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池洲神社(中央区/日本橋)の御朱印と見どころ

池洲神社の紹介

中央区日本橋にある池洲神社の参拝レポートです。

読み方は「いけすじんじゃ」です。日本橋通旅籠町の守護として崇敬されてきた神社です。この地には魚が飼われていた池洲(生け簀)屋敷があり、そのお屋敷にあった池から稲荷様が現れ、お祀りしたといわれています。最寄駅は小伝馬町駅になります。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

日本橋の「池洲神社」へ

季節は4月のあたま。東京では桜が満開になり始めた時期です。曇り空ではありましたが、気温もだいぶ暖かく、お散歩にはちょうど良い気候です。

そんな春の一日。嫁と二人で日本橋の神社巡りをするため、お昼前くらいに地下鉄の東西線で日本橋駅に降り立ちました。

日本橋駅からてくてくと歩き、まずは福徳神社へ。続いては隣接する薬祖神社。そしてそこから歩いて6~7分のところに見つけた宝田恵比寿神社へ。

ここまでで三ヶ所の神社を回ったことになります。

そして四ヶ所目に目指したのが、こちらの記事で紹介する池洲神社です。

今回日本橋の神社巡りをするにあたり、事前に日本橋の神社を調べたところ、かなりの数の神社があるんですよ。できる限り回ってみたかったのですが、夕方から井の頭公園でお花見の予定があり、時間にかなり限りがあります。ですので必然的に回る神社を絞らねばなりません。

この日に僕たちが日本橋を訪れるきっかけとなったのは、小網神社の御朱印帳です。現在使っている江ノ島神社の御朱印帳がそろそろ終わりそうだったので、次に使うかっこいい御朱印帳を探していたところ、嫁が龍が描かれた小網神社の御朱印帳を見つけ、買いに行こうと言う流れです。

ですので、時間に限りがあるとは言え、小網神社は外せません。

三ヶ所目に訪れた宝田恵比寿神社からほぼ真っ直ぐに南下しますと、小網神社に辿り着きます。その途中に椙森神社と出世稲荷神社を地図上で見つけましたので、その二社に寄りつつ小網神社に向かおうと思ったのですが…。

少しルートを外れた場所に、この「池洲神社」があるのを見つけてしまったんですよ。

じゃっかん大回りにはなってしまいますが、近い場所ではありましたので、おもいきって行ってみることに。

そんなわけで、四社に池洲神社を目指すことにしました。

宝田恵比寿神社から路地を進み、大きな通りを渡ってすぐ。

ビルの間にひっそりと佇む、池洲神社を見つけました。

 

ご由緒

ご祭神は、食物や穀物の神様である倉稲魂命(うかのみたまのみこと)です。宇迦之御魂命とも表記され、稲荷神と同一です。 

創建の年代や詳しい経緯は不明です。

もともとこの場所には、小田原から移した池州屋敷があったそうです。池洲とは「生け簀」を指し、魚が飼われていたお屋敷とのことです。

その池州屋敷にあった池からお稲荷様が現れ、それを祀ったのが始まりだと伝えられています。

明治6年には神田神社(神田明神)の兼務社となっています。

大正12年には関東大震災により焼失。その後再建されますが、昭和20年には第二次大戦の戦災により再び焼失してしまいます。

現在の社殿は、戦災後の昭和24年に再建されたものとなります。

日本橋通旅籠町の守護として崇敬されてきた神社です。

 

境内案内

大通りから一本入った路地の中に、池洲神社はあります。ビルとビルの間にあり、うっかり通り過ぎてしまいそうな場所です。

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自転車が停めてある短い参道を進みます。

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参道の左手には社務所がありました。

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鳥居の手前、右側には石碑がありましたが、何が書いてあるのかわからず…。

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一礼して鳥居をくぐります。とても小さな神社です。

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小さな神社ではありますが、綺麗に手入れされています。

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参拝させて頂きます。鈴の音が心地よかったです。

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周囲は高いビルです。

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境内から参道を見ますとこんな景色です。参拝を終え、池洲神社を後にしました。

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参拝を終えて

池洲神社は、とてもひっそりと佇んでいる神社でした。

周囲はマンションなど高い建物に囲まれていますので、目立たない場所にあります。うっかり通り過ぎてしまいそうな場所です。

周囲のビルや、参道に停められた自転車など、少しもったいない感じはしてしまいましたが、それでも境内は綺麗に維持されていました。社務所がありましたので、毎日綺麗に手入れされているのではないかと思います。事前に調べたところ、こちらでは御朱印は扱っていないようでしたので、特に社務所の呼び鈴なども押しませんでした。

高いビルに囲まれていますので、境内は少し薄暗い感じがしていたのですが…参拝の際に鈴を鳴らしますと、良く通る綺麗な音で鳴ってくれまして、薄暗い雰囲気がその音でいっきに吹き飛んだ気がします。心地よい音でした。

もともとこの場所には池洲(生け簀)屋敷があり、その池から現れたお稲荷様を祀った神社とのことですので、当時の景色も知りたくなってしまいます。

タイムスリップしてみたい。

神社巡りをしていると、よく考えるんですよ。この辺は昔どんな景色だったんだろうな~って。

もちろん神社自体も、時代と共に再建されて新しくなったり、場所が変わったりはしているんでしょうけど、遥かに周りの景色の方が移り変わりが早いと思うんです。で、神社だけ時間が止まったようになっている感覚になることも。

この池洲神社も、今でこそ高いビルに囲まれていますが、昔はビルなんてもちろんなかったでしょうし、もしかしたら境内も広かったかもしれません。

どんどん新しく変わって行く景色の中で、せめて神社だけはそのままであって欲しいな~なんて。

ちょっとそんなことを考えてしまいました。

ビルの谷間にひっそりと佇む池洲神社。

鈴の音が気持ち良い神社でした。

参拝できて良かったです。

この後は、近くにある椙森神社へと向かいます。

 

御朱印

池洲神社では御朱印は扱っていません。

(※ご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は東京都中央区日本橋堀留町2-4-10です。

池洲神社の公式サイトはありません。

 

電車

日比谷線 「小伝馬町駅」 1番出口から徒歩4分。

日比谷線・浅草線 「人形町駅」A4出口から徒歩10分。

都営新宿線 「馬喰横町駅」 A2番出口から徒歩10分。

JR総武本線 「新日本橋駅」5番出口から徒歩10分。

銀座線・半蔵門線 「三越前駅」 A9出口から徒歩15分。

東西線・浅草線 「日本橋駅」B12出口から徒歩20分。

各線 「神田駅」から徒歩20分。

最寄は小伝馬町駅です。日本橋駅などからは歩くと若干距離があります。

 

駐車場

参拝者用の駐車場はありませんが、短時間でしたら通行の妨げにならぬよう、神社前の道路に路駐しも問題ないかとは思います。近くにはコインパーキングもあります。

 

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