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海南神社(三浦市/三崎)の御朱印と見どころ

海南神社の紹介

三浦市三崎にある海南神社の参拝レポートです。

読み方は「かいなんじんじゃ」です。三崎港の近くに鎮座する神社で、三浦半島の総鎮守です。境内には源頼朝の手植えとされる大銀杏があります。小正月に奉納される「チャッキラコ」という踊りは、、国の重要無形民族文化財やユネスコの無形文化遺産に指定されています。三崎港バス停から徒歩すぐです。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

三崎の「海南神社」へ

この日は嫁と二人でやって来た、三浦半島への小旅行、二日目。

初日は浦賀周辺の神社(走水神社、東叶神社、西叶神社など)を回り、城ヶ島に一泊。

二日目は朝から城ヶ島を散策し、馬の背洞門と楫の三郎山神社に立ち寄り、バスで三崎港へと向います。

三崎と言えばマグロですよね。三崎港と名の付く回転寿司を都内でもけっこう見掛けますし、僕も何度か入ったことはあります。

そんな三崎港まで実際に来たからには、やっぱり美味しいマグロは食べたておきたいです。で、それを肴に一杯やりたいです。

前日には、走水神社の近くにあった味美食堂」いうところで、でっかいアナゴの天ぷら定食と、アジとタイの刺身定食を食べました。嫁と分けあいつつ、昼間からビールを飲みつつ、美味いランチにありつけました。

宿泊した城ヶ島京急ホテルでも、夕飯にはマグロをはじめお刺身も出まして、美味しいご飯をいただき、ついつい日本酒にも手を出してしまいました。

僕たちは二年前の夏にも、今回とほぼ同じようなコースで三浦半島に旅行に来ていまして、その際には「みさきまぐろきっぷ」というのを利用しています。

京急の三崎口駅までの片道(途中下車可)と、三崎口周辺の京急バス乗り放題、さらにはお店を選んでランチもできてしまうという、なかなかお徳な切符です。他にも、お土産が買えたりもします。

そのときは三浦海岸駅のすぐ近くにあった「いろは寿し」というお店を選び、美味しいお寿司ランチを堪能しました。

今回もまぐろきっぷを使おうかどうか迷ったのですが、嫁と協議の末、僕たちの回りたい場所などとの兼ね合いから、利用しない方針に決定。

しかしながら、このまぐろ切符に載ってるお店って、どこも美味しそうで魅力的なんですよ。ですので、まぐろ切符を使わない形にはなりますが、そこに載っているお店のどこかでランチをしようと。

で、三崎港の近くでいくつか目星を付けておきます。

「三崎港でマグロを食べる」という大きな目標を達成してから、帰路に就くことになりました。

バスで城ヶ島から三崎港に到着したのは、まだお昼には早い時間です。お昼のマグロまでの間、三崎港の周辺にある神社を回ってみることに。

事前に、三崎港の近くには海南神社というのがあるのを見つけていまして、しかもそこはけっこう大きそうな神社です。時間があれば回ってみようか、という緩い感じだったのですが、行ってみることにします。

この直前、僕たちは城ヶ島で楫の三郎山神社に参拝しているのですが、海南神社は楫の三郎山神社とも関わりが深い神社とのこと。

さらに嫁が調べたところ、なんと御朱印が七つもあるみたいなんですよ、七つも。

思わず「7つも?」と笑ってしまいます、なぜか。

とりあえず、それを知った僕たちは、御朱印帳を確認してみます。七つ頂ける余裕があるのかどうかを。

確認したところ、まだ余裕はあり七つ全部頂くこともできそうです。

一つの神社で御朱印が七つというのも初めてですし、見どころもたくさんありそうですし、海南神社への興味が増します。

三崎港のバス停から地図を確認しつつ歩くこと3分ほど。

海南神社の鳥居が見えてきました。

到着です。

 

ご由緒

ご祭神は、日本神話の神様である天児屋根之命之(あめのこやねのみこと)の子孫であると伝えられている、藤原資盈公(ふじわらのすけみつこう)、資盈公の后である盈渡姫(みつわたりひめ)、土地の神様である地主大神(じぬしのおおかみ)です。

創建は平安時代の前期、天元5年です。それより前、皇位継承争いに絡んで左遷された藤原資盈が、筑紫国(現在の福岡県辺り)に赴く途中、暴風雨に遭い漂流した末、三崎に着岸しました。その時に船の舵取りを司っていた家臣が「三郎」という人物で、彼を祀ったのが城ヶ島にある「楫の三郎山神社」です。

三崎に漂着した資盈はその後、この土地の長として立てられ、房総の海賊を平定し、漁業にも力を入れ、福祉にも努めました。人々からの崇敬も厚く、没後に祠が建てられ祀られたのが海南神社の始まりです。

