神社と御朱印、ときどき寺院

美しき日本の神社をご案内。

伊勢神宮と周辺の神社巡り。御朱印・順路・所要時間などを全解説
箱根の神社巡り。三社参りと御朱印のご案内。
高千穂の神社巡りと御朱印の解説をどこよりも詳しく。
戸隠五社巡りの御朱印と順路。見どころや所要時間も解説

本社三島神社(台東区/寿)の御朱印と見どころ

本社三島神社の紹介

台東区寿にある本社三島神社の参拝レポートです。

読み方は「ほんしゃみしまじんじゃ」です。寿三島神社(ことぶきみしまじんじゃ)とも称されています。元寇で活躍した武将、河野通有(こうのみちあり)が創建したといわれる神社です。台東区に三つある三島神社のうちの一つで、田原町駅から徒歩すぐです。

序文に続き、ご由緒、境内案内、見どころ、御朱印、アクセスの順で紹介していきます。

寿の「本社三島神社」へ

この日は朝から嫁と二人で台東区の神社巡りをしていました。「台東区神社マップ」という地図がありまして、それを参考にしての神社巡りです。

こちらのブログで台東区の神社を紹介する際には、かなりの頻度でその神社マップも掲載しているのですが、今回も例に漏れずにまずはその紹介から。その方が何かとわかりやすいかと思いますので。

こちらが台東区神社マップです。

僕たちは以前にも一度台東区の神社巡りはしているのですが、神社マップには全部で26社もの神社が掲載されていますので、とても一度では回り切れません。おそらく4~5回は来ないと無理なのではないかと。ですので今回も、以前回り切れなかった神社にできる限り参拝するという予定です。

浅草橋駅からスタートし、北上して行くルートで、稲荷町駅の近くにある下谷神社を折り返し地点にして、また浅草橋駅に戻る流れです。

下谷神社には以前も参拝しているのですが、新たに限定の御朱印を頂けるということで、そちらを頂きつつ、また、御朱印帳も購入したかったにので、再訪することにしました。

そして順調に神社を巡り、お昼くらいには折り返し地点である下谷神社に到着。限定の御朱印を頂き、かっこいい龍の御朱印帳も購入し、目的をまた一つ達成しました。

そこから再び他の神社を回りながら浅草橋駅を目指します。

まずは下谷神社から歩いて10~15分ほどの距離にある本社三島神社へ。

台東区には、三島神社という社名の神社が三つあります。神社マップにも三社掲載されています。これから訪れる本社三島神社と、入谷駅近くにある三島神社、そして鴬谷駅の近くにある元三島神社です。

僕たちは以前の神社巡りで、入谷駅近くの三島神社を訪れていますので、本社三島神社が二つ目の三島神社となります。

下谷神社より、浅草通りという大きな通り沿いを東に進み、これまた国際通りをいう大きな通りを越え、地図を頼りにその先の路地を入ると…鳥居が現れました。

本社三島神社に到着です。

 

ご由緒

ご祭神は、日本神話の神様であり、山と海を司る大山祇命(おおやまづみのみこと)です。

創建は、鎌倉時代中期の弘安年間です。モンゴル帝国による日本侵攻である元寇の際、伊予の水軍を率いた河野通有(こうのみちあり)が、伊予国(現在の愛媛県)の大山祇神社に戦勝祈願をし、戦いに勝利します。その後夢の中に神のお告げを得て、上野の山中にあった河野氏の館に分霊を勧請したのがはじまりと伝えられています。

江戸時代前期の慶安3年に、幕府により立ち退きが命じられ、現在の台東区根岸にあたる金杉村に遷座、さらに中期の宝永7年には現在の地に遷座しています。

台東区には三つの三島神社(三島神社、本社三島神社、元三島神社)があるのですが、元々は一つだった三島神社が、遷座に伴い新たに創建された形です。元三島神社は、金杉村から遷座する際に、金杉村の氏子が取り残されてしまうため創建され、下谷の三島神社も元の氏子のために創建されています。

大正の関東大震災、昭和の戦災で社殿が焼失してしまいますが、その都度再建され、昭和47年に造営されたものが現在の社殿です。

 

境内案内

浅草通りと国際が交わる交差点から、少し路地を入った場所、こちらが本社三島神社の入口です。

f:id:inudenchi:20161112152437j:plain

 

一礼して石鳥居をくぐり境内へ。鳥居の先にすぐ石段で、その上に社殿が見えます。少々変わった造りです。

f:id:inudenchi:20161112152452j:plain

 

石段を上ると社殿の全体像がわかります。周囲は高いビルに囲まれています。

f:id:inudenchi:20161112151514j:plain

 

