させて頂きます。

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正面に立つと、やっぱりでかくて怖いです。なかなかの迫力です。

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社殿へと進み、参拝させて頂きます。

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社殿を振り返るとこんな景色です。

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境内を散策してみます。こちらは社殿とお狐さんを右斜め前から。

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左斜め前からも。

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今度は右手の奥まで進み、振り返った景色です。境内の全体像がなんとなくわかるかと思います。

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こちらは境内の左奥です。大きな二本の木の奥、境内の外側に社があるのが見えましたので、行ってみます。

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お狐さんをもう一度眺め、境内を後にします。

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境外に出て、左回りで先ほどの社へ。そこには二基の庚申塔が祀られていました。

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庚申塔は、江戸時代の中期に、五穀豊穣と村人の幸せを願い、寄進されたものあると書かれていました。手を合わせ、車返稲荷神社を後にしました。

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参拝を終えて

びっくりしました。事前に画像検索にて境内の様子などなんとなくは把握していたのですが、まさかあんなにでかいお狐さんがいるとは。

比較対象がなかったので、その大きさに画像だけでは気付きませんでした。予想もしていなかったので、余計にインパクト大でした。

どれだけ大きいかは、嫁が並んだ写真を見て頂けますと、よ~くわかるかと思います。うちの嫁は身長160cmですが、それよりもかなりでかいです。

僕たちはこれまで神社巡りをしていて、これだけ大きなお狐さんを見るのは初めてです。

大きな狐がいる神社として名が知られてもいいのでは?と思ってしまうくらいなのですが、おそらくとってもマイナーではないかと思います。

この日も僕たち以外の参拝者は見当たらず、大きなお狐さんとの空間を、思う存分満喫させて頂きました。

境内には大きな木が何本も聳えていて、そちらもけっこう印象には残るのですが、やっぱり大きなお狐さんに全部持って行かれます。

とにかく、その存在感がハンパなかったです。

正面に立ち、そのお顔を見ていますと、完全にその迫力に負けます、圧倒されます。

やっぱり「大きい」というのは、それだけでとても魅力的な要素ですね。改めてそう思いました。大きなお狐さんのおかげで、車返稲荷神社は、僕にとってかなり印象深い神社になりましたからね。

この大きなお狐さんがいつから境内にいらっしゃるのか、なぜ大きいのか、など帰宅後にも調べてみたのですが、残念ながらわからずです。

お狐さんも社殿も、かなり新しめのものに見えましたので、この数年内に建てられたものではないかと思われます。

他の方が書かれたブログを拝見いたしますと、2009年、2010年に書かれていたものがありまして、そちらにはまだお狐さんもいませんし、社殿も古いものでした。

そこから少し空きますが、2016年に書かれているものでは既に新しくなっていましたので、2011年~2015年の間に、社殿も建て替えられ、お狐さんも奉納されたのではないかと思われます。

これだけ大きなお狐さんは本当に珍しいと思いますので、ぜひ府中の新名所になればいいですね。

予想外に、とっても印象に残る、いいものを見ることができました。

車返稲荷神社、参拝できてよかったです。

続いては、そこから少し南にある「車返福徳弁財天」へと向かいます。

 

御朱印

車返稲荷神社では御朱印は扱っていません。

(※ご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は東京都府中市白糸台6-33-1です。

車返稲荷神社の公式サイトはありません。

 

電車

京王線 「飛田給駅」から徒歩13~18分。

南口を出てスタジアム通りを渡り、そのまま線路沿いを武蔵野台駅方面です。

京王線 「武蔵野台駅」から徒歩15~20分。

京王線沿いの南側、飛田給駅方面です。

 

駐車場

参拝者用の駐車場はありません。少しの時間でしたら、他の車のご迷惑にならないように、境内の後方の道路に路駐できるかと思います。徒歩すぐの諏訪神社の近くにコインパーキングもあります。

 

周辺のパワースポット

 

府中市の神社一覧