最初に祠が建立されたのは、すぐ近くの花暮海岸と呼ばれる地で、海南神社の本宮として現在は本宮神社が鎮座しています。

それから約100年後、現在の地に社殿が建立され、三浦郡の総社となりました。

江戸時代の中期には、三浦半島の総鎮守となります。

境内には、源頼朝の手植えと伝えられる、御神木である雌雄二株の大きな銀杏があります。御神木の一部が龍の形をしていることから、龍神社としても祀られています。

源為朝をご祭神とする疱瘡神社、三浦七福神の一つである筌龍弁財天(せんりゅうべんざいてん)、天皇の食膳を司り、日本料理の祖神とされる磐鹿六雁命(いわかむつかりのみこと)をご祭神とする相州海南高家神社など、多くの境内社も祀られています。

小正月に行われる「チャッキラコ」は、国の重要無形民族文化財に指定され、ユネスコの無形文化遺産にもなっている、優美な踊りが奉納される神事です。

三浦半島の総鎮守として、古くから人々に崇敬されている神社です。

 

境内案内

三崎港のバス停に海南神社への案内があります。「食の神様」と書かれています。これは、日本料理の祖神とされる磐鹿六雁命が祀られていることから、そう呼ばれているみたいです。

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バス停から住宅街を歩いて行きますと、前方に海南神社の鳥居が見えてきます。

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海南神社に到着です。バス停からは3分ほどでしょうか。鳥居の正面に立ちます。

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鳥居の手前には狛犬さん。こちらは左の狛犬さんです。

海南神社の左の狛犬

 

こちらが右の狛犬さん。どちらも可愛い感じの狛犬さんです。

海南神社の右の狛犬

 

一礼して鳥居をくぐります。青空が気持ち良いです。

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鳥居の先、左手には海南神社のご由緒。

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参道を進むとすぐ、池に掛かる橋です。

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池の手前、左手には境内社の疱瘡神社です。ご祭神は源為朝で、疱瘡に御神徳があるそうです。

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疱瘡神社と向き合うように、池の手前の右手には、境内社の御霊神社です。疱瘡神社も御霊神社も、後ほど参拝することにします。

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橋を渡ります。この池が、ご由緒に書かれていた御手洗池でしょうか。

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橋の先、右手にはでかい銀杏の木があるのが視界に入ります。

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さらに、橋の左手にも大きな銀杏がありました。

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橋を渡り切りますと、正面の拝殿、左手の神楽殿、右手の大銀杏、狛犬さん、目を惹くものがたくさんです。

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まずは狛犬さんにご挨拶。こちらが左の狛犬さんです。かなり古いもののように見えます。

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こちらが右の狛犬さんです。左より顔がはっきりしていますね。

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そして、右の狛犬さんの後ろに…龍です。龍神様です。その下にある祠は龍神社です。

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この龍神様は、銀杏の一部が龍のように見えているのですが、見れば見るほど龍にしか見えなくなってきます。僕も嫁も、しばらく言葉もなくこの龍神様を眺めていました。

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龍神様に心を奪われましたが、龍神社には後ほど参拝することに。龍神社の先に手水舎です。

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手水舎でお清めをします。小さいですけれど風情のある手水舎です。

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手水舎の向かい、参道の左手には神楽殿。

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神楽殿にはぐるっと神様の絵が掛けられています。こちらは日本武尊(やまとたけるのみこと)です。

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拝殿へと歩を進めます。

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左手には大きな磐鹿六雁命(いわかむつかりのみこと)の絵です。天皇の食膳を司り、日本料理の祖神とされる人物です。

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そして、右手には源頼朝が手植えしたと伝えられる、巨大な銀杏です。これは凄い。参拝後にじっくりと見ることにします。

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その先、参道の両側に灯篭があり、下には「魚」と入っていてびっくり。

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木々の緑の中に、赤い拝殿が映えています。

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拝殿の正面に立ちます。綺麗です。そしてたくさんの鈴緒が目を惹きます。

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鈴緒には名前が書かれていて、奉納されたもののようです。これだけあると、どれを引いて鈴を鳴らすのか迷います。

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赤の中には鮮やかな緑の龍。

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9月半ばの青空の下、無になって参拝します。

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境内を散策してみます。拝殿に向かい左手には鳥居があります。磐鹿六雁命をご祭神とする、相州海南高家神社の鳥居です。

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一礼して鳥居をくぐり、海南高家神社にも参拝。

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海南高家神社の右手には包丁塚があり、その先に石段が延びていましたので、行ってみます。

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石段の先には、左に赤い鳥居と、その先に小さな社も見えます。

