川崎市麻生区の栗平にある栗木御嶽神社の参拝レポートです。
読み方は「くりきみたけじんじゃ」です。レイライン上にある神社ともいわれています。小田急線の栗平駅が最寄駅で、徒歩ですと駅から10~15分です。住所は麻生区の栗木です。
序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。
栗平の「栗木御嶽神社」へ
僕たちが栗木御嶽神社に参拝することとなったきっかけは、少々不純な動機ではありますが、御朱印です。
この日は午前中に、新百合ヶ丘にある十二神社に参拝しまして、そちらの御朱印が栗木御嶽神社にて頂けるとのことで、向かうこととなった次第です。
十二神社は小高い丘の上にある神社で、まるで天空にあるかのような境内がとっても素敵な神社でした。社務所はありましたが閉まっていまして、どうやら栗木御嶽神社が社務を兼務しているようです。素敵な神社でしたし、御朱印を頂けるのでしたら、是非頂いておきたいところ。
とはいえ僕は、このようなブログを書いているにも関わらず、そこまで御朱印というものにこだわりがあるわけではないんですけどね。
御朱印がきっかけで参拝するというパターンもありますけれど、御朱印の有る無しに関係なく、たぶん神社そのものが好きなんだと思います。
御朱印というのは、神社との縁を結ぶものですので、もちろん参拝後に頂けるものでしたら、頂きたいとは思っています。しかし、どうしてもというわけではありません。
このたびも、もし頂ける場所が遠いところでしたら、おそらくあっさりと諦めていたかと思います。
しかし今回は、頂けるのは小田急線で2駅先です。たった2駅でしたら、これは是非頂いておこうと。
それに、先ほども書きましたが、御朱印というのは神社を訪れる一つの「きっかけ」にはなるものです。
栗木御嶽神社という神社は、この流れがなかったら、今後も訪れる機会がなかった可能性も大きいです。その存在すら知りませんでしたからね。
そもそも、神社のある栗平という駅すら、僕は初めて耳にする駅名でしたし、もしかしたら一生縁のない神社だったかもしれません。
ですので栗木御嶽神社は、十二神社から紹介してもらったようなものです。僕としては、そんな感覚なんだと思います。
十二神社のある新百合丘駅から小田急線に乗車し、2駅先の栗平駅へ。
地図で確認したところ、駅からは少々距離があるようですが、じゅうぶん徒歩圏内です。
季節は5月の下旬、この日は気温の高い日でしたので、熱中症に気を付けつつ、水分を摂りながら歩きます。
地図を頼りに歩き始め、12~13分ほどでしょうか。右手に鳥居が見えました。
無事、栗木御嶽神社に到着です。
ご由緒
ご祭神は、日本古代史上の伝説的英雄である日本武尊(やまとたけるのみこと)と、ヤマタノオロチを退治した勇猛な神である素盞鳴尊(すさのおのみこと)です。
栗木御嶽神社は、古くから栗木の地にあった、日本武尊をご祭神とする御嶽神社と、素盞鳴尊をご祭神とする八雲神社、この二社が一つになった神社です。
御嶽神社と八雲神社、それぞれの創建の年代や経緯は不明ですが、共に村の守り神として崇敬されていました。
大正8年に、現在の地にあった八雲神社に御嶽神社が合祀され、御嶽神社の名が残されました。
平成6年には区画整理に際し、再建されています。
レイライン上にある神社としても知られ、厄除けや縁結びにご利益があるとして、厚く信仰されている神社です。
境内案内
こちらが栗木御嶽神社の入口です。坂の途中にあります。
鳥居の先には石段があり、二つ目の鳥居も見えます。その先に社殿の姿も。
一礼して石鳥居をくぐり境内へ。
数段の短い石段を上ります。
二之鳥居の先にもまた、数段の石段があります。
参道の左右は広々としています。こちらは左側。
こちらが右側です。開放感のある境内です。
二つ目の鳥居をくぐります。
石段を上りますと、さらに開放感のある空間へ。空がとっても広く感じる境内です。
右手に手水舎です。
お清めをします。
手水舎には、かっこいい龍がいました。少し後ろからのアングルで。
参道を拝殿へと進みます。
拝殿前には狛犬さんです。こちらが左の狛犬さん。
こちらが右の狛犬さん。左右どちらも、口の中など一部が赤いタイプの狛犬さんです。
拝殿の前に立ちます。社殿は平成8年に再建された建物とのことで、新しくて綺麗です。
時間をかけて、参拝させて頂きます。
境内を散策してみます。まず、拝殿を振り返るとこんな景色です。とっても広々としています。
こちらは拝殿を右斜め前から。
境内の右奥にも鳥居が見えましたので、行ってみます。
栗木御嶽神社は、後ろにも参道がありました。こちらの鳥居の前にも狛犬さんです。
鳥居の前からは、本殿の姿も見えます。
こちらの狛犬さんは、拝殿前のものと比べてかなり古いです。
