青渭神社
稲城のパワースポット「青渭神社」
稲城市の東長沼にあるパワースポット、青渭神社に行って参りました。読み方は「あおいじんじゃ」です。
あまり耳にしたことがない社名の神社ですが、この稲城市と、あとは調布市、青梅市の三ヶ所にある神社です。
僕の嫁は稲城生まれ、稲城育ちで、青渭神社からは近いところに実家があります。
この日は嫁の実家で用事を済ませ、その足で稲城の神社をいくつか回りました。駅から近いところから回り始め、まずは「津島神社天王社」、次に「但馬稲荷社」、そして「大麻止乃豆乃天神社」に参拝し、最後の締めで「青渭神社」に向かうことに。
嫁は小さい頃から青渭神社には何度も行ったことがあるそうで、お祭りの際には境内に屋台がびっしり出ていて、大勢の人で賑わっていたそうです。
僕は以前に一度だけ嫁と青渭神社を訪れたことがあります。人の気配もほとんどなく、ひっそりと佇んでいる感じの神社でした。
それ以来、二度目の参拝となります。
あいにくの天気で雨が降っていたのですが、雨の中で神社巡りをするのも、また風情があって素敵です。
直前に訪れた大麻止乃豆乃天神社で、足を何か所も蚊に刺されてしまい、痒さと闘いながら青渭神社に向かいました。笑
大麻止乃豆乃天神社から歩くこと15分ほど。
青渭神社に到着しました。
ご由緒
ご祭神は、青渭神(あおいしん)、猿田彦命(さるたひこのみこと)、天鈿女命(あめのうずめのみこと)の三柱です。
青渭神は水神と考えられています。猿田彦命は日本神話の神様で、道開きの神様です。天鈿女命も日本神話の神様で、芸能の神様です。
創建の年代は不明ですが、平安時代の前期にその名前が記されている書物があることから、それが当社だった場合(調布や青梅にある青渭神社である可能性もある)、それ以前の創建であると考えられます。
かつてこの近くには大きな青い沼があり、その神霊を祀ったのが起源だとされています。
この辺りは多摩川の氾濫原であり、昔は沼地だったんですね。現在の「東長沼」と言う地名もそれに由来しているそうです。
青渭神社も、かつては「青沼大明神」や「大沼明神」と呼ばれていました。ご祭神に水の神様である青渭神を祀っているのも、沼地であったことに深く関係があると考えられています。
現在の社殿は昭和49年に造営されたものですが、本殿は、江戸時代に創建されたものがそのまま残っている形です。
この地が沼地であった古来より、人々に厚く信仰され、長い歴史を持つ神社です。
境内案内
住宅街と畑が広がる小路を歩いていると、青渭神社の鳥居が姿を現します。
一礼して鳥居をくぐり参道を進みます。広くはありませんが、長く延びている参道です。
参道の両脇には、立派な木が何本も。
さらに進むと二つ目の鳥居です。
二つ目の鳥居をくぐった先が、少し開けた空間になっています。二対の狛犬さんがいますね。
こちらは手前の左側にいた狛犬さん。かなり古いもののように見えます。原型を留めていません。
こちらは手前の右側にいた狛犬さん。こちらも苔むしていますね。
その先、左側に手水舎です。水がありませんでしたので、雨でお清めをしました。笑
そしてその先、社殿に近い方にいる狛犬さん。こちらが左の狛犬さんです。この狛犬さんが、一番しっかりと形が残っています。
こちらが右の狛犬さん。少し苔むしていますね。
拝殿に向かいます。拝殿は何かの工事をしているようで、職人さんらしき人が二人いました。
拝殿の右手前には、青渭神社のご由緒が書かれたものが。
厳かに参拝。扉が開いていて、中の本殿がよく見えました。撮影するのは憚られましたので、写真には収めていません。
参拝を終え、境内を散策してみます。拝殿に向かって左手前には、青渭神社で行われる獅子舞の説明があります。獅子舞見てみたいですね。