社殿の前には狛犬さんです。こちらは左の狛犬さん。小柄ですが特徴的な容姿で可愛らしい狛犬さんです。

本社三島神社の左の狛犬

 

こちらは右の狛犬さん。どちらも可愛いです。少し沖縄のシーサーに似ていますね。

本社三島神社の右の狛犬

 

暖かな日差しの中、参拝させて頂きます。。

f:id:inudenchi:20161112152600j:plain

 

境内を散策してみます。広くはないのですが、屋上のような場所で開放感があります。社殿の左には境内社。

f:id:inudenchi:20161112152618j:plain

 

境内社にも参拝。鳥居の扁額には「石稲荷大明神」と「髪稲荷大明神」とありました。僕はじゃっかん薄毛に悩んでおりますので…髪稲荷がなんだか気になります。

f:id:inudenchi:20161112152638j:plain

 

境内社の奥に社務所の入口らしき扉がありました。

f:id:inudenchi:20161112152654j:plain

 

誰もいなそうな雰囲気だったのですが、呼び鈴を押したところ、ご対応頂けました。御朱印も頂くことができました。

f:id:inudenchi:20161112152729j:plain

 

こちらは社殿を左斜め前から。

f:id:inudenchi:20161112152741j:plain

 

日向ぼっこがてら、境内で少しのんびりと過ごした後、本社三島神社を後にしました。

f:id:inudenchi:20161112152812j:plain

 

参拝を終えて

本社三島神社は、とても特徴的な神社でした。境内がまるで屋上のような場所にありまして、それが不思議な感じがするんです。

この日の朝は雨が降っていて、僕と嫁が浅草橋駅から神社巡りを始めた時点では、まだ雨が上がったばかりでした。天気も曇り空で、11月初旬だったのですが、気温もだいぶ低く寒かったです。

そんな中いくつか神社巡りをして、こちらの本社三島人神社に辿り着く頃になると、ようやくお日様が姿を現して、日向は暑いくらいになってきました。

そして、この本社三島神社の境内が、日当たりがめちゃめちゃ良いんですよ。

まさに屋上にいる感じです。周囲はけっこう高いビルに囲まれているのですが、社殿や境内はおもいきり陽に照らされていて、少し汗ばんでしまうくらいの陽射しでした。

他の参拝者の方も誰もいらっしゃいませんでしたので、嫁と二人でのんびり日向ぼっこをさせて頂きました。

境内自体は広くはないものの、屋上ぽいロケーションで開放感があり、居心地が良くて。

社殿も何気に印象に残る建物でした。コンクリート造りで派手さはないものの、色合いが淡くて柔らかい感じがするんですよね。さらには周囲のビルとも調和してるように見えちゃいましたし。

秋の気持ちいい陽射しゆえに、全てがいい感じで見えたのかもですけど。

狛犬さんも特徴的でした。沖縄のシーサーに似ている狛犬さんで、このタイプは僕は初めて見ました。小ぶりで可愛かったですね。

社務所に人の気配が全くなかったので、御朱印は半ば諦めつつ呼び鈴を押したのですが…予想に反してご対応頂けました。勝手にご不在かと思ってしまっていたので、びっくりしちゃいましたもの。

日向ぼっこもできましたし、御朱印も頂けましたし、ご満悦の状態で本社三島神社を後にしました。

本社三島神社、参拝できてよかったです。

台東区には全部で三つの三島神社があり、そのうち二つに参拝させて頂きましたので、残る一つ、元三島神社にもいつか足を運びたいと思います。

続いては、近くにある諏訪神社へと向かいます。

 

御朱印

こちらが本社三島神社の御朱印です。

本社三島神社の御朱印

 

御朱印の受付時間

御朱印とお御守りを頂ける時間は、午後の時間帯とのことですが、ご不在の時も多いようですので、確実に頂きたい方は事前に電話確認をした方がよいかと思います。社務所の電話番号は「03-3843-5284」です。

(※ご対応等変更になる場合もございますので、ご注意ください。)

 

アクセス

住所は東京都台東区寿4-9-1です。

本社三島神社の公式サイトはありません。

 

電車

銀座線 「田原町駅」から徒歩2~3分。

2番出口を出て真っ直ぐ進み、大通りを渡り、最初の路地を右折、次の路地を左折です。

大江戸線 / 浅草線 「蔵前駅」から徒歩6~7分。

大江戸線ならA5出口、浅草線ならA4出口です。

各線「浅草駅」から徒歩6~7分。

 

駐車場

参拝者用の専用駐車場はありません。近くにコインパーキングがいくつかあります。

 

周辺のパワースポット

 

台東区の神社一覧