鳥居の先には、境外へと続く石段があり、もう一つ鳥居がありました。表から入っても裏から入っても、拝殿までに二つの鳥居をくぐる形ですね。
こちらは、境内の右奥から中央を見た景色です。
再び拝殿前の広い空間に戻ります。手水舎の後ろにある黒い碑には、御由緒が書かれていました。
一通り境内を散策し、左手にある授与所にて御朱印を頂きました。近隣にある十二神社と月読神社の御朱印も、こちらで頂くことができます。
こちらは社務所の前から見た拝殿です。左斜め前からですね。
空の広い境内でしばらく過ごし、栗木御嶽神社を後にしました。
参拝を終えて
栗木御嶽神社は、境内が広々とした印象を受ける、気持ちのいい神社でした。
周囲に高い建物がなかったからなのか、空がとても広く感じる場所でした。ですので特に高台にあるというわけではないのですが、なんとなく空の上にあるかのような、そんな感覚にすらなってしまいます。
こちらに来るきっかけとなった新百合ヶ丘の十二神社も、天空にある神社のような境内でしたので、この日は二社続けて、そのような場所を訪れたことになります。
栗木御嶽神社は、もう入口から広々とした感じがありました。
石鳥居が二つ並び、その間を緩やかな石段が延びています。ですので境内は、ほんの少し周囲よりは高い位置にある形ですね。
周りには木々の姿もありますが、生い茂っている感じではなく、そこまで大きな木もありませんので、広々とした感じになっているのではないかとも。
僕たちが訪れたのは平日の午後でして、他の参拝者の姿は一切なく、始終境内には僕と嫁しかいませんでした。そんな環境が、より不思議な空間を造っていた気がします。
参拝後、しばらくはそんな境内の空気を満喫させて頂きました。とっても気持ち良かったです。
そして栗木御嶽神社を訪れるきっかけになった御朱印も、無事頂くことができました。
御朱印を頂く際に、確認のため本社は青梅の武蔵御嶽神社かお伺いしたところ、木曽の御嶽神社とのことでした。てっきり「みたけ」と読むので武蔵御嶽の方かと思ったのですが、木曽の「おんたけ」由来だったのですね。珍しいパターンではないかと思います。
僕たちはまだ木曽の御嶽神社は行ったことがありませんので、そちらもいつか行ってみたいです。
御朱印というきっかけではありますが、栗木御嶽神社、参拝できてよかったです。
しかしただ一つ、僕たちは失敗をしてしまったんです…。
授与所では無事、十二神社と栗木御嶽神社の御朱印を頂くことができたのですが、なんともう一社、同じ麻生区内にあるという「月読神社」の御朱印を頂けると知りまして、つい頂いてしまったんです。近くだということでしたので、この後行ってみようと、気軽な気持ちで。
本来、御朱印というのは参拝してから頂くものですので、順番は逆になってしまいましたが、すぐに行けばセーフということにして。
ところがどっこい。
月読神社は、地図で確認したところ、同じ麻生区内ではありましたが、意外と遠かったんです…。柿生駅というところからバスで行けるようですが、少々行きづらいことが判明します。
ですので、御朱印を頂いておいて参拝しないというのは、完全なクソ野郎ではありますが、月読に向かうのは後日にすることに。
この記事の前半で、さんざん御朱印について偉そうなことを書いておきながら、面目ないです。
御朱印との順番は逆になってしまいましたが、栗木御嶽神社に月読神社を紹介して頂いたようなものですので、必ずやどこかで参拝しようと思います。
栗木御嶽神社、参拝できてよかったです。
御朱印
こちらが栗木御嶽神社の御朱印です。
御朱印の受付時間
御朱印と御守りを頂ける時間は、だいたい10時から16時くらいまでとのことですが、ご不在のこともあるようですので、確実に頂きたい方は、事前の電話確認をお勧めします。電話番号は「044-989-4735」です。
栗木御嶽神社では、同じ麻生区にある、十二神社と月読神社の御朱印を頂くこともできます。
(※お時間やご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)
アクセス
住所は神奈川県川崎市麻生区栗木1-10-1です。
栗木御嶽神社の公式サイトはありません。
電車
小田急多摩線 「栗平駅」から徒歩12~15分。
南口を出て徒歩12~15分です。坂を下り大きな道路に出たら、最初の交差点を右折ししばらく歩き、「栗木御嶽神社入口」の交差点を左折です。駅近くが少しわかりづらい道のりですので、地図を確認しながらをお勧めします。
駐車場
参拝者用の駐車場があります。神社の裏手に15台ほど停められる駐車場がありますので、特別な日でなければ、問題なく駐車できると思います。また、入口の鳥居の脇にも、数台でしたら駐車できるようになっています。
周辺のパワースポット
川崎市の神社一覧
僕が参拝した川崎市の神社一覧です。