拝殿を右回りで進んで見ると、そちらには境内合祀されている社があります。どんな神様を祀ってるのかはわかりませんでした。
そのお隣には、もう一つ小さな祠。この後ろにある木がとても大きくて立派でした。
拝殿から参道を見た景色です。やっぱり二対の狛犬さんが目に留まりますね。
こちらは斜め前から見た拝殿です。
手水舎の脇にある大きな木も、苔むしていて素敵です。
拝殿側から見た参道も、なんだか時間が止まっているかのように感じる景色です。
社殿の左側に社務所がありましたので、御朱印を頂こうとインターホンを押してみたのですが、反応がありません。
よく見ると、拝殿の手前に「ご用命の方は、拝殿裏の宮司宅へお申し出ください」と書かれたものがありました。電話番号も記載されていましたので、念のため電話を掛け、その後拝殿裏にあった宮司さん宅へお邪魔し、御朱印を頂きました。無事御朱印を頂き、帰路に就きました。
参拝を終えて
僕は今回が青渭神社へは二度目の参拝でした。
青渭神社は、とても静かな時間が流れている神社です。この日は僕と嫁以外、他の参拝者も見当たらず、時間が止まっているかのような感じでした。雨が降っていたのですが、それがまた心地良かったです。
境内にいた二対の狛犬さんが、みんな近い場所にいましたので、きっと淋しくないんだろうな~なんて思ったり。一対は江戸時代、一対は明治時代のものらしいです。
社務所でインターホンを押しても応答がなかったので、御朱印は頂けないかな~と思ったのですが、よく見ると丁寧に案内が出ていました。
裏のお宅が宮司さんのご自宅で、そちらに寄らせて頂き、御朱印も頂けました。
玄関には「月下美人」の鉢が置いてあり、まさに今夜辺り咲くだろうとのこと。僕は月下美人と言うものも名前くらいしか知らなかったのですが、夜に咲いて朝までの一晩でしぼんで散ってしまう花なんですね。
数日前にも咲いた花があったとのことで、宮司さんの奥さんにその写真も見せて頂きました。
是非咲いているところを見てみたかったのですが、さすがに夜まで長居するわけにはいかないので。御朱印を頂き、帰路に就くことに。笑
この日は全部で四ヶ所、稲城の神社を回ったのですが、どれもとても良い参拝ができました。
雨の中の神社もまた良いものですね。
この後、南武線の稲城長沼駅から電車に乗って帰ったのですが、稲城長沼駅の前には、大きなガンダムとザクがいますので、ついでにその写真も載せておきます。笑
稲城に行く機会がありましたら、是非ガンダムにも会いに行ってみてください。
かなり大きくて迫力あります。
御朱印
こちらが青渭神社の御朱印です。
御朱印の受付時間
拝殿に向かって左手に社務所がありますが、そちらは基本的に閉まっています。裏に宮司さん宅がありますので、そちらで頂くことができます。
拝殿前にも案内が出てますが、お電話してから伺った方が良いかと思います。電話番号は「042-377-5300」です。日中の時間帯でしたらご迷惑にならないかと思います。また、不在の日や時間もあるかと思いますので、どうしても御朱印を頂きたい方は、事前にお電話で確認してからの方が良いかと思います。
(※ご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)
アクセス
住所は東京都稲城市東長沼1053です。
電車
①JR南武線 「稲城長沼駅」から徒歩5~7分。
②京王相模原線 「稲城駅」から徒歩15~20分。
最寄駅は南武線の稲城長沼駅です。京王線の稲城駅からですと、歩くとそれなりに距離があります。
駐車場
参拝者用の駐車場はありませんが、神社脇の小路に停められるスペースが少しありますので、短時間でしたら駐車しても問題ないかと思います。
青渭神社の公式HPはありません。
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