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まずは石段の中ほどにあった稲荷社に参拝します。

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続いては石段を上りきった先、天照大御神をご祭神とする伊勢皇大神宮に参拝。

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二社への参拝を終え、来た道を戻ります。稲荷社の前辺りから下を見ますと、こんな感じです。二社とも意外と高いところにありました。

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再び海南高家神社の前を通り、今度は左手にあった小さな祠にも参拝します。ちょうど大きな磐鹿六雁命の絵の下辺りですね。

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拝殿前に戻ります。左斜め前からも拝殿を激写。

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拝殿に向かい右手には、社の中に白馬がいました。昔、神社の神馬が逃げ出し町内で死んでしまい、疫病が蔓延したので、白馬を奉納したところ疫病が鎮まったそうです。この白馬に祈ると、脚気や病気が治ると言われているそうです。

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その先には三浦七福神の一つ、筌龍弁財天(せんりゅうべんざいてん)のご由緒。

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白馬の脇には、境内社の金毘羅宮の鳥居です。

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金毘羅宮の鳥居をくぐり、山の中へと続く石段を上ります。

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石段を上りきったところに、一輪の彼岸花。絵になりますね。

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木々に囲まれ静かに佇む金毘羅宮に参拝します。

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金毘羅宮から境内を見ますと、こんな景色です。

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石段を下り、再び拝殿前に戻ります。拝殿を右斜め前からも激写。

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拝殿を背にすると、こんな感じです。

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大銀杏を見に行こうと思います。

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近付くとその大きさがさらにわかります。こちらが、社殿に近い側にある雌の銀杏です。源頼朝がこれを手植えしたのか~と、当時の様子にも想いを馳せたり。

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大きな木は見上げていると不思議な気持ちになってきます。こんなに大きな木でも、最初は小さな木だったんですよね。

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乳根と呼ばれる、お乳のような気根もでかいです。

海南神社の大銀杏

 

大銀杏の根もとには、焼きものの狛犬さんです。珍しいです。

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狛犬さんの隣りには、「産石(うみいし)」と書かれた、触れると子宝や安産に良縁があるという石がありました。

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こちらは、雌の銀杏よりも入口側にある雄の銀杏です。龍神様の銀杏です。根もとには、同じく焼きものの狛犬さんです。

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大きさだけで見ますと、雌の銀杏の方が遥かに大きいのですが、雄の方にはこの龍神様がいます。龍神社にも参拝します。

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龍神社の下には、力石と思われる大きな石も。

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二本の大きな銀杏を心ゆくまで眺め、池の入口にあった疱瘡神社と御霊神社にも参拝し、二本の銀杏の奥に見えたお稲荷さんに向かいます。

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鳥居をくぐり、お稲荷さんへ。こちらは豊受気比売大神(とようけびめのおおかみ)をご祭神とする福徳稲荷神社です。参拝します。周囲には小さな祠がいくつかありました。

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福徳稲荷から右手の先に社務所がありますので、御朱印を頂きに向かいます。

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こちらが海南神社の社務所です。奥では四匹の猫ちゃんが昼寝をしていました。社務所にて七つの御朱印を頂き、海南神社を後にしました。

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参拝を終えて

海南神社、行ってよかったです。

目を惹くものがあちこちにあり、もう大忙しでした。

中でもやっぱり、源頼朝が手植えしたと伝えられる大きな銀杏は凄かったです。樹齢約800年といわれる雄雌二本の大きな銀杏。その存在感は圧倒的です。

特に社殿に近い側にある雌の銀杏が巨大です。正面に立って眺めたり、下から眺めたり、角度を変えて眺めたり。空に向って巨大な銀杏が聳えている景色を見ていると、大きな海を前にしているのと近い感覚にもなります。

巨大な雌の銀杏には、乳根と呼ばれるお乳のようになっているところがたくさんあるのですが、これもまた不思議な形をしていて、目を奪われてしまいます。お乳が足りなくて困っている女性が祈りをこめてこの乳根に触れると、お乳が出るようになるとも言われているそうです。

大きさでは雌の銀杏が圧倒的に大きいのですが、それより鳥居側、手前にある雄の銀杏には、なんと龍がいたんです。

銀杏の一部がまさに龍の形をしていまして、一度そのような目で見てしまうと、もう龍にしか見えなくなるんですよね。

僕も嫁も辰年の生まれでして、勝手に辰に縁を感じているというのもあり、龍が大好きなんです。これまで使った御朱印帳も、ほとんどは龍が描かれているものです。完全に絵柄で選んでるのですが。僕は着るものとかも龍の柄とかけっこう好きで、この日も龍の靴下をはいていました。そんなふうに龍が大好きな僕たちですので、境内に龍がいるだけで、自然とテンションが上がってしまうんです。

