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稼穡稲荷神社(品川区)の御朱印と見どころ

稼穡稲荷神社の紹介

品川区にある稼穡稲荷神社の参拝レポートです。

読み方は「かしょくいなりじんじゃ」です。「稼穡」というのは、作物の植え付けや取り入れなど、農業を指す意味の言葉になります。荏川稲荷とも称されてきた神社で、境内には区の文化財にも指定されている、御神木の大銀杏が聳えています。最寄駅は京浜急行の新馬場駅になります。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

品川の「稼穡稲荷神社」へ

この日は嫁と二人で、品川の神社巡りに出掛けてきました。

東京十社巡りの御朱印を頂くため、品川神社に行きたかったので、その足で周辺の神社をいくつか回ってみようと言う計画です。

電車を乗り継ぎ、まずは東京十社の一つでもある、品川神社に参拝します。

品川神社は、「北の天王さん」とも呼ばれ、品川の北側を護っている神社です。

それに対して南側には、「南の天王さん」とも呼ばれる、品川の南側を護る荏原神社があります。ちょうど新馬場駅を挟んで両側にある形です。

品川神社への参拝を終えた僕たちは、地図を頼りに、次にこの荏原神社に行ってみることにしたんです。

どちらも京急の新馬場駅から近いところにありましたので、徒歩での移動も近そうです。

そして地図を確認していましたところ、荏原神社のすぐ近くに、稼穡稲荷神社という神社があるのを見つけてしまったわけです。「稼穡」が何と読むのかは全くわからなかったんですけどね。とりあえず稲荷神社があることは把握しました。

で、その稲荷神社は荏原神社への通り道にあるようですので、当然ここにも寄って行こうという流れに。

僕たちはいつもこんなふうに、地図で見つけた神社をついつい片っ端から回ってしまいますので、夕方くらいになると、へとへとに疲れちゃうんです。それでも懲りずに、こんな神社巡りを繰り返しています。

季節は5月の中旬で、天気も良く絶好のお散歩日和。

品川神社を後にした僕たちは、スマホの地図を確認しながら、稼穡稲荷神社を目指します。

歩き始めて5分ほどでしょうか。

めちゃめちゃでかい銀杏が視界に入り、まさにそこが稼穡稲荷神社でした。

無事到着です。

 

ご由緒

ご祭神は、五穀豊穣の神様である宇迦之売命(うかのみたまのみこと)です。倉稲魂命とも表記され、稲荷神と同一です。

創建の年代や詳しいご由緒は不明です。

かつてこの辺りには、薩摩藩島津家の抱屋敷があり、その屋敷内に祀られていた神社になりますので、それ以前(江戸時代)の創建にはなります。

当時の地名に因んで、荏川稲荷とも称されていました。

御神木である大銀杏は、樹齢500~600年と推定され、品川区の文化財にも指定されています。

 

境内案内

少し細めの路地を歩いていますと、突然大きな銀杏が姿を現します。銀杏の存在感ハンパないです。

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銀杏の隣りには鳥居と参道、奥には稼穡稲荷神社の社殿です。とても小さな神社です。

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銀杏は推定で樹齢500~600年だと書かれていますね。この説明書きの「稼穡稲荷」に「かしょくいなり」とふり仮名がふられていましたので、ここで初めて社名の読み方がわかりました。

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銀杏の大きさに圧倒されます。見上げると綺麗な緑が一面に茂っています。

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銀杏に見とれてしまいましたが、参拝のため社殿に向かうことに。

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参道には鳥居が二つ。一礼して鳥居をくぐり、進みます。

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参道を右に折れてすぐ、社殿手前の左側に小さな手水鉢がありました。

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こちらが稼穡稲荷神社の社殿になります。小さな社殿ではありますが、大事に綺麗に維持されている感じがします。

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参拝させて頂きます。

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社殿を背にして参道を見ますと、こんな景色です。小さな境内ですが、綺麗に手入れされています。

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参道を戻り、再び大きな銀杏を眺めます。

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いくら見ていても飽きないくらい、惹き付けられるものがありますね。見事な銀杏です。

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飽きるほど銀杏を眺め、稼穡稲荷神社を後にしました。

稼穡稲荷神社の大銀杏

 

参拝を終えて

稼穡稲荷神社はとても小さな神社でした。

しかしながら、御神木の銀杏がすごかったです。でかかったです。

もうその印象しかないくらいです。

小路をてくてくと歩いていますと、いきなりこの大銀杏が視界に飛び込んできまして、僕は思わず「わっわっ」とアホみたいな声をあげてしましました。

銀杏の樹齢は推定で500~600年とのことですので、昔からこの場所にあるんだな~と思うと、なんだか不思議な気持ちになります。

訪れたのが5月で新緑の季節でしたので、見上げると一面銀杏の緑が広がっていて、とても綺麗でした。素晴らしかったです。

秋にはこれが黄色く染まるのかと思うと、是非その景色も見てみたくなりました。

銀杏の存在感が大き過ぎて、その他の印象が薄くなりがちではありますが、小さな社殿もシンプルですが雰囲気のある建物でした。大銀杏の陰に隠れるように建っているのですが、銀杏に護られているような感じがしました。

境内も綺麗に手入れがされていて、きっと大事にされている神社なんだろうな~と。

すぐ近くには品川区の図書館があるようで、ひっそりとした場所ではあるのですが、意外と人通りは多かったです。目黒川もすぐ近くです。

社務所などもなく、御朱印もありませんでしたが、何よりも大きな銀杏を見れただけでも、稼穡稲荷神社に来た甲斐がありました。参拝できて良かったです。

大きな木は見ているだけで癒されます。飽きるほど眺めさせて頂きました。

本当に素敵な銀杏ですので、荏原神社や品川神社を訪れる際には、すぐ近くですので是非立ち寄ってみてください。

この後僕たちは、すぐ近くにある荏原神社へと向かいます。

 

御朱印

稼穡稲荷神社では御朱印は扱っていません。

(※ご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は東京都品川区北品川2-32-3です。

稼穡稲荷神社の公式サイトはありません。

 

電車

京浜急行 「新馬場駅」から徒歩3~4分。

北口を出て山手通りを渡るとすぐです。

 

駐車場

参拝者用の駐車場はありません。狭い路地ですので、路上駐車も厳しいかと思います。すぐ近くにコインパーキングがありますので、そちらを利用するのがよいかと。

 

周辺のパワースポット

 

品川区の神社一覧