しかもこの海南神社には、大きな銀杏の龍。その下には龍神社。

これはもう興奮するなというのが無理です。

龍と一緒に、何枚も記念撮影をさせて頂きました。ありがとうございます。

また、銀杏の足もとには、雄雌それぞれに焼きものの狛犬さんがいまして、それもかなり珍しいものではないかと思います。僕は一度だけ、品川神社で備前焼で造られた狛犬さんを見ているのですが、焼きものの狛犬さんはそれ以来二ヶ所目かもしれません。

大きな銀杏や龍の印象がとても強くはあったのですが、もう一つ鮮明に印象に残ったものが。

それは社殿です。

赤を貴重とした建物で、とても綺麗なんです。

そして拝殿には鈴を鳴らすための鈴緒が何本も垂れ下がっているのが目を惹きます。これだけたくさんの鈴緒があるのは、僕はおそらくここで初めてみたのではないかと。それぞれの鈴緒には名前が書かれていましたので、奉納されたもののようです。

他では見ないものですし、とっても素敵なのですが、実際にお参りをする際には、どの鈴緒を引いて鈴を鳴らすべきか迷います。遠めにもたくさんの鈴緒が垂れているのがわかりますし、赤い社殿とのバランスも良く、建物が全体として記憶に残りました。

おそらくこの後、海南神社を思い浮かべるときには、たくさんの鈴緒が垂れた拝殿の正面か、もしくは銀杏の龍神様が、まず記憶から呼び起こされるのではないかと思います。

他にも、神楽殿に掛けられた絵や、少し山を登って参拝する稲荷社と伊勢皇大神宮、一輪の彼岸花が綺麗だった金毘羅宮、日本料理の祖神とされる磐鹿六雁命の大きな絵など、本当に見どころがたくさんありました。

灯篭に「魚」の文字が入っていたのも珍しく、港町ならではの神社だな~と。

一つ悔やまれるのは、社殿前の狛犬さんを撫でなかったことです。自分の病んでいる部分を撫でると良くなると言われている狛犬さんだったようで、後からそれを知りました。撫でたかった…。

しかしながら、悔やまれるのはそれくらいなもので、あとはもう大満足です。

海南神社の神事である「チャッキラコ」というのも、どんな踊りなのかいつか生で見てみたいですけれど。

こちら、YouTubeにアップされている、三浦市観光PRのチャッキラコの動画になります。

きっとチャッキラコのときは、この辺りは多くの人で賑わうんでしょうね。

この日は僕たち以外ほとんど他の参拝者の姿もなく、境内は終始静かでした。大銀杏や龍神様なども、かなり時間を掛けてじっくり眺めさせて頂きました。

授与所では、本当に七つも御朱印を頂けるのか半信半疑で聞いたところ、七つあるとのご回答。

せっかくですので、七つ全部頂きました。

古くから三浦半島を守ってきた海南神社。参拝できてよかったです。

この後僕たちは、ランチ前にもう一ヶ所、地図で近くに見つけた、海南神社のはじまりの地とされる本宮神社へと向います。

 

御朱印

海南神社では七つの御朱印を頂くことができますので、一つずつ紹介していきます。

こちらが海南神社の御朱印です。

海南神社の御朱印


続いて、三浦七福神の一つ、筌龍弁財天の御朱印

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こちらは、神事であるチャッキラコの印が捺された御朱印

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こちらは、磐鹿六雁命をご祭神とする相州海南高家神社の御朱印

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海南神社は、「秋の七草寺社巡り」の萩の宮でもあります。こちらはその萩の宮の御朱印です。

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こちらは福徳稲荷神社の御朱印です。

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こちらは龍神社の御朱印です。

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※追記

現在は上記の他、境内社の金毘羅宮の御朱印も頂くこことができますので、全部で8

つです。また、夏詣でなど季節限定のものも追加されているようです。

 

御朱印の受付時間

御朱印とお御守りを頂ける時間は、8時から17時までです。

(※お時間やご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は神奈川県三浦市三崎4-12-11です。

海南神社の公式サイトはこちらです。
http://kainan.server-shared.com/

 

電車

京浜急行「三崎口駅」からバスで約20分。

2番乗り場より「城ヶ島行き」or「通り矢行き」or「浜諸磯行き」に乗り20分ほど、「三崎港」バス停で下車し、徒歩3分です。

 

駐車場

境内に10台ほど停められる駐車場があります。特別な日でなければ、問題なく駐車できるかと思います。

 

周辺のパワースポット

 

三浦市の神社一覧

僕が参拝した三浦市の神社一覧です。